皆様、こんにちは。
阿部と申します。
先日、大阪万博に行ってきました。
予約は1つもとれなかったので、4時間並んで【イタリア館】を見てきました。
イタリア館は大人気のパビリオンです。
中はどうなっているのかお伝えできればと思います。
大阪万博2025のイタリアパビリオンのテーマは「L’Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」です。
パビリオンの設計は建築家:マリオ・クチネッラ氏によるもので、イタリアの都市と社会的アイデンティティの典型的な場所を備えたルネッサンスの理想都市を現代的に解釈し設計されました。
テーマの「芸術」とは、イタリアが世界的に認知されている、美、創造性、文化「ノウハウ」の代名詞である「テクネ」という本来の最も広い意味で捉えます。
「芸術」は、私たちを過去から未来へと突き動かす感情的かつ理性的な原動力と考え表現されています。
なので、今回の万博ではイタリアの本物の「芸術」を直接見る事ができるんですね。
メインである展示がされているのは1階で、2階はオフィスとゲストエリア、3階はイタリアンガーデンとレストランとなります。
メインである1階は6個のエリアに分かれます。
①広場→入場前の待ち列があるのがここです。
②ポルティコ→スタンプ台などがあります。
③劇場→ここで映像を見ます。
④ビジターエクスペリエンス→メインの展示室です。
⑤多機能スペース→週替わりで展示内容が変わります。
⑥マーケット→ピザやジェラートなどが売っています。
イタリア館は予約のある人とない人で並ぶ場所が異なります。
予約のない人は大屋根リングの下の最後尾に並びます。
大屋根リングの待ち列が入り口に近づくと建物前にある屋根の下にいける人数だけ広場に案内されます。
炎天下で待つわけではないので、安心しました。
ここが過ぎると建物内には入れます。
ポルティコにはイタリアちゃんの像やスタンプ台などがあります。
ここに戻ってくることはできませんので、スタンプを押す方は必ず先に押しておきましょう。
ポルティコにはイタリアのガラス:ムラーノガラスを使った展示が1点あります。
展示の近くにはQRコードが必ずあり、作品の説明を見る事が出来ます。
https://www.salviati.com/en/news-en/salviati-a-osaka-for-expo-2025/
『サルヴィアーティは、建築家の隈研吾との独占的なコラボレーションを発表し「dieXe」シャンデリアと「Collezione Zero」花瓶コレクションの制作につながりました。
ヴェネツィアのムラーノ島にあるサルヴィアーティの炉で作られたこれらのガラス作品は、2025年4月13日から10月13日までイタリアパビリオンで展示されます』
説明を読むとどうして入り口にあるのかが分かりますね。
日本とイタリアのコラボだったんですね。
列に沿って進むとカーテンの奥に案内されます。
カーテンの奥には劇場が広がっています。
長時間外で立っていたので、クーラーの聞いた部屋で座れるのは嬉しかったです。
映像は3分ほどで、言葉はほぼなく画像でパビリオンの説明をしたものでした。
最後テーマである「芸術が生命を再生する」の文字が現れ映像が終了すると、画面が開けビジターエクスペリエンスが目の前に現れます。
スクリーンが動くと思っていなかったので、周りからは感嘆の声が聞こえます。
お待ちかねのエリアにやってきました。
中央にはイタリア館のシンボル「ファルネーゼ・アトラス」が鎮座します。
私は「ファルネーゼ・アトラス」が見たかったのでテンションが上がります。
しかし、せっかくなので端からゆっくりみて行く事にしました。
①入って右手にはイタリアの工業についての映像があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/danieli
『イタリアの大手企業Danieli(ダニエリ)社は、製鋼所のコントロールデスクを音響システムと統合したインスタレーションを展示しています。
これは日本からの依頼を受け、既存の製鋼所をより効率的かつ環境に配慮した生産設備へと再構築するためにイタリア産業界が貢献していることを示す一例です』
②斜め前には聖火が飾らています。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/olympic-and-paralympic-torches-milano-cortina-2026
『建築家カルロ・ラッティによってデザインされた、2026年ミラノ・コルティーナ冬季オリンピック2本の聖火が世界初公開され、イタリア館に展示されています。
