「30分以内」暖房のつけっぱなしがお得!こまめに消すのと1か月の電気代比較
寒くなってくると、どうしても気になってしまうのが「暖房の電気代」ですよね。「エアコンはつけっぱなしの方が安い」なんて噂、一度は聞いたことありませんか?
夏場には「冷房はずっとつけておいた方がお得!」なんて話題もよく耳にしましたが、「これって冬の暖房でも同じなの?」と疑問に思っている方も多いはず。
この記事を読めば、そんな「つけっぱなし論争」に終止符!冷房と暖房の意外な違いや、本当にお得な使い方がスッキリ分かって、今日から迷わず節約できるようになります!
実はこれ、エアコンの「ある特性」と「夏と冬の違い」を知っていれば、誰でも簡単に判断できるんです。仕組みを理解して、賢く快適な冬を過ごしましょう!
目次
結論:「30分以内」なら、迷わずつけっぱなし!
いきなり結論から言っちゃいますね。
あれこれ難しく考える必要はありません。この「ルール」だけ覚えて帰ってください。
部屋を空ける時間が「30分以内」なら、つけっぱなしが絶対にお得です!
逆に、「30分以上」戻らないなら、消した方が安くなる可能性が高いです。
「え、そんなに単純でいいの?」と思うかもしれませんが、今のエアコン事情を考えると、これが一番シンプルで失敗しない判断基準なんです。
では、なぜ「30分」がボーダーラインになるのか?
そして、なぜ「こまめに消す」のが節約にならないことがあるのか?その理由をサクッと解説しますね。
エアコンが一番電気を食うのは「動き出し」
エアコンの電気代の仕組みを理解するには、自転車をイメージすると分かりやすいですよ。
自転車で走り出すときって、ペダルが重くて結構力がいりますよね?でも、一度スピードに乗ってしまえば、あとは軽く漕ぐだけでスイスイ進めます。
実は、エアコンもこれと全く同じ動きをしているんです!
起動時にパワー全開になる
エアコンをつけてから、設定温度になるまでの「立ち上がり」の時間。
この時、エアコンは冷え切った部屋を暖めるために、フルパワーで運転して、ものすごいエネルギーを使います。
この「動き出し」こそが、電気代が一番高くなるタイミングなんです。
設定温度になったら「安定運転」へ
一方で、部屋が暖まって設定温度に達すると、エアコンは「今の温度をキープしよう」という運転に切り替わります。
この「安定運転」の時は、実はそれほど多くの電気を使っていません。
つまり、「こまめに消す」ということは、そのたびにまた「一番電気を食うフルパワー運転」をやり直させているようなものなんです。
意外な落とし穴!「冷房」と「暖房」の決定的な違い
「夏はつけっぱなしの方が安かったから、冬も同じでしょ?」と思っている方、ちょっと待った!
実は、冷房よりも暖房の方が、電気代への影響がずっとシビアなんです。
その理由は、「外と部屋の中の温度差」にあります。
夏(冷房)の場合
例えば、真夏の外気温が35℃で、エアコンの設定温度を27℃にするとします。
この時の温度差は「8℃」ですよね。
冬(暖房)の場合
一方、真冬の外気温が0℃で、部屋を20℃にしたいとします。
すると温度差は、なんと「20℃」!
夏に比べて、冬の方がエアコンが埋めなきゃいけない温度の差が圧倒的に大きいんです。
つまり、冬の方がエアコンへの負担が大きく、一度部屋が冷え切ってしまうと、元の温度に戻すのに夏以上の莫大なエネルギーが必要になります。
だからこそ、「こまめに消して部屋を冷やしてしまう」ことのダメージ(電気代の跳ね上がり)は、夏よりも冬の方が大きくなる傾向があるんです!
スーパーとコンビニ、どっちで消す?
「30分ルール」と「温度差」の話が分かったところで、具体的なシーンで見てみましょう。
大手空調メーカーなどの検証結果を元にすると、こんな使い分けになります。
- コンビニへの買い物(15〜20分程度)
→ つけっぱなしがお得!
帰ってきてまた冷え切った部屋を「温度差20℃」分暖め直す方が高くつきます。壁や床が冷えてしまうと、体感的にもなかなか暖かくなりません。
- スーパーへの買い物や外食(1時間以上)
→ 消した方がお得!
暖房は維持するだけでも電気を食うので、さすがに長時間誰もいないなら消しましょう。1時間を超えるなら、一度消して再起動するコストを上回る節約になります。
夏も冬も「ちょっとそこまでなら消さない」が基本ですが、冬の方が電気代そのものが高くなりやすいので、この判断を間違えると請求額へのインパクトが大きいと覚えておいてくださいね!
寝る時や旅行の時はどうする?
昼間の外出については分かりましたが、夜寝る時や長期不在の時はどうでしょうか?
就寝時は「タイマー」か「低め設定」
寝ている間ずっとつけっぱなしにするかどうかは、「快適さ」と「節約」のどちらを優先するかで決まります。
- 節約優先なら:
布団に入れば暖かいので、寝る30分〜1時間後に切れる「オフタイマー」を活用するのが一番安上がりです。起きる時間の30分前に「オンタイマー」をセットしておけば、起きる時も辛くありません。
- 快適・健康優先なら:
真冬など、朝方に室温が下がりすぎて布団から出られない、喉が痛くなるという場合は、設定温度をいつもより低め(18℃〜20℃くらい)にしてつけっぱなしにするのもアリです。温度を低く設定すれば、電気代の上昇を抑えつつ、部屋が冷え切るのを防げます。
長期間の外出は迷わずOFF!
旅行や帰省などで数日家を空ける場合は、当然ですが消していきましょう。
火事の心配などもありますし、無人の家を何日も暖めるメリットはありません。
電気代をもっと抑える!3つの節約術
つけっぱなしの判断以外にも、ちょっとした工夫で暖房の電気代はもっと節約できます。
誰でもすぐにできる方法を3つご紹介しますね!
1. 風向きは「下」にする
暖かい空気は、軽いので天井の方へ上がってしまう性質があります。
風向きを「上」や「水平」にしていると、足元は寒いのに天井付近ばかり暖かくなってしまい、エアコンは「まだ部屋が寒い」と判断して頑張り続けてしまいます。
風向きを「下」に設定するだけで、足元から効率よく暖まり、無駄な電気を使わずに済みますよ。
2. フィルター掃除をサボらない
これ、地味ですが本当に大事なんです!
フィルターにホコリが詰まっていると、エアコンが空気を吸い込むのに余計なパワーを使ってしまいます。
なんと、フィルターが目詰まりしていると5%〜10%も電気代が無駄になると言われています。2週間に1回くらい、掃除機でホコリを吸い取るだけでも効果抜群ですよ。
3. サーキュレーターを併用する
先ほどお話ししたように、暖かい空気は上に溜まります。
サーキュレーターや扇風機を天井に向けて回し、空気をかき混ぜてあげましょう。
部屋全体の温度ムラがなくなれば、エアコンの設定温度を1℃〜2℃下げても十分に暖かく感じられます。設定温度を1℃下げると、約10%の節約効果があると言われています!
まとめ
今回は「暖房のつけっぱなし」と「冷房との違い」について解説しました。
最後に、一番大切なポイントをおさらいしましょう。
暖房の電気代を節約するコツは、「冬は温度差が大きいので、30分以内の外出なら迷わずつけっぱなし!それ以上はOFF!」
「こまめに消さなきゃ!」と頑張りすぎる必要はありません。
夏よりもちょっとシビアな冬のエアコン事情、うまくコントロールして、無理なく賢く、暖かい冬を過ごしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯
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