【食は五感で楽しむ】味覚以外の五感も役割あります~

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『スタッフぐでぐで』です。
様々なものを食べて飲んでいますが、美味しさを直接感じる味覚
以外に他の五感も重要な役割を果たしております。
味覚以外の五感が食事にどのように関わっているのか、皆さまへ
紹介していきます。

 

■聴覚が食にもたらすものとは
<流れる曲のテンポによって食事の時間が変わる>
テンポの速い曲を聴くと食事のペースが早くなり、テンポの遅い曲を
聴くと食事のペースが遅くなります。

そのため、飲食店で回転率を早めたいお店では、テンポの速い曲が
流れます。席を開けやすくして回転数と売上向上を目指すからです。

一方で落ち着いた高級レストランでの食事は、追加注文を期待して
テンポの遅い曲を流して、滞在時間を増やすようにしています。

外食の際に、店内に流れる曲に注目すると今までとは違った形で食を
楽しむことができるでしょう。

 

<大音量は食欲を減退させる>
大音量は味を楽しむ機会を奪います。騒音も同様です。小さめの音量が
食を楽しむに適切ですね。

 

<音楽によって食べ物の味が変わる?>
オックスフォード大学のチャールズ・スペンス教授はとある実験結果から
「音楽が調味料になる」として次の音楽と料理は相性が良いと纏めています。

クラシックやオペラはイタリア料理と、ポップミュージックは中華料理と、
ジャズは日本料理やタイ料理と、ロック音楽はインド料理と相性が良いとの
ことです。

音楽というのは各々に好みがあるので、上記はあくまで一例となります。
ですが、食事に音楽が加わると親和性を増すというのは確かだと考えます。
これは歴史からの判断となりますが、王侯貴族や富裕階級の食事や宴席に
食卓の傍らで演奏される「食卓音楽」というものが存在していたからです。

今のようにスマホやパソコン、テレビもラジオもない時代の権力者が、食事
という日常に彩りを添えるための労力、財力を割いたわけです。
食卓の場に合う音楽なら料理を一層美味しく感じさせる効果があると考えま
す。マイナスの効果ではあれば、わざわざやらないでしょう。

 

 

■嗅覚が食にもたらすものとは
<食欲をコントロール>
お腹が空いていなくても食欲を刺激するので重要な役割を担っています。
口に入れた瞬間に口の中と鼻の中に広がる風味も嗅覚が感じ取る旨味です。

まあ、独特の臭みが好まれる食品もあるので、良い匂いの物が美味しいとは
限りません。それでも、香りが食にとって重要なことは不変です。

 

<美味しいや不味いの決定は嗅覚が判断?>
嗅覚は後天的に、味覚との連動学習で好き嫌いを判断します。そのため実は
味覚より受容体が10倍以上あります。

鼻から入る香りである『たち香』と、喉の奥からのぼる香りの『あと香』で
より繊細に判断しています。

 

<嗅覚は「理」ではなく「情」に作用される>
嗅覚は五感の中で唯一、感情・本能や記憶を司る海馬が存在する大脳辺縁系に
伝達されるため、直接本能に作用します。

嫌なニオイと感じると、そのニオイを理屈を抜きに嫌いになったりとあるニオイ
で昔の出来事を思い出したりします。
それだけにこの感性は大事にしていきたいですね。

 

 

■触覚が食にもたらすものとは
<食感全般に作用>
五感のなかで唯一の体性感覚である触覚は舌ざわりや歯ごたえといった口内を
司ります。口の中で溶けるような柔らかさや、歯ごたえや麺類ののど越しの良さ
等を感じたりします。歯で噛みしめる感覚なども指します。
※味覚・嗅覚・視覚・聴覚は特殊感覚

触覚だけというよりは、他の感覚と合わせて味や食事を楽しむというところ
でしょうか。

 

 

■視覚が食にもたらすものとは
<目で受け取る情報はとても多い>
五感で最も多くの情報を入手するのは視覚です。全体の8割強と言っていいで
しょう。次に聴覚で視覚の10分の1くらいです。触覚、嗅覚、味覚は全体の
1割にも満たない状態です。

 

<食べ物の色以外に食器の色も大切>
一般的に暖色系の色は食欲を刺激して、寒色系の色は食欲を減退させる効果が
あります。
食器は食材の色を引き立たせるのに大切です。合った器に入れるとより食材の
よさが際立つこととなります。食材だけでなく、食器の色にも注目すると食を
楽しむレパートリーが豊富になるでしょう。

 

<日本料理は目で食べる>
日本料理は目で食べるという言葉があります。いきなり料理を味わう前に、器
や盛り付けを観賞するというものです。そのため料理を作る側もメニューに
ふさわしい器を選んで、季節を感じさせる工夫を凝らします。来客を喜ばせる
料理人の心意気を汲んで料理を味わってください。

 

 

■おわりに
さて、【食は五感で楽しむ】味覚以外の五感も役割あります
の記事についていかがだったでしょうか。

私たちは料理を食べる時、ただ料理の味だけを感じているのではなく、その場の
雰囲気、香り、音など、料理をとりまく色々なものと一緒に味を感じます。

味覚は大事ですが、それだけが全てではありません。
毎日は大変かもしれませんが、時には味覚以外の感覚にも働きかけるような
食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

■おせちとカニを是非ともお求めください
食材以外のものは各々で準備するとして、おせちやカニは当店でお求めください。
味はもちろん、見た目、香りでも食卓を盛り上げてくれます。
食を通じてリラックスして落ち着ける空間を演出ください、食の楽しさを皆さまに
体感いただければ幸いです。

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