~安全な水遊びのために知っておきたい注意点【自然は偉大】~

■はじめに
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。「スタッフぐでぐで」は長期休暇を終えて、おせち料理の
販売準備に大慌てでございます。

さて、今回は水遊びに関する心得をご紹介したいと思います。
皆さまの中で「水遊び」とは何を連想いたしますか。海、プール、川、河、湖
などいろいろあるかと思われます。

「スタッフぐでぐで」は幼少のころより沖縄と広島で様々な水遊びを楽しみました。
これから水遊びを検討されている方に本記事が役立てばとっても嬉しいです。

 

■ダメな理由はちゃんとある
大前提として下記1.~4.は順守しましょう。

1.遊泳禁止の場所で泳いではいけません
禁止するには相応の理由があります。大半は事故が発生しているためです。
遊泳禁止の場所は人が少なくてラッキーなどと決して考えてはいけません。

2.飲酒(アルコール摂取)して泳いではいけません
お風呂ですら危険なのにそれ以上に注意が必要な水遊びはしないこと。
判断力が低下しているときに事故に巻き込まれると適切な対応ができません。
飲酒して自動車を運転しないと同じように水遊びもしない。

3.体調不良や疲れているときは泳いではいけません
仮に判断力は保持できたとしても体力が低下しているので、思わぬトラブルに
巻き込まれます。水遊びは自重しましょう。

4.子供に寄り添いましょう。
よく、「子供から目を離さない」ようにと注意喚起がありますが、それだけでは不十分です。
子供と一緒に行動してトラブルの際にはすぐにフォローできる体制づくりをしましょう。

 

■海水を知る(海で遊ぶなら知っておくこと)
1.潮の満ち引きがある(満潮、干潮)
科学的な説明は割愛しますが、時間帯によって水位が上下します。
事前に知っておかないと潮が引いているときには浅瀬でも、潮が満ちると
歩いて帰れなくなる場所があります。

2.天候による影響が陸上より大きい(強風、高波、落雷に注意)
陸より海に居るときの方が逃げ場がないので、天気が崩れる前に
海から出ましょう。波が高いときはそもそも海に近づかないようにしましょう。

3.離岸流
管理された遊泳場所で泳ぐ場合はそこまで心配不要ですが、何らかの理由で
巻き込まれることもあるかもしれません。知識としてご認識ください。

離岸流とは海岸付近で局地的に沖に向かって流れている潮流です。巻き込まれたら
慌てずに海岸と平行に泳ぎます。流れに逆らって岸に向かっても疲れるだけです。
沖向きの流れを感じなくなってから、岸に向かって泳ぎましょう。

泳ぎに自信のない方は、無理に泳ごうとせず浮くことに専念します。
海の場合は淡水よりも塩が含まれている分だけ重く、淡水よりも浮力が大きく作用
します。

 

■淡水1を知る(プールで遊ぶなら知っておくこと)
1.浮かない
淡水はそもそも海水より浮かないです。この違いは知っておきましょう。

2.天候による影響が陸上より大きい(強風、落雷に注意)
海と同様に逃げ場がないので、天気が崩れる前に出ましょう。

 

 

■淡水2を知る(川、河、湖で遊ぶなら知っておくこと)
1.浮かない
淡水はそもそも海水より浮かないです。この違いは知っておきましょう。

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ここまでは淡水1(プール)と一緒ですが、次からは淡水2(川、河、湖)
特有の事情となります。
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2.プールよりも天候による影響が大きい(強風、落雷、増水、急流、障害物に注意)
海やプール以上に逃げ場がないので、天気が崩れる前に出ましょう。

3.流れ(一定方向に向けての水流)がある
海やプールと違い一定方向へ向けた流れがあります。水流があるということは
水温が低いということです。場所によっては水風呂よりも冷たいです。

そして川、河、湖で管理された遊泳場所というのは極めて稀です。
正直に海やプールより難易度が高い(危険)と考えます。

4.危険なスポットが沢山ある
【早瀬】
流れの速くなるところ。足を取られて転倒してそのまま流されるケースがあります。

【川底】
管理されていない場所が大半なので、岩や流木の他に瓶や缶など怪我の元となるものがあります。

【淵】
川のなかで急激に深くなるところ。多くは川のカーブの外側にあるので
浅瀬から歩いていくと急に深くなり、溺れたり流されたりするケースがあります。

【急流】
淵の手前や大きな岩などの障害物の影響で川の流れが急激に速くなっているところ。
僅かでも水流の変化を感じたら、近づかないようにしましょう。

【不測】
川の流れはその時の水量や地形で変化するので、不変ではないです。(常に一定ではありません)

