皆様、こんにちは。
阿部と申します。
皆様は2.5次元舞台または2.5次元ミュージカルをご存知でしょうか。
漫画やアニメ、ゲーム(2次元)を原作とした作品を、舞台やミュージカル(3次元)で再現しているもののことを指すそうです。
今回、私は刀剣乱舞(略称:とうらぶ)好きの友人から2.5次元ミュージカルに誘われたので行ってきました。
ミュージカル刀剣乱舞の最新作が現在、東京と大阪で公演中です。
坂龍飛騰(ばんりょうひとう)とは幡多の勤王志士:樋口真吉が、坂本龍馬の生き様を表現した言葉です。
物語はタイトルの通り、激動の幕末を駆け抜けた坂本龍馬の軌跡を辿ります。
刀剣乱舞(とうけんらんぶ)はメディアミックスにより、様々な派生作品が誕生していますが、
もともとはDMMの『刀剣乱舞-ONLINE-』というオンラインゲームです。
PCブラウザ版とスマホアプリ版があり、どちらも基本無料でプレイできます。
【派生作品一覧】
①ミュージカル 刀剣乱舞(通称:刀ミュ)
②舞台 刀剣乱舞(通称:刀ステ)
③アニメ 刀剣乱舞 -花丸-(通称:花丸)
④アニメ 活撃刀剣乱舞(通称:活撃)
⑤映画 刀剣乱舞
⑥刀剣乱舞 無双
⑦新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』
私が知らないだけでまだあったら申し訳ございません。
一言で刀剣乱舞といってもどの作品の事を指しているのか、タイトルだけでは判別できないので通称で呼ぶことが多いみたいですね。
ゲーム内容は日本刀を擬人化させたキャラクター(刀剣男士)を育成するゲームです。
プレイヤーは審神者(さにわ)といい、刀剣男士を顕現させる力があります。
審神者に顕現された刀剣男士たちは審神者を主と慕い、歴史改変を企む敵(歴史修正主義者)と戦ってくれます。
刀剣乱舞-ONLINE-のキャラクター数は2025年3月時点で117振り。
膨大な数ですが、今後も増え続けるようです。
これだけのキャラクターがいればどれか1振りは好きなキャラクターが見つかるかもしれませんね。
ゲーム内のホーム画面は「本丸」と呼ばれていて、審神者と刀剣男士が日常生活を送る本拠地となっています。
メインストーリーがしっかりとある訳ではないので、本丸はプレーヤーの数だけ存在する、という設定になっています。
自分の本丸と思うと愛着もわいてきますね。
刀の擬人化なので元となった刀が実在する為、刀剣乱舞は美術館などとコラボをする事もあります。
2025年4月13日から開催される大阪・関西万博(EXPO2025)にも刀剣乱舞は登場します。
大阪・関西万博で公益財団法人 日本美術刀剣保存協会、一般社団法人 日本美術刀剣保存協会大阪支部が主催する【日本刀展】の協力が㈱ニトロプラス(刀剣乱舞の制作会社)です。
【日本刀展】は4月21日(月)~25日(金)までの5日間限定開催。
館内では日本刀の展示はもちろん、刀剣乱舞紹介コーナーや公式グッズショップ「刀剣乱舞万屋本舗」出張所も開設されます。
また、最終日の4月25日は刀剣乱舞のキャラクター:こんのすけ(ゲーム内の案内役)の着ぐるみも登場。
ゲームを通して、日本刀の素晴らしさを国内外に伝えます。
私が今回誘われた刀ミュは2018年にNHK紅白歌合戦にも出演するほど話題性があります。
刀剣男子に扮した役者さんが刀を振り、歌う姿は独特の世界観がありますね。
刀剣乱舞は物語によって主人公が異なります。
今回の「坂龍飛騰」は坂本龍馬の軌跡が描かれているため、坂本龍馬が持っていた日本刀:陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)が主人公となります。
刀ミュは普通のミュージカルと違い、前半(1部):劇、後半(2部):ライブとなっています。
ライブパートがあるので、舞台鑑賞というよりはアイドルのライブに来たような熱気があります。
お客さんの中には大きいなうちわに言葉を描き、持参している方もいました。
会場ではパンフレットやブロマイドなどグッズも様々売っていました。
