【納涼】現代の暑さ対策と古来の納涼風習について

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。

この時期は暑いとわかっていますが、そんな暑さに負けず冷房、扇風機などの
文明の利器を用いて、涼しく過ごしていきましょう。

昔は冷房、扇風機が無くても、ここまで猛暑となることがありませんでした。
というのも、これらが発売される時代の気温はせいぜい「夏日」「真夏日」
と呼ばれるものだけだったからです。

最高気温が25℃以上の日を夏日、最高気温が30℃以上の日を真夏日と
呼ばれていました。

ぐでぐでが幼少の頃は、30℃を超えると危険なので外で遊ばないで。
勉強は涼しい午前中に済ませるようにと親から言われたものです。

しかしながら、今の時代は最高気温30℃を超える日は珍しくなく、日常
的となっています。

現代の暑さを凌ぐ術を紹介しながら、古来の納涼風習について触れていきます。
それでは本記事にお付き合いくださいませ。

 

 

■猛暑日、酷暑日とは
最高気温が40℃以上の日を酷暑日(2022年に日本気象協会が設けた名称)
最高気温が35℃以上の日を猛暑日(2007年に気象庁の予報用語で定められた)
最高気温が30℃以上の日を真夏日
最高気温が25℃以上の日を夏日

上記に通り、先に言葉の定義を紹介します。
昔に比べて暑くなっていると思っているそこのあなた、ご明察の通りです。

気温について(気象庁)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq3.html
過去の気象データ検索(気象庁)
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

統計からも明らかにその傾向が読み取れます。そのため、猛暑日という定義が
新たに加わり、気象庁ではなく日本気象協会独自の名称ですが、酷暑日という
定義も加わりました。
・・・最高気温が45℃以上の日は「〇〇日」となるのか、少し興味があります。

 

■納涼対策について
「納涼」とは涼しさを取り込むことです。避暑なら涼しいところへ移動すれば
よいですが、今回は日頃の納涼対策としてご紹介します。
室内で過ごす場合、外出(通勤)する場合など。

共通として、水分補給は定期的におこなってください。その際、甘い飲み物では
なく、麦茶や水などを中心としてください。あと、アルコール(お酒)は飲み物
であっても水分補給には適さないことを念のため、お伝えします。

 

<室内で過ごす場合1>

・冷房を稼働させる。
この手の対策で、窓を開けたり扇風機を使うとありますが、「夏日」であれば
それで十分と思います。しかし、30℃以上を超えるなら冷房を稼働させる
ことが前提となります。

冷房だけで室内の温度が下げられない、下げるのに時間がかかる場合は
追加の対策として、扇風機を使うのはよいと思います。

長時間稼働させることが基本となるので、直接風に当たらないこと、室内が
28℃以下になるように冷房の温度設定を調整します。
これは冷房の温度を28℃にすることではなく、室内の温度を28℃となるよう
冷房の温度を下げるようにします。

また、暑がり寒がりの方がいる場合はその人数比率に応じ、どちらかに合わせる
必要があります。人数が多い部屋なら、室内温度を26℃となるようにして
それで寒いと感じる場合はカーディガンなどで調整するとよいでしょう。

・湿度を40%~60%の間で調整する。
基本的に冷房を稼働させると湿度も下がります。ただし、下げ過ぎることは
マイナスの面が目立つので、湿度は40%~60%の間を維持してください。

 

<室内で過ごす場合2>

<室内で過ごす場合1>は自身で空調設定を変更できるケースを紹介しました。
<室内で過ごす場合2>は自身で空調設定を変更できないケースとして紹介
いたします。主に勤務先などの職場を想定しています。

・職場の温度に合わせて、カーディガンなどで調整する。
基本的に冷房の温度設定を変えられないことが多いので、カーディガンや毛布
で調整します。ぐでぐでが以前いた職場では始業開始直後は寒く、11時くらい
から暑くなって、14時から寒くなるような酷い環境がありました。
この時は約8カ月の期間で5回風邪に罹ってしまい手痛い出費がかさみました。