これらはスポーツイベントを象徴するだけでなく、それに伴う地域インフラの発展という機会も象徴しています。』
③奥に進むとイタリアの風景が流れています。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/the-ministry-of-infrastructures-and-transport
『列車の窓を思わせる複数のビデオインスタレーションが、今後30年間でイタリアが推進していく公共インフラプロジェクトを象徴し、地域の景観やその利用の変化を表現します』
④映像エリアの手前には茶色の彫刻があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/unique-forms-of-continuity
『ボッチョーニの彫刻《Forme Uniche nella continuità(連続性の中の唯一の形態)》は、未来派運動を代表し、空間と速度に対する探求を示しています。
芸術・工学・科学の融合を象徴する作品です』
⑤その奥には実験施設の模型があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/divertor-tokamak
『1:13スケールモデル – ダイバータ・トカマク・テスト(DTT)
DTT(Divertor Tokamak Test facility)は、イタリア・フラスカーティのENEA研究所で建設が進められている核融合実験施設です。
DTT は核融合研究において主導的な役割を果たしており、発電所レベルの熱負荷に匹敵する熱流束における余剰エネルギーおよびプラズマ排気の革新的な除去方法を研究することを目的としています。
イタリアの核融合研究と産業界との伝統的な協力関係により、イタリア企業は20億ユーロ以上の供給契約を獲得しており、わが国のシステムはITER建設における主要プレーヤーの一つとなっています』
⑥入口左手にはイタリアの若者の映像が流れています。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/possible-future
『このビデオインスタレーションでは、世界各地から集まった20人の若者が登場し、それぞれが自分の「未来」について語ります。
4メートルの巨大スケールで設置されたスクリーンの前を訪れる来場者に向けて彼らは未来への視線を投げかけます。
これは若者の意見が軽視されがちである現状に対するメタファーであり、未来を担う世代の声に耳を傾ける必要性を訴えるものです』
⑦若者の映像の前には若き侍・伊東マンショの肖像画があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/portrait-of-ito-mancio
『この肖像画は、ヴェネツィアの巨匠ドメニコ・ティントレットによる作品で、若き侍・伊東マンショ(スペイン語名「マンチョ」のイタリア語化された名称)を描いています。
彼は、イエズス会によってカトリックに改宗し、1582年から1590年にかけてローマ教皇に謁見するためヨーロッパへ渡った4人の若き侍(天正遣欧少年使節)の一員でした。
この絵画は、その象徴的な意味から選ばれ、パビリオンの主要テーマである「未知への挑戦と異文化との出会い」を導入する役割を果たしています。世界を旅し、学び、見聞を広め、
異文化や異文明と出会いながら成長するために派遣されたこの若者たちは、アジアからイタリアへの最初の重要な探検的旅を象徴しています。
これは、後に知られる「グランドツアー」よりも早い時期に行われたものです。
1582年に長崎を出発し、リスボン、アリカンテを経て、リヴォルノ、ローマ、ボローニャ、フェッラーラ、ヴェネツィア、マントヴァ、ミラノ、ジェノヴァへと至り、イタリアの主要都市を巡りました。
彼らはローマで教皇グレゴリウス13世およびシクストゥス5世と謁見し、その後ナポリ、フェラーラ、ヴェネツィア、ミラノ、ジェノヴァを訪れ、1590年に長崎へ帰還しました』
隣には長方形のスクリーンがあり、伊東マンショの肖像画がどのように修復されたのかが説明されています。
昔と今を繋ぐ、現代の技術はすごいですね。
肖像画の裏にはサインがあり、本物だという事が分かります。
⑥その奥には目をひく白い心臓があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/circulatory-system
