【関西初開催】子どもの気持ちが“体感”できる展示|もっと!こどもの視展に行ってきた


4歳と2歳の2児子育てに奮闘中
の スタッフMATSUです★☆

子育て中は、こんなことありませんか?
●「なんでこんなこともできないの?」
●「なんですぐ飲み物をこぼすの?」

大人も子どもだったはずですが、子どもの頃の感覚や気持ちは忘れがち。
大人になってから“子どもの視点”を思い出すのは意外と難しいものです。

そこで出会ったのが、まるで本当に子どもになったかのように体験できる展示イベント
【もっと!こどもの視展~こどもになる12の体験~】です!
※すでに終了していますが、次回お住まいの地域で開催される際にはぜひチェックしてほしい内容です。

 こどもの視展って何?

  • 「こどもの視点ラボ」が開発した研修をもとに作られた体験型展示
  • 子どもになって世界を見ることで、親子関係や子育て環境を見直すきっかけになる
  • 2023年にグッドデザイン賞受賞
  • 12の体験で、子どもの世界の見え方や感じ方をリアルに体感

こどもの視点ラボとは何?

こどもの視点とはどんなものかを真面目かつ楽しく研究しているラボ
こどもへの理解を深め、親と子、社会とこどもの関係をよりよくしていくことを目指して活動

体験できる12の“こども視点”

ベイビーヘッド

赤ちゃんの頭は大人換算で約21kg!
身長の約4分の1、体重の約30%と言われており、意外と重たいんです。


会場では約20kgの重りを持つ体験ができました。
大人でいうと、この重さが頭の重さ。
これを首にのせて歩くと、すぐ転んでしまうのも納得!

ベイビーボイス


赤ちゃんは泣くことでしか自分の気持ちを伝えられません。
「なんでこんなに泣くの…?」と悩むこともありますよね。

我が子なのに泣いている理由が分からなくて悩むお母さんもよく見ますが
泣いてる理由が分からない事があるのは普通!

”泣く理由が分からないと悩むのは、分かろうとしている証拠。
我が子を理解したいと願う、良い親の証だと思う。”
と書かれていて救われた気持ちになりました。

2歳の朝食


子どもの手で扱うコップや食器は、大人の約2倍のサイズ!
大人は物を握る経験が豊富ですが、赤ちゃんや小さな子どもにとっては
「持つ」「握る」経験自体が初めてです。

会場では、2倍サイズのコップや牛乳を持って体験しました。
飲み物を入れようとしてこぼしてしまう気持ちがリアルに理解でき、
子どもって大変なんだな~と実感。

いとちゃんの30分


子どもは1日の「できごと」の数が大人より圧倒的に多く、
時間の感じ方も大人とは違います。
子どもにとっての時間は時計ではなく、新鮮な体験の数で測られているため、
子ども時代の方が1日が長く感じられるそうです。

「早くして」と伝えても、子どもには時間の長さが分からず、ただ怒られている感覚になってしまいます。
そのため、やってほしいことは「1回だけ」や「どっちが早いか競争!」など、体感や遊びで伝えると理解しやすくなるそうです!

会場では、いとちゃん(4歳)の30~40分の行動を定点カメラで撮影した写真を展示。
大人よりも圧倒的に多く動き回る様子が可視化され、
子どもは短時間でも多くのことを感じ、学んでいることがよく分かりました。

4mの大人たち


子どもにとって、大人は自分の約2.4倍の身長!
大人の2.4倍はキリンと同等の432cm!


VR映像を使った体験では、子どもが大人を見上げる視点をリアルに体感。
大人は4m級の巨大生物!この巨人に見降ろされながら怒られると
内容よりも恐怖が勝つことがよく分かります。

体験から分かったポイント:
怒るときは、子どもから一旦離れて深呼吸をしてから。
叱る時間は60秒以内に。
泣いているときは、子どもにはほとんど何も伝わらない。

この体験を通して、怒るよりまず共感・受け止めることが大切だと実感しました。

大人ランドセル


子どもにとって重すぎるランドセルは、今も問題になっています。
大人は「自分も子どもの頃は背負っていた」と言いますが、実際に背負ってみると、
大人の体感で約18.9kg!