稀ではあります、カーディガンで調整できないくらい寒暖が激しい場合は毛布
を持って来ましょう。寒暖差が激しい環境は体に悪いので職場と交渉して
働きやすい環境を整備してもらいましょう。

・小型扇風機、小型加湿器で自身のデスク周りの温度と湿度を調整する。
自身の座る席によっては必要になるかもしれません。不要な場合は問題ありません
が、1日の大半を過ごす場所なので細かな調整は行いましょう。

・汗拭きシート
上記の対策でも暑さを感じる場合は追加で使用しましょう。
なお、使用頻度が多い場合は上記の対策をさらに徹底しておかないと出費
がかさみます。この対策は最後に行使するように。

 

<外出(通勤)する場合>
冷房がありませんので、日傘とタオルと汗拭きシートを持参しましょう。

持ち運びできる扇風機も選択肢としてはありますが、熱中症となる恐れ
もあるので、暑すぎる場合は使用を控えるのが無難です。
商業施設や公共交通機関で温度が30℃以下になっている場所でなら
使ってもよいでしょう。

水を持参していれば、タオルに水をかけて首に巻くことで、体感温度を
下げて暑さを和らげることができます。

外出する場合は水は貴重品となります。必要な分量を持参しましょう。

 

■古来の納涼対策及び天然の冷蔵庫
今の時代では現実的ではないのでご参考までに。

氷室という氷や雪を貯蔵することで冷温貯蔵庫として機能する施設に
たくさんの氷や雪を貯蔵します。
今の時代と違い、製氷技術が存在しないときは冬場にできた天然の氷
や雪を「地下水の気化熱の恩恵を受けられる洞窟」で夏まで保管します。

当時、夏に氷や雪を取扱えるのは限られた一部の方だけになります。
朝廷や幕府に献上されて、納涼対策に用いられました。

 

■氷を用いる冷蔵庫から電気を用いる冷蔵庫へ
民間に製氷及び保管技術が普及したのは19世紀後半~20世紀前半
と伝えらえており、このときは氷を用いた冷蔵庫となります。

現在のように電気で稼働する冷蔵庫が普及したのは日本の高度経済成長期
を経て1970年半ばとなります。

 

■食べる納涼対策
暑くなれば売れるもの。かき氷やアイスクリームです。
仕事帰りや夕食後のデザートとして熱くなった体を冷やしてくれます。

飲み物に関しても氷を入れることで、冷たい状態で飲むことができます。
井戸水を使える地域ならこれが天然の冷蔵庫になるので、そこに冷やして
おくのもアリだったりします。

 

■文明がもたらす恩恵と弊害
今の時代の方が暑さ対策の選択肢は増えていますが、昔と違いアスファルト
や高層ビルの存在があります。元は草地や森林だった土地が開拓されて
いますが、植物には水分が含まれており、太陽から受けた熱を水分と一緒に
蒸発させて大気へ放出していました。

アスファルトは熱を溜め込む性質があるため、日中だけでなく夜間も熱を
放出し続けます。熱帯夜が発生する理由の1つです。

高層ビルが乱立している地域だと風の流れが悪くなるので地面まで風が
届きにくいとの事情があります。

今更無くすことはできないので、弊害の部分を恩恵でカバーすることで
今後も暑さ対策に備えていくよう、人類の知恵を絞っていきましょう。

昔よりも今の方が暑さは厳しい。これを前提に今後も生活を営んで
ください。それでは、暑さについて無理をせず日々をお過ごしください。

 

■おせちだけじゃない。カニを筆頭にいい品あります
匠本舗ではカニを筆頭に様々な海産物を取扱いしております。
ネットショップ大賞を10年以上連続で1位との実績がありますので
強くおススメいたします。当店よりチョイスいただいた品で素敵な食卓を
楽しんでください。まずはお求め安くなったカニからどうぞ。
↓のバナーをクリックくださいませ。