『本作は、創造性・技術・人体の関係性を探求する作品であり、芸術を「再生と解釈の手段」として捉える対話の一環となっています。
これは、本イベントのテーマ「私たちの生活のために未来の社会をデザインする」と完全に調和しています。
2017年に制作された《Apparato Circolatorio(循環器系)》は、心拍を芸術作品として表現する試みから生まれました。
ヤーゴは、まず粘土で心臓の形を作り、それをデジタル化し、心臓の動きを3Dアニメーション化しました。
このプロセスは30フレームに分けられ、それぞれが3Dモデル化されます。
その後、各モデルから石膏型を作成し、粘土を流し込んで焼成・釉薬処理を施しました。
その結果、生まれたのは30個の心臓です。
それぞれが異なりながら、一つの鼓動の動きを表現しています。
これらは円形に配置されており、円は「継続」と「無限」の象徴となっています。
始まりも終わりもなく脈打つことで、生命と創造の絶え間ない循環を喚起します。
さらにループ再生される映像が心臓の収縮を映し出し、展示空間全体を没入型の体験へと変えます。
彫刻が呼吸し、存在し、記憶として生きるのです。
「《Apparato Circolatorio》を通じて、固く動かない素材のように見える陶器でさえ、動き、脈打つことができることを示したかったのです。
創造力と技術の融合によって、この作品は永遠の鼓動へと変わります。
Expo大阪2025は、この探求を世界と共有し芸術と技術がどのようにして目に見えないものに形を与えるかを示す絶好の機会となります」(ヤーゴ)』
⑦心臓の隣には太鼓のようなものがあります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/pneumos
『オリアーナ・ペルシコ(1979年、レッジョ・カラブリア生まれ)は、サイバーエコロジストを自称するアーティスト兼科学者であり、環境に対する若い芸術家世代の深い感受性を体現する人物です。彼女の作品《pneumOS》は、環境・コミュニティ・ビッグデータを融合させ、AIを通じた新たなアート鑑賞の可能性を探求する、サイトスペシフィックな創造的インスタレーションです。
本作は、肺と楽器の中間に位置するようなサイバネティックな有機体、すなわち「計算する臓器」であり、イタリア館と共に呼吸しながら、来場者に「空気の質を感じ取る」という稀なインタラクションを促します。
作品は、5枚の音響膜と1つの呼吸袋で構成されており、気象観測所のデータを電気信号に変換し、欧州の基準値と比較することで、「呼吸の文法」を生み出します。これにより、観客は音楽や袋のリズムを通して空気の質を理解できる仕組みとなっています。この作品は、大気環境の悪化が進めば「死ぬ」こともあるものです。
コンセプト
「pneumOS―空気の知識はオープンソース」は、ラヴェンナ市の空気の質に関するデータによって動かされるインタラクティブな作品です。
肺と楽器の中間のようなこの作品は、都市と共に呼吸するサイバネティックなオルガンであり、住民たちに空気の健やかさへの新たな感受性を育む、稀有なインタラクションの形を促します。
pneumOS では、空気に関するオープンデータが単なる技術的現象にとどまらず、体験として感じられます。
芸術を通して、文化的・詩的・感覚的・広範な新しいアクセスの形が、市民に空気と環境を知り、それを大切にすることを可能にし、未だかつてないデジタルな共感を育んでいきます。
<オルガンの構造と表現的ふるまい>
呼吸袋と5つの音響膜で構成されたこのオルガンは、3つの気象観測所のデータを電気信号に変換し、国際および欧州の基準(EAQIおよびISPRA)と比較します。
これにより、「呼吸の文法」が生成され、鑑賞者は空気の質を感覚的に知り、解釈することができます:
●空気がきれいなとき、呼吸バッグのリズムは落ち着いて深く、音響膜の音も調和的で穏やかです。
●汚染が進むと、バッグのリズムが速くなり、音は鋭くせわしなくなります。
<唯一性と再現性>
ラヴェンナ市の依頼でアーティストのオリアナ・ペルシコが構想したpneumOSは、グローバルかつ超地域的次元、芸術と革新、データ共有、そして空気に関する知識をめぐる新しい実践と新しい都市的実践・儀式の出現を包摂する、相互接続された生命体のような存在です。
オープンな規格とプロトコルに基づいて設計されており、このオルガンは時とともに進化し、世界中どこでも設置・展開可能な作品です。
生命の生態系が教えてくれるように、それぞれ異なる「呼吸」が生まれていきます。
ラヴェンナは、このオルガンが初めて「生命」を持つ都市環境です。
