参考:本物の「ETC利用照会サービス」HP記載の注意文
https://www.etc-meisai.jp/caution/caution_phishing.html
2011年某日、日本からアラスカの蟹を求めて、移動距離 全長約11,131kmもある遥か彼方のベーリング海アリューシャン列島へ赴きました。そこでであったのは、目を奪われる程の自然の神秘!私はただただ、圧倒されるだけでした。
ここはテレビなどでも取り上げられている、「アリューシャンマジック」の起こる海域です。
アリューシャンマジックとは・・・ニシンの大群や、数千万羽の海鳥、数百頭ものクジラが水平線を見渡す限り埋め尽くす・・・生き物の大集合。数十キロ四方を生き物たちが覆い隠し、わずか数時間で静かな海へ戻る様から魔法のような現象のことです。
↑ひょっこり顔を出す、野良アザラシ達。自然がいっぱいです。
数年前まで、この海域においては、漁獲可能量は漁師の早い者勝ちでした。その為、かなり無茶な操業が横行していたようです。無理がたたり、荒れ狂った海に落ちる漁師も続出、極寒の荒れた海に落ちると2秒で気を失い、そのまま亡くなったと言われています。
↑蟹カゴ: エサとなる魚を入れて、沈める。入った蟹は、入り口のトゲトゲにより出れない仕組みになっています。
↑水陸両用セスナ: カニ加工場の場所によっては、セスナに乗ることになります。少々心細い大きさで、海水面への着陸時には、強烈な衝撃と共に水まで入ってくるのだとか。
アラスカの新鮮な蟹とご対面!
今年のアラスカ産ズワイガニは、身入りが良く甘みがあり、サイズも大型で非常によい状態です。 自分の目で見て、手でさわって、これなら太鼓判を押してお客様にお届けできる、と確信しました。 自信作です!
おかげさまで、今年は無事に良い蟹を確保できましたが、あと何年お客様に喜ばれる価格と品質でカニをお届けできるのか・・・。2~3年後にはアラスカ産ズワイガニが激減する可能性も噂され、世界的に進んでいる水産資源の枯渇や台頭するカニの消費国に韓国・中国も出てきている等、価格を形成する相場の先行きには、近い将来に暗雲がたちこめます。
それでも、私はカニの仕入れが出来る事への感謝、カニの販売が出来る事への感謝、美味しいカニを食べれる事への感謝を忘れず、一歩づつ確実な仕事をし、精一杯 励んで行こうと、アラスカの大自然を前に決意を固めたのでした。