『火』が人類にもたらした様々な事象について【お料理も火を使います】

■はじめに
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『スタッフぐでぐで』です。
さて、日々の生活を営むうえで「火」と無縁な生活をしている方は極めて少数と言えるでしょう。

人類と火の歴史はかなり昔から付き合いがあります。皆さまが学校で習ったときと今の通説で違って
いる部分もあると思われますが、実ははっきりとした情報は今でもわかりません。というか昔過ぎて
痕跡が残っていないものと思われます。長く見積もって今から180万年前、短く見積もって20万年前
と諸説あります。国家の歴史とは比べ物にならないくらいかなり昔から関りがあったようです。

これだけ長い歴史があるなら、火事が発生しない仕組みも作ってほしいけど運用する側の問題なのかな?

 

■人類が二足歩行することで自由になった手を用いて火を利用する
学術的な話はカットして、火を手に入れたことで人類の生活様式がどのように変化したのかをここでは述べていきます。

1.火を使うことで調理方法が多様化して、タンパク質や炭水化物を摂取しやすくなった。

2.火を使うことで暖を取り、気温が下がる夜間でも活動できるようになり寒い場所でも生活できるようになった。

3.火を使うことで外敵(獣)から身を守れるようになった。

4.火を使うことで火災を引き起こし、人類が物的及び精神的に損害を被ることになった。
ときには生態系に影響する及ぼすことになった。

火は人類に恵みを与える一方で時には大きな災いをもたらし、土壌や大気などの環境を汚染する面もあります。
悪い面が目立ちすぎるなら後世まで火を伝えることはなかったでしょうから、恩恵の方が圧倒的に大きいということで
今日まで伝えられてきました。

匠本舗は様々な食べ物を販売しておりますので『1.』の部分についてもう少し補足いたします。

【1.火を使うことで調理方法が多様化して、タンパク質や炭水化物を摂取しやすくなった。】の補足
食べ物を切り刻み加熱処理することで食べやすくなります。つまり、食べ物の吸収にあたり胃腸への負荷は軽減
されるわけです。熱はでんぷんやタンパク質を変質させ、食べ物の持つ栄養価を大きく高めるので、食べる量の
わりにカロリー密度が高い食事を取れるようになりました。また、加熱は雑菌処理することに繋がるのでバイ菌
の体内への侵入を防ぐ一面もあります。

皆さま、ここ1ヶ月のお食事を振り返ってみてください。何らかの加熱処理をした食べ物を口に入れている方が
大半とお見受けいたします。美味しい料理を日常的に食べられるのは『火』の恩恵あればこそです。

 

■調理における『火』の種類

【キッチン調理における様々な『火』の種類】
とろ火・・・約140℃ 消えるギリギリ手前の弱火
弱火 ・・・約150℃ 火元と鍋底の半分くらいの炎の高さ
中弱火・・・約160℃ 弱火と中火の真ん中くらい
中火 ・・・約170℃ 鍋底に炎の先がわずかに触れるくらい
強火 ・・・約180℃ 鍋底全体に炎が広がって触れるくらい

【焚火調理における『火』の接し方】
キッチン調理と違って火力のコントロールが難しいので距離と調理機器で調整します。
鉄製のフライパンで手動にて距離を調整する他、トライポッドで上から吊るして遠火にする方法があります。
また、串に刺してくるくる回して全体を加熱処理する方法もありますね。

悲しいことに『スタッフぐでぐで』は調理スキルがありませんので火の種類の紹介に
留めたいと思います。強火でしか調理しないので。
※それでも火の恩恵はバッチリ受けております

 

■火の取扱いには細心の注意をお願いします
火は私たち人類に恩恵をもたらす一方で災いももたらします。いわゆる火事や火災というやつですね。
日本ではおおよそ1日100件のペースでどこかで火事が発生していることになります。

火事、火災の恐ろしいところは、自分は気を付けていても放火やもらい火などで被害を受ける可能性があることです。
家屋が密集している場所は、火事が起きると隣近所まで被害が及ぶこともあります。

「失火責任法」という法律がありまして、ほとんどの場合は火元に損害賠償を請求することができません。
明治32年に制定されたときは木造家屋が多く失火者に過大な責任を課してしまうとのことから
「火元が重大な過失により発生させた火事でない限り、損害賠償責任を負わなくてもいい」と定められたようです。

火事が発生すると火以外に煙も注意が必要です。火事で発生する煙には有毒な一酸化炭素が含まれています。吸込むと
やがて意識を失い、命を失う危険があります。

 

■おわりに
人類と火は切っても切れない関係というくらい密接に繋がっています。だからこそ、適切な距離で接することはとても
大事です。自然全般に言えることですが、ある面では恵みをもたらし、一方で災いももたらします。
扱う側が知識を得て『火』を上手く活用することで実りある生活を営んでください。

これから気温が少しずつ下がってくるため、今以上に火を扱うことが増えてくると思います。火事にお気をつけください。

 

■当店のおススメ商品をご紹介
普段はおせちやカニばっかり紹介しているので今回は加熱調理で食べられるこちらを紹介します。

【国産牛霜降り肩ロース 約1kg】

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肉は健康に生きていくために、必要不可欠な栄養素を豊富に含んでおります。
こちらの商品が栄養バランスのよい食事へ繋がりましたら幸いでございます。