【中州】上流から流れた土砂などが堆積し、陸地となっている地形です。
増水時に取り残されることが多いので、長時間留まらないように。

5.
急に冷たくなる水(体が麻痺する)
躍層(やくそう)の存在は幼少時より水遊びを経験している方でも、どの程度ご存じでしょうか。
水温躍層(海洋や湖沼内部で、深さに対して急激に水温が変化する水面近くの層)
というワードは意外と知られていないような気がします。海でも発生しますが、湖
などの管理が行き届いていない場所で遭遇すると事故に巻き込まれやすいです。冷水を浴びると
体が硬直して一種の麻痺状態となります。水の中でこの状態に陥るのは大変危険となります。

 

■事故やトラブルに巻き込まれないためには
1.管理された遊泳場所で楽しむ
ライフセーバーや監視員が常駐しているところが望ましいです。
常駐でない場合、事故が発生しても救助までに時間が掛かる可能性があります。

2.天気予報を確認する
警報等が発令されている場合や悪天候が予想される時は水遊びは中止しましょう。

3.ライフジャケットか浮き輪を用意する
子供には必ず用意しましょう。流れ(一定方向に向けての水流)がある川、河、湖
では浮き輪ではなく、ライフジャケットを用意しましょう。

4.単独行動しない
複数人で行動していれば、単独行動でトラブルに巻き込まれる時より適切な対処がしやすくなります。
何らかの際に救援連絡ができます。

5.立入禁止区域に入らない
禁止するには相応の理由があります。自然の力を軽視してはいけません。

6.夕方、夜間は遊泳しない
この時間帯は他の遊泳客がおらず、ライフセーバーや監視員も不在のためです。
トラブルが発生した場合の対応が極めて困難なので、遊泳は明るい時間帯のみとしましょう。

7.遊泳時間の上限を決める
〇時から泳いで△時で遊泳をやめる。
プールの場合は夕方以降も照明ある場合は遅い時間でも泳げますが
海、川、河、湖で照明はないので△時の△には早めの時間を設定しましょう。

私が子供の頃に水遊びしていた時は
・10:00までに遊泳場所到着
・10:30までに休憩場所設営
・12:00まで遊泳その1
・12:00~13:30昼食と休憩
・15:00まで遊泳その2

途中のスケジュールは前後することありましたが、15時になったら遊泳終了だけは
厳守しておりました。着替え、片付けをして16時までには遊泳場所を離れるというスケジュールです。

8.「■ダメな理由はちゃんとある」で紹介した内容を守りましょう。
遊泳禁止の場所で泳がない、飲酒(アルコール摂取)して泳がない、体調不良や
疲れているときは泳がない、子供に寄り添う。これはとても重要です。

 

■事故やトラブルに巻き込まれるのは一部の人、私は大丈夫
リアリティが薄い、実感がわかない、しっくりしないと感じる方もいるかもしれません。

そんなときは
「岐阜県庁河川課(水政係)」でまとめた水難事故等に関するQ&A(よくある質問)
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/27330.html
をご覧ください。「スタッフぐでぐで」とは比較にならない程、危機意識をもった
内容が記されております。

 

■おわりに
いろいろ堅苦しい内容だったかもしれませんが、参考にできる部分は参考いただきまして
楽しい時間を過ごして素敵な夏の思い出を残しましょう。
水は人類に恵みを与えることもありますが、一方で大いなる災いをもたらすこともあります。
今後も自然とは「適切な距離」で接していきましょう。

さて、匠本舗では毎年8月からおせち料理の予約受付を開始しております。
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■おまけに

たまに旅人やっております。こちらのお写真は福井県

水島(みずしま)を訪ねた時のものです。

透明度の高い水質と周辺が鮮やかな青色で天候にも恵まれ、素晴らしい

景色に巡り合えました。限られた時期にしか上陸できないので、昨年と一昨年

は訪れることができませんでした。それだけに今年は上陸できて感動です。

 

 

今回の記事を担当したのは↓

スタッフぐでぐで

匠本舗 CS商品部

ぐでたまを愛でる社会に疲れた生き物です。
ときどき、なが~い休みをとって
人のいない静かなところに旅立ちます。