カニ、美味しいですよね!特に冬のズワイガニなんて最高!
でも…「トゲズワイガニ」って聞いたことありますか?
「え、なにそれ?ズワイガニと何が違うの?」
「本ズワイガニや紅ズワイガニとは別の種類?」
「トゲ…ってことは痛いの?(笑)」
そんな風に「?」が浮かんでいるかもしれませんね。
それもそのはず!
このトゲズワイガニ、めちゃくちゃレアで、市場で出会うこと自体が稀な「幻のカニ」なんです!
しかも、僕たちがよく知る本ズワイガニの「しっかりした身質」と、紅ズワイガニの「深海に住む」という特徴を併せ持った、とんでもなく個性的なヤツなんですよ…!
この記事を読めば、トゲズワイガニの謎めいた正体から、その気になるお味、さらにはプロが教える一番美味しい食べ方まで、丸ごとスッキリ解決しますよ!
今回は、私たちカニ通販のプロであり、希少なカニの目利きにも長けた「匠本舗(かに本舗)」が、この謎多き「深淵からの使者」の魅力を、初心者の方にも分かりやすく徹底的に掘り下げていきます!
目次
トゲズワイガニって何者?「幻のカニ」と呼ばれるワケ
さて、いきなり核心からいきましょう!
トゲズワイガニ(学名: Chionoecetes angulatus)とは、ズバリ!
「超・深海に住む、ワイルドな味わいの超レアなカニ」です!
もちろん、僕たちが大好きな本ズワイガニ (C. opilio) や紅ズワイガニ (C. japonicus) と同じ「ズワイガニ属(Chionoecetes)」の仲間、つまり親戚です。
「親戚なら、もっと食卓に並んでもいいのに…」と思いますよね?
ところが、このカニが「幻」と呼ばれるのには、ちゃーんと理由があるんです。
その最大の理由は、「専門に狙う漁業がほとんどないから」。
え?どういうこと?
実は、トゲズワイガニは、本ズワイガニや紅ズワイガニのように「よし、トゲズワイガニを獲るぞ!」と船が出るような、主要な商業漁業のターゲットにはなっていないんです。
じゃあどうやって僕たちの前に現れるのかというと、そのほとんどが、他の深海魚やエビを狙った漁で「たまたま網にかかっちゃった(=混獲)」もの。
アラスカなど一部の地域では漁業が存在するものの、全体的な漁獲量はとっても限定的。
だから、日本国内の市場に出回る量が極端に少なく、出会えたらラッキー!というわけなんです。
なぜ「棘(トゲ)」?名前の由来と驚きの生息地
このカニの面白いところは、名前や住んでいる場所にも表れています。
名前は見たまんま!甲羅がトゲトゲ
「トゲズワイガニ」という和名、すごく分かりやすいですよね(笑)
そうです、その名の通り、甲羅の表面が他のズワイガニと比べて、より高く鋭いトゲ(顆粒状の突起)で顕著に覆われているんです!
まさに「棘(トゲ)」という言葉がピッタリな、ちょっとイカつい見た目をしています。
ちなみに、学名の種小名「angulatus」もラテン語で「角張った」という意味。英名も「Triangle Tanner Crab(三角形のタナーグラブ)」と呼ばれたりして、どうやら世界的に「ゴツゴツ、カクカク」したイメージを持たれているみたいですね!
住んでる場所がスゴすぎた…!水深3,000mの世界
そして、トゲズワイガニを語る上で絶対に外せないのが、その「とんでもない生息水深」です。
彼らが住んでいるのは、カムチャツカ半島からアラスカ、アメリカのオレゴン州あたりまでの冷た〜い北太平洋。
ここまでは「ふーん、ズワイガニだもんね」って感じですが、問題はその「深さ」!
なんと、水深約90mくらいから、深くは約3,000m(!)近い深海まで、めちゃくちゃ広いタテの範囲に生息していることが確認されているんです。
3,000mって…想像できますか?
光もまったく届かない、とんでもない水圧がかかる、まさに「深淵」です。
参考までに、他のズワイガニの水深を見てみると…
- 本ズワイガニ: 水深 約200m 〜 600m (比較的浅めの大陸棚)
- 紅ズワイガニ: 水深 約500m 〜 2,500m (深海のスペシャリスト)
お分かりいただけますか?
トゲズワイガニは、本ズワイガニの領域も、紅ズワイガニの領域もカバーし、なんなら紅ズワイよりもっと深い場所にも適応してるっていう、とんでもないタフガイなんです!
本ズワイ?紅ズワイ?見分け方と「イイトコどり」な特徴
「深海に住んでるなら、紅ズワイガニみたいに水っぽいのかな?」
そんな疑問が湧いてきますよね。
ここがトゲズワイガニの最大のミステリーであり、最大の魅力なんです!
まさに「イイトコどり」なハイブリッド仕様!