アーティストとそのチームは、市民、研究者、教育者、学校、アーティスト、そして行政機関を巻き込みながら、作品の進化に共に取り組み、このプロジェクトの根幹である「都市の呼吸のオープンソース文法」を共創していくことを目指しています』
⑧一番奥には地図があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/italian-space-agency
『イタリア宇宙機関(ASI)は、インタラクティブなマルチメディア展示を通じて、同機関が開発・出資した衛星や宇宙インフラの3D仮想モデルの閲覧・操作を可能にしています。
壁面のLEDウォールには、地球観測衛星PRISMAおよびCOSMO-SkyMed、そしてアルテミス計画におけるイタリアの貢献の一部である月面居住モジュールMPHの3Dモデルが投影されます。
来場者は、タッチスクリーン技術を搭載した透明なO-LEDパネルを使って、各モデルを動かして詳しく見たり、背景の大きなLEDウォールに表示される関連コンテンツ(ビデオ、画像、テキスト)をより深く体験できます。』
⑨最後、中央には「ファルネーゼ・アトラス」があります。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/farnese-atlas
『《ファルネーゼのアトラス》は、西暦2世紀(アントニヌス朝時代、約150年頃)に制作されたとされる、唯一無二の作品であり、複製は存在しません。
この彫像は、背中を長いマントで覆い、膝を曲げ、体を屈めながら、両手で天球を支える力強いアトラスの男性像を表しています。
精巧に彫刻された球体は宇宙を象徴しており、当時知られていた天文学的概念に基づき、星座、黄道十二宮、四方位、天と地が刻まれています。
《ファルネーゼのアトラス》は、天文学および科学研究に大きな影響を与え、プトレマイオスの理論を広めたことで、16世紀オランダの最初の天球儀のデザインのモデルとなり、後世の科学者たちの重要な参考資料となりました。
天球には、南北の星座と黄道十二宮が動物や人間の姿で表現されており、南極圏と北極圏の円、赤道、黄道、極を通る子午線など、6mmの浮き彫りで詳細に刻まれています。
16世紀以来高く評価されていたこの作品は、1562年にアレッサンドロ・ファルネーゼによって取得され、ローマのファルネーゼ・コレクションの一部となりました。1550年から1560年の間に修復され、ファルネーゼ宮殿の「アトラスの間」と呼ばれる部屋に設置されていましたが、1786年にブルボン家の支配下でナポリに移されました。
それ以来、ナポリ国立考古学博物館に展示されています』
彫刻ってすごいですね。
表情や血管までとても細かく彫られています。
何年も前のものがこんな風に残っているんですね。
アトラスについてはイタリア館のHPにより詳しい内容が記載されています。
気になる方はそちらも見てみてくださいね。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/fuaruneseatorasu
上を見上げると飛行機の模型があります。
いくら探してもQRコードが見当たりません。
スタッフさんに聞くと、模型以外すべて本物で模型だけQRコードがないとの事でした。
天井にある模型は1920年に100日かけてイタリアから日本までやってきた飛行機の原寸大模型だそうです。
昔は100日かかった距離が今では14時間くらいで行けるようになるなんて進歩とはすごいですね。
イタリア館はバチカン市国と合同で開催されています。
ビジターエクスペリエンスの右奥、アトラスの隣には聖座の展示があります。
「復活したキリスト」
『ミケランジェロ・ブオナローティの彫刻。
この堂々たる像は、1514年にローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会のためにメテッロ・ヴァリからミケランジェロに依頼されたキリスト像の一作目であることが今日確認されています。
作業中にキリストの顔に黒い血管が浮き出てきたため、彫刻家はこの大理石を放棄し、後にヴァリに贈りました。
1607年、この作品が美術品市場に出回ったことを証明する数通の書簡が残されるまで、この作品に関する記録はすべて失われています。
1638年、ヴィンチェンツォ・ジュスティニアーニが建設したジュスティニアーニ宮殿の彫像目録には、この彫像が収録されています。
ジュスティニアーニは未完成の大理石を購入し、彼が信頼する彫刻家(おそらく若きジャン・ロレンツォ・ベルニーニ)によって完成させました。