アメリカの研究では、背負う荷物は体重の10%以下が望ましいとされています。


久しぶりにランドセルを背負うと、立ち上がるのもやっとで、
体操服袋や絵本、水筒を入れるとさらに重くなり、身体が地面に沈む感覚に。

これを毎日、暑い中背負って通学している子どもたち…
思わず毎日の送り迎えをしてあげたくなる体験でした。

2歳でウォーク


大人の歩幅は、2歳児の約2.2倍!
こどもに合わせてゆっくり歩く程度でも速さは時速7.7km!
これは大人の早歩きを超える軽いジョギング並み。
お散歩のつもりでも、2歳児は実はずっと小走り状態なんです。


会場ではランニングマシーンを使って体験。
映像のお母さんは普通に歩いているけど、小走りじゃないと
付いていけない状況にびっくり。数分の体験でもかなり疲れました(笑)

ベイビーアイ


赤ちゃんの見え方は、大人とは全く異なります。
新生児の視力は約0.02程度で、3歳児でも1.0程度しか見えていません。

でも”最初に一番たくさんお世話してくれた人”の事は生後12時間も見れば
好んで見えるようになり、生後3.4日で認識できるようになるなど、
視覚は経験によって精度が上がることが分かっています。

会場では、赤ちゃんの視界を月齢別に体験できました。

●新生児(生後2週間程度)


●生後3ヵ月


●生後8~18ヵ月


●3歳

3歳でも焦点以外は薄っすらぼやけています。
大人と同じように見えるのは6歳頃。
小学生くらいまでは、まだ完全には見えていないんですね。
「こんなにも見えていないんだ!」と、赤ちゃんの世界を改めて実感できる体験でした。

こどもおんど


子どもは大人より背が低いため、地面に近い位置で体感する温度が高くなります。
例えば天気予報で35℃と表示されていても、2歳児にとっては約39℃、5歳児でも約38℃に相当します。
※ニュースで発表される気温は、地面から約150cmの高さで日陰を計測した値です。

さらに、砂場は約70℃、すべり台やブランコは約52℃と、
子どもが遊ぶ遊具はとても熱くなることも。
遊ぶ際にはやけどに注意が必要です。

裏こどもずかん


育児書には載っていない、子どもの“裏”の生態がまとめられています。

読むと「あ〜、分かる!」と納得でき、うちの子だけじゃないんだと分かるだけで、日々の悩みも大目に見られるようになります。


我が子の生態はこれ↑
2歳ごろの「ママがこの世で1番かわいいと思っている」が可愛すぎ(笑)

兄弟げんかの理由も理解できました!
●1歳児は【所有の概念】がないため、「貸す・貸さない」のルールを理解できない
●4歳児は【先行所有の概念】が芽生え、先に触ったものが自分のものになると考える

この違いが、下の子とのけんかの原因になっていることもあるそうです。
子どもの行動の理由を知ることで、日々の子育ても少し楽になります。

なにこれ?ランチ


子どもたちは「食べる」という経験がまだ少なく、初めて口にするものばかり。
「おいしいから食べてみて」と言われても、甘いか辛いか想像できなければ躊躇してしまいます。


会場では、1歳~10歳のこどもが描いた味のイメージを見ることができ、
子どもの味覚や食の体験の少なさを改めて実感しました。

あなたの知らないおむつの世界


知っているようで知らない排泄の不思議。

スムーズにおむつを卒業する3つのポイント
①お昼寝時間、オムツが濡れてない
→膀胱の成長
②お股を叩いたり、言葉でおしっこを伝える
→発達面の成長
③日中の保育がスムーズ
→コミュニケーション能力の成長

これらのポイントを意識することで、子どもが自然におむつを卒業できるようになります。


体験して感じたこと

「もっと!こどもの視展」を体験して改めて実感したのは、
子どもは大人が思っている以上に小さく未熟だけれど、毎日全力で世界を生きているということです。

赤ちゃんの感じる重さや、2歳児の小さな手の不自由さを体感することで、
「なぜできないのか」を責めるのではなく、「こういう理由があるんだ」と
理解できるようになりました。

子どもの視点を“体感する”ことで、理解と共感が生まれ、育児の悩みやイライラが大きく軽くなる体験でした。

まとめ

こんな人におすすめ!

  • 子育て中で、ついイライラしてしまうことが多いママ・パパ
  • 赤ちゃんや小さな子どもの世界を体験してみたい人
  • 保育士さんや教育関係者など、子ども理解を深めたい方
  • 親子で楽しみながら学べる体験イベントに興味がある方

今回ご紹介した「もっと!こどもの視展」は、残念ながらすでに終了しています。
しかし全国各地で巡回されることもあるので、お住まいの地域で開催される際には、ぜひ足を運んでみてください!