【ペット】犬と猫の肝臓の働きの違いを徹底解説!胆泥症の原因・症状・家庭でできるケア方法まで総まとめ✨

みなさんこんにちは(^^)/
スタバに1日の活力をもらってる西川です!!

今年の健康診断で、愛犬イヴちゃんの肝臓の数値が
急にあがっていました。

その数値は基準値内の約4倍程💦

健康診断から4週間後に再検査をしてもらっても
下がっておらず、健康診断の時より少しあがっていました。

【胆汁が泥のようになって、胆嚢に溜まっている(=胆泥症)】とのこと。

現在は、ウルソを飲んで様子見しています🐶
本人は至って元気です!

今回の診断を受け、色々調べてみたんですが、
肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、トラブルがあっても
症状が出にくく、気づいたときには進行していることが多い重要な臓器
特に犬と猫は、人間以上に肝臓の負担を受けやすい動物とのこと( ゚Д゚)!!

この記事では、

・犬と猫、それぞれの肝臓の働きの違い
・犬に圧倒的に多い肝胆道疾患「胆泥症」
・肝臓の数値(ALT/AST/ALP など)が高いときの家庭ケア
・食事・生活習慣・予防方法

これらをまとめて詳しく解説していきます🐾✨
イヴちゃんの肝臓の数値も公開しながら書いていけたらと思います✍

1.犬と猫の肝臓の基本的な働きは一緒だけど、得意・不得意が違う

肝臓の主な役割は次の4つ👇

✅栄養の代謝
タンパク質・脂質・糖分を体が使える形に変換する工場🏭✨
→ エネルギーの供給に関わる
✅解毒
薬や老廃物、有害物質を分解して体外へ排出する🚛💨
✅胆汁の生成
脂肪の消化を助ける「胆汁」を作り、胆嚢に送り出す🫙
✅免疫
肝臓内のクッパー細胞が細菌やゴミを処理🛡️

犬も猫もこの仕組みは同じですが、
「どれに強いか」「どのトラブルが起きやすいか」が少し違います。

🐶 犬の肝臓の特徴

犬は比較的「脂質の代謝」が得意とされますが、
胆嚢(胆のう)のトラブルが非常に起きやすい動物 です。

▶ 犬は特に以下の病気が多い

胆泥症 ←イヴちゃんはこれ
胆嚢炎
胆嚢粘液嚢腫(命に関わる)
肝炎

特に 小型犬(シーズー、ミニチュアシュナウザー、ポメラニアンなど)
遺伝的にも胆嚢トラブルが多い傾向があります。

🐱 猫の肝臓の特徴

猫はタンパク質代謝に特化した動物です。
「肉食動物のための肝臓」ともいえます🍖🐱

しかしその反面…

▶ 猫に多い肝臓トラブル

・脂肪肝(肝リピドーシス)
・胆管肝炎
・胆管炎–膵炎–腸炎(3つ同時に起きる複合疾患)

特に猫の脂肪肝は「食べない状態が続く」だけで起きる危険な病気⚠️
猫は絶食に極端に弱く、肝臓に脂肪が溜まりやすいため注意が必要です。

🫙 2. 犬で多い『胆泥症』とは?原因・症状・治療法を徹底解説

犬の肝胆道トラブルの中で特に多いのが 胆泥症(たんでいしょう) です。

胆泥症とは、
胆嚢にドロドロした「泥(胆泥)」が溜まってしまう状態 のこと。

イヴちゃんは再検査でエコーをしてもらい見てもらいました。
↓これがエコーの画像。

真っ黒に写るのが正常みたいなんですが白い異物みたいなが見えますよね。
この白く写っているのが、胆泥のようです。

胆泥は固形化せずに流動性を保っているものの、
エコー検査で見ると、胆嚢に沈殿物があるように見えることが特徴みたいです。

放置すると

・胆汁が流れにくくなる
・胆嚢炎を起こす
・胆嚢破裂という命に関わる状態になる

…など、リスクがどんどん増していきます。

🔍 胆泥症の主な原因

・高脂血症
・肥満
・ホルモン疾患(クッシング症候群など)
・胆嚢の運動低下
・高脂肪食
・遺伝的要因

小型犬に多いのは、先天的に胆嚢が弱い傾向があるためと考えられています。

今のところ、イヴちゃんの胆泥症の原因の特定まではできないないです。
原因を特定するとなると、全身麻酔をし、肝臓の細胞を取ったりしないといけなく
本人への負担の方が大きいみたいです(´;ω;`)

⚠️ 胆泥症の症状

初期はほぼ無症状😢
進行すると…

・嘔吐🤮
・食欲不振🍚×
・黄疸(皮膚や白目が黄色い)
・元気消失
・お腹の痛み(丸くうずくまる)