1644年、バッサーノ・ロマーノのサン・ヴィンチェンツォ・マルティレ教会の文書にこのキリスト像が登場しますが、これは生前、この教会の設計を担当していたヴィンチェンツォ・ジュスティニアーニの養子がここに持ち込んだものでした。』
復活したキリストもイタリア館のHPに設置や除幕式の様子がありますので見てみてください。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/fuhuoshitakirisuto-mikeranshiero
「復活したキリスト」の隣には入り口があり、奥には暗い部屋があります。
進むと今度は「キリストの埋葬」が飾られています。
「キリストの埋葬」はミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョによって、ローマにあるオラトリオ会の教会サンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラの
ヴィットリーチェ後援によってピエタ礼拝堂の為に作成されたそうです。
復活と埋葬、宗教的にどちらも深い意味のある芸術品なんですね。
「キリストの埋葬」が飾られた部屋を抜けると多機能スペースに着きます。
ここは週替わりで展示が異なります。
私が行った時は、イタリアの風景が映像で流れていました。
多機能スペースの裏に進むと「レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿」が飾られています。
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/artworks/codex-atlanticus
『《アトランティコ手稿》は、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の現存する最大の素描および文書コレクションであり、ヴェネランダ・ビブリオテカ・アンブロジアーナに所蔵されています。
Expoの全期間にわたり、保存上の理由から定期的な入れ替えを行いながら4枚のページが展示されました。
展示されたページは、1119枚以上の手稿の中から科学的・芸術的な重要性を考慮して選ばれたものであり、レオナルドの思考を探求する貴重な手がかりを提供しています。
彼の科学、芸術、工学を横断する自由なアプローチは、イタリア館の展示全体の出発点であり、結びつきを形成する要素となっています。
各ページは、比類のない才能と尽きることのない好奇心を証明するものであり、ルネサンスの精神が研究を動かし、現代の思考や創造性にも影響を与え続けていることを示しています。
ここに展示された2枚のページには、それぞれ「金箔職人の道具」と「手回し糸車」が描かれており、イタリアと日本の文化的伝統を結びつけるものとなっています』
こちらの展示は通路に置かれているため「立ち止まらずに進みながらご覧ください」とスタッフさんに言われます。
名残惜しく通り過ぎましたが、写真はいっぱい撮りました。
最後は、日本に訪れたイタリア人の紹介やイタリアが取得している特許商品の紹介などがあり、1階の展示は終了です。
階段を上がると3階の屋上に着きます。
庭を進むとまた階段があり、1階に降りる事が出来ます。
階段の下にはグッズショップがあり、イタリアのチョコやパスタ、コーヒーなどが販売されています。
イタリア館のキャラクター、イタリアちゃんのぬいぐるみやカメオと呼ばれる装飾品も売られていました。
ショップの中に出口があるので、そこから外に出られます。
外にも彫刻があり、進むとフードのショップがあります。
フードは展示とは別に並ぶところがありますので、ご注意ください。
見ごたえバッチリで、写真を撮ったりQRコードを読み込んで説明を読んだりしていると結構時間が経っていました。
展示品の内容が分かれば分かるほど、楽しいパビリオンでした。
週替わりで展示が分かるというのも、その時だけの特別に出会えて素敵ですよね。
もしイタリアパビリオンに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非行ってみてください。
—2025年大阪・関西万博【EXPO2025】の詳細はこちら—
公式サイト→https://www.expo2025.or.jp/
—2025年大阪・関西万博【イタリア館】の詳細はこちら—
公式サイト→https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/itariaguan
—美味しい日本の「おせち」を買うならこちら—