大阪・難波【自由軒】の名物カレー

皆様、こんにちは。
カレーが大好きなあべです。
昔は料理が好きだった祖父が家でよくカレーを作ってくれました。

そんな祖父との思い出がある西洋料理店【自由軒】を今回はご紹介したいと思います。

レトロなたたずまいが素敵ですね。
幼い頃に祖父と2人で「名物カレー」を食べたのを思い出します。

自由軒は明治43年、大阪初の西洋料理店として難波で創業しました。
第二次世界大戦によって一時は焼失してしまいますが、2代目店主・吉田四郎さんの尽力の末再建しました。
大阪のカレーとして有名な「名物カレー」は100年近く愛され続けており、親子代々で伝統の味を守り続けています。

店内には文豪•織田作之助さんの写真が飾ってあります。

彼は自由軒の常連として、毎日のように名物カレーを食べていたそうです。
自由軒で構想を練っていた小説が、彼の出世作「夫婦善哉」。
自由軒は、日本文学の最高峰として現在でも多くの人の心を掴む名作が生まれた場所なんですね。

私は今日はカレーを食べようと思い入店しましたが、実際メニューを見たら目移りをしてしまいました。ハヤシライスやオムライスなどの洋食もあり、食べた事がないものにしたい好奇心が湧いてきます。
お腹が減っていたのでセットにも惹かれましたが、最終的に「野菜サラダ(480円)」と「名物カレー(900円)」に決定しました。

歴史あるお店なので観光で訪れる人も多いようで、メニューは様々な言語で表記されていました。
私は夕方に行ったので、常連と思われる方たちが落ち着いて食事をされていました。

サラダはすぐにやってきました。
思っていたよりボリュームがあります。
野菜は新鮮で、オレンジ色のドレッシングも美味しかったです。
ポテトサラダもついて、卵にはタルタルソースがかかっている為、サラダ一つでも色々な味を楽しむ事ができました。

「名物カレー」はドライカレーではなく、すでに混ぜてあるカレーに卵がトッピングされています。
たまごを崩すのは何歳になってもワクワクしますね。それに「四代目ウスターソース」をかけて、いただきます。

程よい辛さのカレーは、ざくぎりの玉ねぎが食感をよくしてくれています。
卵で味はマイルドになりますが、ウスターソースがアクセントになって癖になる味です。

子供の頃、あまりウスターソースをカレーにかけるのが好きじゃなかったので、祖父がかけているのが不思議でしたが、今もう一度食べると、ウスターソースがある方が美味しいと感じました。

店内には食べ方のポップがあるので、初めての方にもわかりやすいですよ。

必ずお一人様300円以上の注文をしないといけないので、友人の付き添いとかではなく、お食事で訪れてくださいね。

お店が変わらずにあり続けるというのは、実はとても難しい事だと思います。
それでも、あり続けて下さったおかげで、私は祖父との思い出を更新できとても嬉しい気持ちで帰る事ができました。

心斎橋に遊びに行かれた際は、是非「名物カレー」を食べてみるのはいかがでしょうか。

ーー「自由軒 難波本店」の詳細ーー

住所:〒542-0076 大阪市中央区難波3-1-34
TEL:06-6631-5564
営業時間:11:00~20:00
※ラストオーダー19:45
客席:38席
駐車場:なし
アクセス:
近鉄難波駅・地下鉄各線なんば駅 11番出口より徒歩2分

ホームページ:https://www.jiyuken.co.jp/

店舗は2店舗あり「難波本店」の他に平成14年に「天保山店」もオープンしています。

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