何となく「元気がないだけ」に見えるのが厄介です。

イヴちゃんは今のところ無症状で、薬は飲んでいるけど
本当に!?と信じられないくらい元気で気持ち救われています( ;∀;)
副作用がでないことを祈るばかり・・🍀

🏥 治療方法

症状の重さで変わります。

✔ 内科治療

・ウルソ(胆汁排出促進) ←イヴちゃんはこれで様子見
・抗生剤
・肝臓サプリ(SAMe、タウリンなど)
・食事療法(低脂肪)

✔ 外科治療

・胆嚢摘出手術(胆嚢破裂の危険が高い、または粘液嚢腫時)

胆泥症は早期なら薬でコントロールできるケースが多いので、
早めの発見が特に重要です。

🧪 3. 犬・猫の肝臓数値が高いとき(ALT/ALP/AST)は
どうすればいい?

動物病院の血液検査でよく見る「ALT」「AST」「ALP」などの数値。
これらが高いときは、

・肝細胞の破壊
・肝臓への負担
・胆汁の流れの悪化

を疑います。

ちなみに、今回の健康診断と再検査でのイヴちゃんの数値は↓でした。

「ALT 392」「AST 68」と基準値よりも高くなっています(゜゜)!

高いから絶対ヤバいとかではなく、それぞれの数値のバランスとか
色々な情報から状態を確認していくみたいです。

ただし肝臓は再生能力が高いため、
早く対処すれば改善が期待できる臓器でもあります✨

🏡 4. 肝臓の数値が高いときにできる「お家ケア」🧡

ここからは多くの飼い主さんが知りたい
家庭でできる肝臓ケア をまとめて紹介します💡

🍽 ① 食事ケア(最重要!)

肝臓ケアの基本は 食事の見直し です。

▶ 肝臓にやさしい食事とは?

・低脂肪
・良質なタンパク質
・消化の良い炭水化物
・過剰な添加物が少ないフード
・獣医療用肝臓食(ロイヤルカナン・ヒルズなど)

肝数値が高いときは、
「勝手に手作り食に切り替える」 のは逆に危険なことがあります⚠️
栄養バランスが崩れて肝臓に負担をかけてしまうためです。

🚰 ② こまめに水分を取らせる

水分は胆汁の濃度を下げ、胆泥をためにくくします💧
特に犬の胆泥症ケアには効果的。

・ウェットフード
・水に風味付け(犬→無塩出汁、猫→チュール薄めなど)
・自動給水器の設置

🧡 ③ おやつの見直し

ついつい与えてしまうおやつも、肝臓には大きな負担になることがあります。

▶ 避けたほうがいいもの

・高脂肪(チーズ、お肉の脂身)
・人間の食べ物
・ジャーキー系の加工品 ←これは何年か前に肝臓の数値ちょっと上がってやめました

▶ 与えるなら

・ゆで野菜
・ささみ・白身魚
・無添加おやつ

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💤 ④ しっかり眠らせる・ストレス軽減

ストレスは肝酵素値を上げる原因になります。
生活リズムを整えて、静かな環境でぐっすり眠れるようにしましょう😴

⚖ ⑤ 体重管理

肥満は肝臓トラブルの最大の敵!
特に犬の胆泥症は肥満と強く関係します。

イヴちゃんは3kgで体重的には問題ないので
キープしてあげれるようにできたらと思っています🐶

💊 ⑥ サプリメント活用

獣医師がよく勧める肝臓サポート成分👇

・SAMe(サミー)
・タウリン(猫は必須アミノ酸)
・ミルクシスル(シリマリン)
・オルニチン

自己判断は危険なので必ず獣医師に相談してください!!

📅 5. 犬・猫の肝臓トラブルを予防する方法

✔ 定期検診(血液+超音波

年1〜2回がベスト。
特に小型犬は胆泥症が多いため 超音波検査は強くおすすめです。

✔ 適正体重維持

肥満は肝臓にも胆嚢にも大きな負担。

✔ 食生活の質を上げる

・フードの見直し
・おやつの制限
・水分摂取の強化

フードの見直しは、獣医師に相談してやるのが一番いいと思います✨

✔ 既往症の管理

ホルモン疾患や膵炎がある場合は 肝臓への負担が大きいため、早期治療が必須。

🌈 まとめ|犬と猫の肝臓は似ているようで違う。
特性を理解してケアしよう!

・犬は 胆嚢トラブル(胆泥症)が圧倒的に多い
・猫は 脂肪肝・胆管肝炎などが多い
・肝臓の数値が高いときは 食事・水分・体重管理・ストレスケアが鍵
・肝臓は沈黙の臓器のため 早期発見が命を救う

肝臓は再生力の強い臓器なので、
正しいケアを行えば改善する可能性が高い臓器でもあります。

愛犬たちが健康で長生きできますように🐾✨

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