創業三百六十有余年
町家に愛されて現在まで

はり清は江戸時代に入って間もない万治二年（1659年）、方広寺周辺や清水寺、鳥辺野を訪れる客のための小さな茶店として始まりました。
江戸中期の明和年間に播磨屋清七と称した当主の名より「播清（はり清）」の屋号を揚げ、以来三百六十有余年、京料理一筋で歩んできた老舗の名店です。

また、はり清の味をより身近に感じていただきながら、京料理や日本料理についてお客様と共に考え、実践するお料理教室も開催しています。
東京、広島、岡山、岐阜などの遠方から毎月通う方、ニューヨークやパリなど外国から学びに来られる方がいるほど人気の教室です。

料亭監修のおせちを敷居の高さを感じることなく、親しみを持って楽しんでいただきたいと考え、完成したのが「清祥」です。
「伊達巻」や「数の子」といった定番のお料理から、「鶏肉の利休焼き」や「祝い海老」といった山海の幸を盛り込み、年代を問わず喜んでいただけるような「黒糖ローストポーク」や「小鯛甘酢漬」など、さまざまな食材を取り入れ、家族揃ってお楽しみいただける内容に仕上がっております。

確かな素材に丁寧な味付け、奇をてらわぬ正味の料理を味わっていただきたい。歴史と伝統のあるおせちをお子様からご年配の方まで、食べやすく楽しめるおせちにしたい。その想いから正統派のおせちにこだわりました。また、より多くの方に「清祥」の味をお届けできるように、手に取りやすいお値段で提供させていただきます。
リーズナブルなおせち「清祥」で、日本の伝統文化に触れて佳き新年をお過ごしください。

京料理 はり清
十四代目当主　森本知行 氏