日本三大珍味って何?「うに・からすみ・このわた」の正体と美味しく食べるコツを解説!

日本三大珍味って何?「うに・からすみ・このわた」の正体と美味しく食べるコツを解説!

日本三大珍味の塩うに

「日本三大珍味」って言葉、聞いたことはあるけど、実際どんな食べ物なのかよく分からない…なんてことはありませんか?

高級そうなイメージはあるけれど、「一体なにから作られているの?」「どうやって食べるのが正解なの?」と疑問に思っている方も多いはずです。

この記事を読めば、三大珍味の正体から、通な食べ方、さらには「4つ目の珍味」の噂まで、スッキリ解決します!

これを知っていれば、お酒の席やグルメな会話で「おっ、物知りだね!」と一目置かれること間違いなしですよ。

匠本舗で食を追求し続けている私が、難しい歴史の話も噛み砕いて、分かりやすく解説していきますね!

日本三大珍味とは?ただの「珍しい食べ物」じゃないんです

結論から言うと、日本三大珍味とは「うに(塩うに)」「からすみ」「このわた」の3つのことを指します。
これらは単に珍しいから選ばれたわけではなく、冷蔵庫がなかった江戸時代に、生ものを美味しく保存するために職人さんが生み出した「技術の結晶」なんです。

なぜこの3つが選ばれたの?

徳川吉宗の似顔絵

その理由は、「将軍様へのプレゼント(献上品)」だったからです。
昔の政治の中心だった江戸(東京)へ、地方の殿様たちが「うちの地元にはこんなにすごい技術で作った美味しいものがあります!」と自慢の品を贈っていたんですね。
それが以下の3つの地域の名産品でした。

  • 長崎(肥前)のからすみ
  • 愛知(三河)や石川(能登)のこのわた
  • 福井(越前)の塩うに

つまり、日本三大珍味とは、昔の人が知恵と工夫で作り上げた「最強の保存食」であり、最高の贅沢品だったというわけです。

1. 黄金色の「からすみ」:海のチーズとも呼ばれる濃厚さ

黄金色のからすみ

まず一つ目は「からすみ」。これはボラという魚の卵巣を塩漬けにして干したものです。
形が中国(唐)の墨に似ていたから「唐墨(からすみ)」と呼ばれるようになったと言われています。

手間暇がすごい!美味しさの秘密

からすみが高級な理由は、作るのがとにかく大変だからです。
特に重要なのが「血抜き」という作業。卵の血管一本一本に針を刺して、手作業で血を抜いていくんです。気が遠くなるような作業ですが、これをサボると生臭くなってしまいます。
職人さんが手間ひまかけて作るからこそ、あのねっとりとした濃厚な味が生まれるんですね。

その味わいは、まるで「海のチーズ」
薄く切って軽く炙り、日本酒のアテにするのが王道ですが、パスタにかけたりサラダに使ったりと、洋風な料理とも相性バツグンですよ。

2. 磯の香りの「このわた」:一番歴史が古い酒泥棒

日本三大珍味のこのわた

二つ目は「このわた」。これはナマコの腸(はらわた)の塩辛です。
ナマコ自体がちょっと見た目にインパクトがありますが、その中の腸を使うなんて、昔の人はチャレンジャーですよね!

お酒好きにはたまらないクセになる味

「このわた」の特徴は、なんといってもその強烈な磯の香りと旨味です。
口に入れた瞬間、潮の香りがガツンときて、コリコリとした食感が楽しめます。これはもう、お酒が進んで仕方がない「酒泥棒」です!

実は三大珍味の中でも一番歴史が古く、平安時代から貴族への貢物として使われていたそうです。
料理に使うというよりは、ちびちびと舐めるように味わって、日本酒をキュッとやるのが最高の楽しみ方ですね。

3. 濃厚な「塩うに」:お寿司のウニとは別物!?

濃厚な塩うに

三つ目は「うに」ですが、ここでのウニは、お寿司屋さんで出てくる「生うに」のことではありません。
ウニの身に塩を振って水分を抜き、熟成させた「塩うに(汐うに)」のことなんです。

1瓶にウニ100個!?贅沢すぎる保存食

この「塩うに」、実は江戸時代には軍用の保存食としても使われていました。
驚くべきは、小さな瓶ひとつを作るのに、なんと100個以上のバフンウニが必要になること!
水分が抜けている分、ウニの甘みと旨味がギュギュッと凝縮されています。

生うにのような「とろける感じ」ではなく、「ねっとりと舌に絡みつく」ような濃厚さが魅力。
熱々のご飯に乗せると、塩気と旨味が溶け出して…もう、箸が止まりません!

番外編:幻の珍味「くちこ」って知ってる?

実は、グルメな人の間では「うに」の代わりに別の食材を入れて三大珍味と呼ぶことがあります。
それが、ナマコの卵巣を干した「くちこ(干しくちこ)」です。

なぜ「うに」と入れ替わるの?

幻の珍味くちこ(ばちこ)

「くちこ」は、ナマコが卵を持つほんの短い期間にしか取れない、超レア食材なんです。
「このわた」がナマコの腸なら、「くちこ」は卵巣。一つのナマコから取れる量はほんの少しだけ。
その「圧倒的な希少価値」から、現代では「塩うに」に代わって三大珍味に数えられることがあるんです。

三角形に干された姿が特徴的で、軽く炙ると香ばしい香りが漂います。
もしお店で見かけたら、めったに出会えない「幻の味」なので、ぜひ試してみてくださいね!

まとめ:日本三大珍味は「保存の知恵」が生んだ宝物

塩うにのイメージ

今回は、日本三大珍味について解説しました。
単に値段が高いだけではなく、冷蔵庫のない時代に「いかに美味しく保存するか」を追求した、先人たちの知恵と情熱が詰まっていることが分かりましたね。

  • からすみ:ボラの卵。ねっとり濃厚な「海のチーズ」。
  • このわた:ナマコの腸。磯の香りが爆発する「酒泥棒」。
  • 塩うに:ウニの塩漬け。旨味が凝縮された「ご飯のお供」。

かつては殿様しか食べられなかったこれらの味も、今ではネット通販やふるさと納税で手軽に楽しめるようになりました。
ぜひ一度、日本の食文化が生んだ「極上の旨味」を体験してみてください!

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からすみ小判のパッケージと中身

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スライス済みのからすみ小判

これ、本場のからすみを、食べやすい一口サイズ(小判型)にスライスしてあるんです。
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日本三大珍味 からすみ小判


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5,480円 (税込)

※価格は記事執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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