皆様、こんにちは。
阿部と申します。
皆様は「ヨルダン」という国を聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
私は知識が乏しいため、はじめは何も思い浮かびませんでした。
調べるととても魅力的な国ですが、日本から行くにはとても遠い国のようです。
ヨルダン館は大阪万博で人気パビリオンだと聞き、行ってみましたのでお伝えできればと思います。
ヨルダン(ヨルダン・ハシミテ王国)は、中東・西アジアに位置する立憲君主制の国です。
国の面積は8.9万平方キロメートルで、北海道とほぼ同じ大きさです。
首都はアンマンで言語はアラビア語です。
イスラエル、パレスチナ国、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接している国の為、
シリア及びイラクとの国境地帯は危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)。
その他の地域はレベル1(十分注意してください)となっています。
外務省HP→https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2024T066.html#ad-image-0
ヨルダンには有名なものが様々あります。
世界遺産に登録されている「ペトラ遺跡」をはじめ、映画「スター・ウォーズ」のロケ地として有名な砂漠地帯「ワディ・ラム保護区」。
さらに「死海」と呼ばれるは塩湖は、その塩分濃度の高さから浮遊体験ができることで知られています。
HP→https://jp.visitjordan.com/
ヨルダンは見どころ満載の魅力的な国ですね。
そんなヨルダンが今回の大阪万博で何故人気かというと、本物の「ワディ・ラム保護区」の赤い砂を持ってきてくれたからなんです。
本来であれば現地に行かないとみる事が出来ない「ワディ・ラム保護区」の砂の上に座れるなんて是非体験してみたいですよね。
ヨルダンパビリオンのテーマは「未来を紡ぐ」。
一歩踏み出すごとに歴史を遡り、そして未来へと瞬時に移動する体験が出来ます。
初めはどういう事だろうと思ったのですが、入り口にあるQRコードを読み込むとパビリオンの説明を見る事が出来ます。
https://jordanpavilion.myportfolio.com/
ヨルダン館の中は3つのエリアに分かれています。
入ってすぐの1つ目の展示エリアではヨルダンの歴史や文化を見る事が出来ます。
入って左側の「ヨルダンの窓」は、伝統的な左官技術の名匠・久住有生氏によって制作されました。
土壁には、7つのデジタル「窓」が埋め込まれており、それぞれが異なる歴史の時代へとつながっています。
・アンマン
・アル・サルト
・アジュルーン城
・ジェラシュ
・ペトラ
・アイン・ガザール像
入り口から奥にかけて年代が古いものになっています。
時代を遡るとはこういう事だったんですね。
右側には様々な言語の挨拶が流れています。
手前にある石(石琴)を叩くと音が鳴り、あいさつが現れます。
挨拶が映っているのは壁ではなく、手織りされた全長15メートルの織物です。
ヨルダンから運ばれた糸で製作者が数百時間を現地で過ごし、ヨルダンパビリオンの壁に一糸一糸を丁寧に織り上げました。
1つ目の部屋からもすごいこだわりを感じますね。
2つ目の部屋がお待ちかねの砂のエリアです。
入り口で靴を脱いで部屋の中に進みます。
砂はサラサラで気持ちいいです。
全員が砂の上に座ると、現地のスタッフさんが日本語で今回のパビリオンの為に砂をどうやってもってきたか説明してくれます。
今回の万博に合わせ、砂漠の砂およそ22トンを船便で日本に運び、
日本の規制に沿って全ての砂を一度洗って天日干し。
微生物やバクテリアなどを取り除くと、大量にあった砂がとても少なくなってしまったそうです。
パビリオンへの砂の搬入作業はスタッフさん達で行ったそうで、それが本当に重労働で大変だったと言っていました。
そんなヨルダンパビリオンの方々の努力で私たちが本物の砂に触れさせてもらえているんだなと感じ嬉しかったです。
スタッフさんの話が終わると映像が流れます。
360度の円形スクリーンに「ワディ・ラム」の映像が映し出され、現地にいるような気分を楽しめます。
夜空が有名との事で、夜の砂漠が美しいですね。
ヨルダン館の館長であるAhmad Jubranさんが7/11日から「X(旧:Twitter)」を行っています。
そこには
「私はヨルダンパビリオンの館長および共同デザイナーとして、この1年以上、
