干支にネコがいれば良いのに

スラスラ干支が言えるのは半分までの池田です。
ねーうしとらうーたつみー、までは一連の流れで出てくるのですが、
うまひつじ、さるとりいぬいー、がなんかブツ切れ感があって
スラスラ出てきません。

そんな事はどうでも良いのですが、
常々、ネコがいない事に憤りを感じています。
黒、キジ、茶トラ、サバ、灰、白黒、三毛、ハチワレ、靴下、サビ、ブチ、白
の12柄で良いじゃない。

でも来年は〇〇どしかぁ~、なんて話になると、
年末感が出て、もうお正月気分になりますよね。

ふと思うのがなぜこの12匹なのか。
そして辰の異様な存在感。
今回は何故今の干支になったのか調査しました。

■なぜこの12匹なのか

大昔、ある神様が
「1月1日の朝、1番から12番目までに来たものを1年交代で動物のリーダーにする」
という手紙を書きました。
手紙を受け取った動物たちは自分が1番になるべく、
翌朝まだ暗いうちから一斉にスタートしました。

牛は足が遅いので早く出掛けましたが、
ずる賢いねずみはひっそり牛の背中に乗って行き、
ゴール直前で飛び込み1位に。
やさしい牛は怒ることなく2位で満足。
虎は本気を出していなかったため、3位に。
ウサギは他の動物が休んでいる間も必死に跳び続け4位に。
龍と蛇は同時に到着しましたが、蛇が譲り龍が5位、蛇が6位に。
馬は脚は早いが道草ばかりで7位に。
羊は途中で道に迷って8位に。
猿は仲良しの犬と向かっていましたが途中で喧嘩に…。
鳥が仲裁して間に入ったので、猿が9位、鳥が10位、犬が11位に。
最後に到着したイノシシは実は、1番最初に到着してましたが、
まっすぐしか走れないため、ゴールを通り過ぎ、引き返して12位に。
ネコは、日にちを忘れ、ねずみに嘘を教えられたため一日遅れ、
神さまに「顔を洗って出直して来い」といわれたそう。
なので、ネコはいつも前足で顔を洗い、ねずみを見ると怒って追いかけ回す…。

みたいなお話が有名で、文献や土地によっては理由が違っていたり、
13番目にカエルが到着しましたが、間に合わなかったので「モウ帰ル」と言ったり、
イタチは早めに着いていましたが、12番にゴールしようと順位を譲っていたところ、
ネズミが隠れていたのに気づかず13番目になってしまった、
実は鹿が13番目だったなど、派生のお話も多いようです。

絵本だったり、昔ばなしで知っている方は多いかもしれません。

 

■由来と意味

元々は中国の天文学に由来するそうで、
木星が12年で太陽を1周することから「12」という数字がベースになっています。
木星の位置を示すために1~12を割り振り、12種の字が割り当てられました。
やがて偉い人が、字が読めない人でも覚えやすく馴染みやすくなるように、
その字の発音に似ている動物を当てはめていったか、
その字に動物の意味を後付けしたとされています。
やがてそれぞれの字に幸せを願うさまざまな意味が込められました。

子(ね)
鼠:繁殖力が高いことから、子孫繁栄
丑(うし)
牛:力強さの象徴であり、粘り強さや誠実さ
寅(とら)
虎:勇猛果敢で、決断力や才覚
卯(う)
兎:おとなしく穏やかなので、温和、または飛躍や向上
辰(たつ)
龍:唯一空想上の生き物。権力の象徴で大きなことを成し遂げる
巳(み)
蛇:脱皮を繰り返し成長することから、永遠や再生
午(うま)
馬:健康や豊作を象徴し、幸福、勝利、成功
未(ひつじ)
羊:群れで生活することから、家内安全
申(さる)
猿:賢者を象徴し、知能と学習能力
酉(とり)
鶏:福をトリ込むに繋がることから、商売繁盛
戌(いぬ)
犬:忠義の象徴とされ、真面目で誠実
亥(い)
猪:猪の肉は万病に効くとされたことから無病息災、突き進むことから情熱的
ここにネコがいたら、
招き猫という意味で、幸福。性格から、気まま・マイペースといった感じでしょうか。

 

■なぜ龍がいるのか

さまざまな説がありますが、
中国では権力の象徴だったり皇帝のシンボルだったり、身近な存在であったため。
後から発音に寄せた動物をあてはめたことから、たまたま音が似ていた辰になったため。
龍という時に「鰐(わに)」の意味もあり、そもそもワニを指していたため。
など確かな理由はなさそうです。う~ん不思議。

 

■干支と十二支の違い

厳密には干支と十二支は異なります。というか混同してしまっている方も多いのではないでしょうか。
私は今日初めて知りましたが、

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種類の要素からなる「十干」と、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類の動物からなる「十二支」とを
組み合わせた「十干十二支」を略した言葉だそうです。

10と12を組み合わせて60に分け、暦、時間、方位、角度などを表すために使われていました。
確かに中国の羅針盤には文字がいっぱい書いてあった印象です。
日本でも丑の刻参りとか、時間を表していました。

 

さて、いかがだったでしょうか。
知っているようで知らない干支でしたが、こういう云われや歴史があったんですね。
もう年末かぁ、来年の干支はなんだったかなぁ、あっおせち準備しなきゃ!
という方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらをどうぞ\(^o^)/
完売間近なのでお早めに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

干支に入れなくても幸せにゃん