■はじめに
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『スタッフぐでぐで』です。
今回はカニの食べ方についてご紹介いたします。
と、その前に。
皆さまはカニを食べますか。食べるとしたらどのような調理をしているでしょうか。
これから紹介する食べ方についてまだ、試したことがない場合は何らかの機会で
是非ともお試しください。新しい味わいを楽しむことができるかもしれません。
■主なカニの食べ方(私見入りまくり)
1.ゆでる&蒸す
⇒一番メジャーな調理方法らしいのですが、『スタッフぐでぐで』はこの方法で
食べたことがありません。下記の方法で調理されたものばかり食べていたからかもしれませんね。
2.鍋
⇒私個人はこの方法でよく食べます。鍋の締めにご飯やラーメンを投入しております。
3.刺身
⇒お酒のつまみで食べるときにこの方法で食べます。頻度は鍋より少ないですね。
4.焼く(写真残っていたので載せてみる)
⇒バーベキューやキャンプのときに映えも狙ってこの方法で食べます。このご時世なので
昔ほど頻度は少なくなりました。頻度としては鍋>刺身>焼くになります。
■全国的にはどのような傾向があるのか
大部分の地域は『ゆでる&蒸す』が主流です。そして、『鍋』で食べる比率は東日本と西日本で
比べると西日本の方で選ばれているようです。
西日本の中でも近畿エリアと中国エリアで、東日本だと中部エリアでやや異なるデータが出てきます。
厳密に言うと各エリアの日本海側に接している地域及びその地域から近い場所ですね。
つまりは『カニ産地』が近く、生カニが流通していた場所となります。
カニ産地が近くになる地域では食べ方の種類でバリエーションがあるようです。
本当は数値が出せればいいのですが、近畿、中国、中部というくくりで算出すると日本海側に
接していない地域分も算出対象となって、実態とは異なる数値が出てきます。日本海側に隣接して
いる分だけ数値を出せればいいのですが、この手の調査は地方区分や都道府県単位となるのが常ですね。
■冷凍技術の目覚ましい進化はここ最近の話
今でこそ、生のカニが全国で入手できますが、これが可能になったのは冷凍技術が進化したためです。
冷凍技術の歴史は19世紀後半なのでそれほど長い歴史があるわけでもありません。日本への導入は大正
時代からとなります。冷凍技術の目覚ましい進化は20世紀後半というか20世紀末あたりとなります。
カニを食べるという記録が確認できる書物で一番古いものは『万葉集』となります。これは日本に現存
する最古の和歌集で7世紀から8世紀の間に作られたものです。西暦700年前後には食べられていたと仮定
しても『カニの食用の歴史』で冷凍技術の話が出てくるのはかなり後半、つまりはここ100年の話となります。
冷凍技術がない時代は地産地消が基本です。輸送できても近隣へ送るのが精一杯となります。これは
遠方へ送るための環境(防腐の仕組み)が整っていなかったためです。
ちなみにタラバガニに限ると食用の歴史はさらに浅く、明治時代以降に食べられるようになりました。
それまでは価値を見出せなかったようで、浜辺に捨てられていたようです。今の価値観だと勿体ないですね。
余談ですが、タラバガニは厳密にはカニではなくヤドカリの仲間となります。
■現在のカニ事情
円安、原材料高騰、需要と供給。値上がりする要素はあれど、値下がりの要素は無しとなります。
何とも厳しい環境が続きます。
需要と供給について補足しますと新型コロナの影響で内食需要が急激に高まり、アメリカや欧州各国の他、中国
などでもカニが重宝されることで強い需要があります。それに対して供給は資源減の事情もあって獲れる量が
減っております。
この需要について『いつまでも続くわけではない』ので、改善の兆しが出てくるはずなのですが・・・
タイミング悪く、円相場が厳しくなりました。
本記事作成時点で1ドル143円。去年のこの時期は1ドル110円だったので相場が激変しております。
ある事情が改善されても、別の事情が悪化すると総じて今より状況が良くない方へ変わることがあります。
何とも先が読めない厳しい舵取りが求められる時代になりました。
■カニの紹介
このお題を扱っているならやっぱカニの紹介でしょう。
おススメしたい商品はこちらです。カニをあまり食べていない方、よく食べる方どちらの方にもご紹介したいですね。(画像をクリックすると商品ページに移ります)
他のカニはこちらからどうぞ
■おわりに
『【カニの食べ方は地域で異なるかも】地域性のお話【カニ】』の記事について、いかがだったでしょうか。
実際に調べて『ゆでる&蒸す』で食べる方法があると知った『スタッフぐでぐで』ですが、皆さまは
新しい味わいを楽しめそうでしょうか。私からは個人的にですが『焼く』食べ方をおススメいたします。
皆さまのカニ調理のレパートリーが増えるようでしたら大変嬉しく思います。
それでは次の記事でまたお会いしましょう。