私は持ち物が何がいるか分からなかったので、一応「オペラグラス」と「ペンライト」を持参していましたが、ペンライトは専用のものが会場でも販売されています。
登場キャラクターには各自イメージカラーがありますので、専用のペンライトがあると使う時に色がないなどのアクシデントがないので安心ですね。
【刀剣男士イメージカラー】
①陸奥守吉行:Marigold
②肥前忠広:Shuan
③南海太郎朝尊:Kokihanada
④笹貫:Sasa
⑤後家兼光:Darling Red
⑥大慶直胤:Kakitsubata
刀剣男士のイメージカラーは普通のオレンジとか赤とかじゃないみたいです。
刀剣男子は数多くいる為、カラーが被らないように緻密な差異でキャラクターを分けているようです。
私は大阪公演を見に行きましたので会場は箕面市立文化芸能劇場の大ホールでした。
最近できたばかりのホールでとても綺麗です。
客席は1階と2階合わせて1,401席。
私の席は2階席でしたが、傾斜がしっかりあるので前の人で見えないと言うことはありません。
椅子の間隔に余裕があり、位置も前後交互になっているので見やすいです。
2階後方でも、オペラグラスで役者さんの表情が見えるほどだったので、1階だともっと近く感じると思います。
換気のためだとは思いますが、冷えましたので足元は暖かくしていくのがいいと思います。
聞いたところによると、今回の作品は前作(ミュージカル刀剣乱舞―陸奥一蓮―)のストーリーを踏まえて作られているそうです。
刀ミュのストーリーの根幹には、偉人の人生を史実のまま完了させる事=歴史を守る事という認識があります。
そのため、偉人が不慮の事故で亡くなってしまった場合、刀剣男士が代わりを務める事もあります。
上記の内容を踏まえていないと、物語序盤から置いてけぼりになるので、見る前に少し予習は必要かと感じました。
【ミュージカル刀剣乱舞-坂龍飛騰-】の上演時間
1部 ミュージカル『刀剣乱舞』 ~坂龍飛騰~公演【上演時間:約2時間20分】
休憩(20分)
2部 LIVE【上演時間:約40分】
1部「坂龍飛騰」は自分の人生(役割)を問われる物語でした。
主軸となるキャラクターが自分の人生(役割)から逃げずに全うした最後のシーンで、主人公:陸奥守吉行が送った賛辞の言葉に私はジーンとしました。
2部は打って変わって、楽しい音楽と共に現代風の衣装に着替えた刀剣男士たちが登場します。
歌以外にもバラエティ番組のようなゲームコーナーや、刀剣男士以外のキャストによる和太鼓のパフォーマンスなどがありました。
最後、アンサンブルやキャスト揃い踏みで刀を構える姿は圧巻でかっこよかったです。
興味がある方は大千秋楽の配信も行っておりますので、是非購入して見てみてください。
【ミュージカル刀剣乱舞-坂龍飛騰-】
・大千秋楽 2025年5月11日(日)18:00公演
販売価格→3,800円(税込)
配信について→https://musical-toukenranbu.jp/contents/streaming/spring2025
—刀剣乱舞の詳細—
公式サイト→https://www.toukenranbu.jp/
—【日本刀展】の詳細—
公式サイト→https://osaka-touken.org/index.html
日本刀展 THE SAMURAI SWORD
日時:2025年4月21日(月)〜4月25日(金)
会場:大阪・関西万博 ギャラリー East
—【ミュージカル刀剣乱舞-坂龍飛騰-】の詳細—
公式サイト→https://musical-toukenranbu.jp/pages/spring2025
【演出】
茅野イサム
【脚本・作詞】
浅井さやか
【音楽監督】
YOSHIZUMI
【振付・ステージング】
本山新之助 TETSUHARU 桜木涼介
【出演者】
陸奥守吉行役 田村 心
肥前忠広役 石川凌雅
南海太郎朝尊役 塩田一期
笹貫役 福澤 侑
後家兼光役 佐奈宏紀
大慶直胤役 大友至恩
坂本龍馬役 上山竜治
西郷隆盛役 松本 亮
久坂玄瑞役 鈴木利典
岡田以蔵役 兼松若人
勝 麟太郎役 日野陽仁