ズバリ、トゲズワイガニは、「本ズワイガニ」と「紅ズワイガニ」の特徴を併せ持った、ハイブリッド(イイトコどり)みたいなカニなんです!
ちょっとマニアックですが、その特徴を比べてみましょう。
▼トゲズワイガニの面白ポイント
-
- 見た目(色): 紅ズワイガニ寄り
生の状態でも赤みを帯びています。ただ、紅ズワイガニの鮮やかな紅色とは違い、ちょっと落ち着いた「くすんだ深紅色」をしています。
- 見た目(色): 紅ズワイガニ寄り
-
- 甲羅の硬さ: 本ズワイガニ寄り
これがスゴイ!深海に住んでるのに、甲羅はめちゃくちゃ硬いんです!
紅ズワイガニの甲羅は比較的柔らかくて薄いですが、トゲズワイガニは本ズワイガニに匹敵する硬さを持っています。「…ってあるんだけど、深海の水圧に耐えられるの?」
鋭いご指摘ですね!めちゃくちゃ良い質問です!
「深海=ものすごい水圧」
「硬いもの=水圧で潰されそう」そう考えると、「硬い甲羅で深海の高水圧に耐えられるの?」って、すごく不思議に思いますよね。
結論から言うと、まったく問題なく耐えられます!
これには、水圧の「かかり方」に秘密があるんです。なぜ潰れないの?「外」と「中」の圧力が同じだから!
私たちが水圧で潰れるイメージをする時って、例えば中身が「空気」の潜水艦や空き缶が、外からの力でグシャッと潰れるのを想像しますよね。
でも、カニのような深海生物の体は、私たち人間と同じで、ほとんどが「水分(体液)」で満たされています。
気体(空気)は圧力をかけると簡単に縮んで(潰れて)しまいますが、液体はほとんど縮みません。
そして、ここが一番大事なポイントですが、
カニの体内の圧力(体液が内側から押す力)と、外側の水圧(海水が外側から押す力)が、常に「同じ」になるように調整されている
んです。【例えるなら…】
- 潰れるパターン(空気が入った風船):
空気(低圧)の入った風船を深海に持っていくと、外からの水圧(高圧)に負けて潰れます。 - 潰れないパターン(水が入ったビニール袋):
水(体液)でパンパンに満たされたビニール袋(カニの体)を深海に持っていっても、外の水圧と中の水圧が釣り合っているので、潰れません。
体全体に均等に圧力がかかっている(=外からも中からも同じ力で押し合っている)状態なので、カニ自身は「圧力が苦しい」とは感じていないんですよ。
じゃあ、甲羅の「硬さ」は何のため?
「じゃあ、紅ズワイガニみたいに柔らかくてもいいじゃん。なぜトゲズワイはわざわざ硬いの?」
って思いますよね。甲羅の硬さは、主に「水圧に耐えるため」ではなく、
- 捕食者から身を守る「鎧(よろい)」のため
- 筋肉を支え、体を動かすための「骨格」のため
という役割が大きいんです。
トゲズワイガニは、紅ズワイガニとは違う進化のルートで、
「深海の水圧には体液の圧力で対抗しつつ、外敵からの防御力(硬い甲羅)も維持する」
という戦略を選んだ、タフなカニだと考えられます。本ズワイ(浅海・硬い)と紅ズワイ(深海・柔らかい)の、ちょうど中間的な面白い特徴を持っているのが、トゲズワイガニの魅力なんですよね!
(※ちなみに、紅ズワイガニがなぜ柔らかいのか?については、「深海では硬い殻を作るためのカルシウムやエネルギーが貴重だから」といった説もありますが、これも彼らの生き残り戦略なんです。)
- 潰れるパターン(空気が入った風船):
- 甲羅の硬さ: 本ズワイガニ寄り
- 身質: 本ズワイガニ寄り(ここ最重要!)
紅ズワイガニは「みずみずしい(悪く言うと水っぽい)」のが特徴ですが、トゲズワイガニは違います。
なんと、水分が少なく、繊維がしっかり引き締まっているんです!
すごくないですか?
「深海に適応してる(紅ズワイ寄り)」のに、「身は水っぽくなくてガッシリしてる(本ズワイ寄り)」という、カニ好きにとっては夢のようなスペックを持ってるんですよ!
気になるお味は?「野性味あふれる」力強い甘さ!
さあ、お待たせしました!一番大事な「味」の話です!
トゲズワイガニの味は、一言でいうと…
「力強い、野性味あふれる甘さ」なんです!
なぜ「野性味あふれる」と表現されるのか?
それは、本ズワイガニが持つような「上品で繊細な甘さ」とは、ちょっと方向性が違うから。
もちろん甘みはしっかりと感じられるんですが、それ以上にガツンとくる「カニの旨味の濃さ」が際立っています。
「あ〜、今、濃いカニ食ってるな〜!」っていう満足感がスゴイんです。
繊細さよりも、「旨味のパンチ力」を求める人には、たまらない味わいだと思いますよ!