大阪・関西万博2025に向けてヨルダンパビリオンの設計と実現に取り組んできました。
この成果は信じて共に歩んでくれた素晴らしいチームなしでは成し得なかったことです。
企画から制作、旅、苦労、そして喜びまで…すべてに心から感謝します。
このパビリオンが、皆さんとヨルダンをつなぐ新しい扉となることを願って——
これから少しずつ、その裏側も紹介していきます。」
とあります。
X→https://x.com/Ah_Jubran_
1年以上かけて楽しんでもらおうと準備してくれていたんですね。
大人気なのも納得です。
人気過ぎて、7/17日からヨルダンパビリオンは予約制となっています。
今から行かれるか方は当日予約を忘れないようにしてくださいね。
ヨルダンパビリオン最後のエリアはショップです。
ショップにはパビリオンの入場列に並ばなくても、入る事が出来ます。
ショップの壁側にはヨルダンのお菓子やお土産がズラリと並びます。
中央には「砂アート」の職人が座っています。
実際に作っているのを見る事ができ、価格3000円〜購入する事が出来ます。
1000円で1フレーズ(好きな言葉や日付など)入れる事が可能なため、自分だけの砂アートが購入できますよ。
また、ヨルダンコーヒー(750円)やデーツシェイク(950円)などの飲み物も購入可能。
暑かったので私は「デーツシェイク」を買いました。
デーツの甘みがしっかりしていますが、ドロッとしていないので飲みやすかったです。
万博を動き回って疲れている私にはとても美味しかったです。
コーヒーやシェイクを購入すると「デーツ」の実も2粒ついてきます。
私はあまり食べないので珍しかったですが、日本でもカルディなどで売っているそうです。
ヨルダンパビリオンでは有料ですが、死海の塩・泥を使用した「スパ」があります。
是非行って見たかったのですが、スタッフさんに聞いたところその日は朝9時30分頃には満員になったそうです。
【 ヨルダン館スパ 】詳細
〇 予約受付開始:9:15〜(当日分のみ)
〇 決済方法:クレジットカードのみ
〇 予約場所:ヨルダン館レジカウンター
(カフェ入口にお並びください)
🕚 スパ営業時間:11:00〜19:00
(※予約受付は9:15から開始)
※ご予約後のキャンセル・時間変更はできません。
残念に思っていると、ショップに泥パックや塩が売っています。
私は泥パックがして見たかったので、せっかくなので泥を購入したいと思います。
2種類あってどちらがいいか分からなかったので、どちらも買ってみました。
泥パックは人気で1度完売し、8月に再入荷したそうです。
成分表を見てみるとパックの方は「シルト」のみで、四角い箱の方にはシルト以外の成分も入っているようです。
まずはパックの方を開けてみます(1800円)。
サラサラの砂ですね。
水に溶かして使うようです。
水を入れすぎるとさらさらになりすぎて塗りずらいので少なめに入れて調節するのが良さそうです。
手に付けておいておくと少し乾いてきます。
あまり、長時間おいておくのも良くないようなので5分くらいで洗い流してみます。
肌がさらりとして、ワントーン明るくなった気がします。
こちらは「シルト」のみなので、お好みでオイルなどを足して自分好みのパックに出来る良さがありますね。
続いて、箱の方を開けてみます(2500円)。
パックのものと色が違います。
私は他社の泥パックを使ったことがありますが、こちらの方がとても柔らかくきめ細かいと思います。
手に塗ってみます。
「シルト」のみの時と同じように5分ほどたったら、洗い流します。
洗い上りはしっとり柔らか肌です。
私は自分でカスタマイズするのは苦手なので、こちらの方が使いやすいと感じました。
ただ、アルコールが入っていたようで私には少しピリッとしました。
ヌメイラというメーカーのようですので、気になる方は通販してみるのもいいかもしれません。
こだわりの詰まったヨルダンパビリオン。
大人気ですのでこれから大阪万博に行かれる方は是非のぞいてみてくださいね。
—2025年大阪・関西万博【EXPO2025】の詳細はこちら—
公式サイト→https://www.expo2025.or.jp/
—2025年大阪・関西万博【EXPO2025】ヨルダン館の詳細はこちら—
ヨルダン館のサイト→https://www.expo2025.or.jp/official-participant/jordan/
ヌメイラHP→https://global.numeira.com/ja/products/dead-sea-bath-salt