ズワイガニとタラバガニの違いは?味・大きさ・価格を比較しました。


匠本舗/かに本舗の木谷です。
今回は初心(?)に返って、
ズワイガニとタラバガニの違いについてご紹介します。

ずわいとたらばの特徴
二つの味の違いは?
場面別・おすすめのカニは?
価格の違い などについてご説明いたします。

ぜひ年末年始・冬のカニ選びのご参考に
日本最大級のカニ専門の通販ショップが
あなたにピッタリの蟹をおすすめいたします!

◉ズワイガニ・タラバガニの特徴

ずわいがに
標準和名:ズワイガニ
学名:Chionoecetes opilio

日本の山口県以東の日本海・茨城県以東からカナダまでの
北大西洋、オホーツク海、ベーリング海に広く分布しています。
水深50~1200メートルの砂泥底に生息し、
水深200~600メートルの深海と
水温0~3℃の水域を好みます。
寿命は約13年です。

大きさは、大きいオスで足を広げると70センチ
甲羅は最大14センチにもなりますが、
メスはその半分ほどの大きさです。

▲メスのズワイガニ

オスとメスは大きさが異なるため、多くの漁獲地では
オスとメスの名前が異なっています。
大きさの異なる理由
カニやエビなどの甲殻類は脱皮を繰り返して大きくなるのですが、
メスは7~8センチになると成熟して産卵を行います。
産卵を行うようになると脱皮しないため、それ以上は大きくなりません。
一方、オスは何度も脱皮を繰り返すため、大きくなってゆくのです。

本種はオピリオ種(よく見るズワイガニ)、ホンズワイガニとして知られています。
日本各地にズワイガニの地方名があり、
代表的なものに越前がに、松葉がになどがあります。
近縁にオオズワイガニ(バルダイ種)、ベニズワイガニ、トゲズワイガニなど
よく通販ショップで見かける、仲間のズワイガニたちもいます。

参考ページ:Wikipedia
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
1「ズワイガニ」ってどんなカニ?

たらばがに
標準和名:タラバガニ
学名:Paralithodes camtschaticus

北太平洋(樺太沿岸、オホーツク海、ベーリング海、アラスカ沿岸)、
日本海、北極海の冷水帯(水温10℃以下)という寒い海に生息します。
生息する深度は北へ行くほど浅くなり、
日本海南部では水深350メートル、

北極海では水深30メートルとなっています。
寿命はオスで約30年、メスは25~34年ほどだと言われています。

大きさは甲羅25センチ、脚を広げると1メートルを超える大型の甲殻類です。

有名な話ですが、生物学上、ヤドカリ下目に分類されるため
タラバガニはヤドカリの仲間です。
見た目はカニなのにヤドカリに分類される理由
①五番目の脚が極端に小さく、8本に見えるため(甲羅の下に隠れていて見えない)
(ヤドカリの仲間は4・5番目の脚が小さいという特徴がある)

②タラバのメスの腹部が左右非対称なため
右にねじれています。
(ヤドカリは殻に入るために腹部が柔らかく、ねじれるという特徴がある)
③縦方向にも進むことができるため
(蟹は横向きにしか進めないが、ヤドカリは縦・横に進める)

同じヤドカリの仲間(だけどカニとして扱われる)として
花咲ガニ、アブラガニ、イバラガニがいます。

参考ページ:Wikipedia
タラバガニはカニじゃない!?名前に「カニ」がつくけど、ヤドカリの仲間だったなんて…。

 

◉ずわい・たらばの味の違いは?
こんなシチュエーションにはずわい/たらば!

どちらも「冬の味覚の王様」とよばれる蟹。
なかなか高価な食材なので食べ比べる機会がないですよね。
ここでは、味の違いをご紹介します。

ズワイガニ
繊細な身質甘みや旨みが強いと言われています。
磯の風味があるため、そのままお刺身でもおいしく召し上がれます。
醤油は不要なほど、甘みと磯の風味がマッチします。
とろりとした食感に、絶妙な甘さがたまりません。
殻から濃厚なダシが出るので、カニ鍋にも最適。
深みのある味わいの、かに味噌もたまりませんよね。

こんな方におすすめ
刺身で楽しみたい
かにしゃぶをしてダシまで楽しみたい
カニ味噌や甲羅酒を楽しみたい

タラバガニ
何といっても大きさが特徴。
食べ応えを求める方にはタラバがおすすめです。
ぷりっと弾けるエビのような弾力のある食感です。
味はズワイガニに比べると大味であっさり淡泊
鍋だとポン酢と相性バツグン、
何よりイチオシはボイル済をかぶりつくのが醍醐味です
酒蒸しなんかも良さそうです。
※タラバガニは基本的には味噌は食しません。
(新鮮なものは食べられるそうですが)

こんな方におすすめ
食べ応えのあるカニが食べたい
「蟹食べた感」を満喫したい

ボイルのカニ、焼きガニが好き

 

 

◉ずわい・たらば 価格の違いは?
かに本舗おすすめのカニ商品もご紹介!

ずわい蟹もたらば蟹も高級食材。
カニは養殖できないことと、大きくなるまでに何年もかかることに加え
様々な理由で価格が高くなる一方なのですが
今回は両者の価格の違いをかに本舗の商品を用いてご紹介します。

姿かに(1杯まるまる)の場合
ズワイガニ
北海道紋別浜茹で ずわいがに姿2杯(約1.7kg)

こちらの商品が2杯で9,800円。
1杯(約850g)あたり4,900円となります。

タラバガニ
北海道紋別加工ボイルたらば姿 1.1kg

こちらが1杯11,800円なので、タラバガニは倍以上の価格!

価格は倍近いですが、大きさも段違いです。
パーティーや集まりにぴったりな豪華さですね

半むき身(ハーフカット)の場合
ズワイガニ
超特大10L~8L生ずわい半むき身 満足セット 2kg超

かに本舗売れ筋No.1の大人気商品です。
こちらはお得な2パックセットでご購入の場合18,800円。
1kgあたり9,400円となります。

タラバガニ
特大7L 生たらば半むき身 満足セット 1.4kg超

1パックでこのボリューム!
タラバガニの半むき身シリーズは生・ボイルともに
毎年早期に完売する商品です。
こちらの商品は18,800円、1kgあたり13,428円の計算になります。

インターネットで調べたところ、やはり
タラバガニ:1kgあたり7,000円~16,000円
ズワイガニ:1kgあたり
5,000円~15,000円
通販と店頭で価格に差が出ますが、一般的にタラバガニの方が価格が高いです。
これはタラバガニを多く輸出しているロシアからの
輸出量が数年前より減っていることが理由の一つだと言われています。


ここまで長々と、ズワイガニとタラバガニの違いについて
説明しました。読んでいただきありがとうございます!

上記でもご紹介した通り
カニはシチュエーションに合わせて選ぶのがおすすめです 😀
ぜひこの冬、カニを食べて楽しいひとときをお過ごしください!


かに本舗ではズワイガニ・タラバガニはもちろん
毛ガニやなど、たくさんのカニを販売しております
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