そしてもちろん、カニ味噌も高品質で風味が豊か!
濃厚な旨味は、カニ好きにとって絶対に見逃せないポイントです。
この「本ズワイに近い食べ応え」と「独特の力強い風味」こそが、トゲズワイガニが美食家たちを唸らせる最大の魅力なんですね。
【匠本舗】幻のトゲズワイガニはどこで買える?食べ方別おすすめ3選!
「もう我慢できない!食べてみたい!」
「で、結局どこで売ってるの?」
そう思いますよね(笑)
記事の冒頭でもお伝えした通り、このトゲズワイガニ、近所のスーパーマーケットではまず見かけません。
日本国内で出会えるもののほとんどは、ロシアやアメリカ(アラスカなど)からの輸入品です。
希少なトゲズワイガニですが、私たちカニ通販のプロ「匠本舗(かに本舗)」では、品質管理と目利きの技術を活かし、この希少なカニを取り扱っています!
今回は、あなたの「食べたい!」に合わせて選べる、私たちイチオシの商品を3つご紹介しますね!
①【刺身可】とろける甘さをダイレクトに!「生とげずわい満足セット 2.1kg超」
「せっかくなら刺身で食べたい!」という方にはコレ!
鮮度が命のカニ刺しは、まさに産地や高品質な冷凍技術の賜物。
私たちの高い品質管理だからこそ実現できる「刺身可」の生トゲズワイガニです。
トゲズワイガニの持つ、あの力強い甘みと、とろけるような食感をダイレクトに味わえます。

脚肉、爪、爪下、肩肉と、あらゆる部位がたっぷり2.1kg超(総重量約2.5kg)も入った満足セット。
まずはカニ刺しでとろける甘さを堪能し、残りは焼きガニやしゃぶしゃぶで…なんて贅沢も可能です!
②【焼き・鍋用】旨味凝縮!「生とげずわい半むき身満足セット 2kg超」
「焼きガニやカニ鍋でガッツリ楽しみたい!」という方には、こちらの生(加熱用)セット。
プロがイチオシする食べ方、それが「焼きガニ(ロースト)」です!
トゲズワイガニは水分が少なく身が引き締まっているため、焼くことで旨味と甘みがギュッ!と凝縮されます。
もちろん、「カニ鍋」も最高!殻からめちゃくちゃ良い出汁が出ますよ。
この商品は食べやすいように「半むき身(ハーフポーション)」になっているのが嬉しいポイント!
面倒な殻むきの手間が少なく、焼いても鍋にしても、カニの旨味が存分に楽しめます。
たっぷり2kg超の大ボリュームなので、家族みんなでカニパーティーにぴったりですね!
③【ボイル済み】手軽にアレンジ自在!「ボイルとげずわい脚肉むき身 80本」
「解凍してすぐ食べたい!」「面倒なのはイヤ!」という方には、ボイル済みのむき身が最適です。
すでに茹で上がっているので、解凍すればそのまま食べられます。
もちろん、鍋の最後にさっと入れて温めたり、サラダやチャーハン、カニ玉など、いろんな料理にアレンジ自在なのも嬉しいポイント!
商品説明に「小さめ細め」とありますが、その分なんと80本入り!
「幻のカニ」を惜しげもなくたっぷり使える、コスパの良い商品ですね。
【小さめ細め】ボイルとげずわい脚肉むき身80本
通常価格 11,600円 (税込)
限定特価
4,800円 (税込)
6,800円もお得! (58%OFF)
さらに!送料無料!
※価格や特典は時期により変動します。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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まとめ:深海が育てた「野性の甘み」の真髄
いやー、トゲズワイガニ、知れば知るほど奥深い世界でしたね!
水深3,000mものとんでもない深海に適応し、
本ズワイガニの「ガッシリした身の締まり」と、
紅ズワイガニの「深海への適応力」という、
まるで相反するような特徴を一身に宿した、まさにハイブリッドなカニ。
その味わいは、上品な本ズワイとはひと味違う、ガツンとくる力強い甘みと濃厚な旨味が最大の魅力でした。
もし運良くこの「幻のカニ」に出会えたなら、ぜひ「刺身」や「焼きガニ」で、そのポテンシャルを最大限に引き出してあげてください。
その一口は、何千メートルもの水圧に耐え、独自の進化を遂げてきた生命の力強い物語を感じさせてくれるはずです。
トゲズワイガニは、深海の神秘と生命の力強さを舌で感じさせてくれる、まさに「食べるアドベンチャー」です!
私たちカニのプロ「匠本舗」と一緒に、この未知なるカニの世界に一歩踏み出してみませんか?
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最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯
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