【この夏ママ必見】知らないと危険!子どもの熱中症の症状と正しい対処法


こんにちは!4歳と1歳の2児子育てに奮闘中の スタッフMATSUです★☆

最近、ほんっとうに暑いですね…!
私はすでにバテ気味ですが、子どもたちは毎日汗だくになりながら
全力で遊んでます。
「元気なのはいいけど…熱中症、大丈夫?」そんな心配、ありませんか?

子どもはまだ「暑い」「のどが渇いた」なんてうまく言えません。
だからこそ、大人のちょっとした“気づき”が命を守る第一歩!

なので今回は、ママ・パパが子どもの熱中症に気づくポイントや、
もしなってしまった時の対処法、
普段からできる予防のコツをわかりやすく紹介します。

一緒に暑い夏を乗り切りましょう!

 なぜ子どもは熱中症にかかりやすいの?

子どもは大人より熱中症になりやすいって、知ってましたか?理由は以下のとおり👇

  • 体温調整機能が未熟
    →3〜5歳頃から徐々に大人並みに整ってきますが、まだまだ不安定なんです。

  • 熱がこもりやすい体のつくり
    →子どもは体の表面積に対して体重が少なく、外の熱を吸収しやすくて、中の熱を逃がしにくい。小学校高学年くらいまで安定しません。

  • 水分が失われやすい
    →体内の水分量が少ない分、少しの汗でも一気に脱水に。

  • 体調変化に気づきにくい
    →のどの渇きや疲れに気づいても、うまく伝えられない。

 子どもに多い熱中症のサインとは?

 年齢別に気をつけたいサイン

  • 0〜1歳(乳児期)
    ・泣き止まない、ぐったりして元気がない
    ・体が熱く感じる(発熱ではなく)
    ・おっぱい・ミルクを飲まない
    ・オムツの濡れる回数が減る
    ・ぐっすり寝すぎている

  • 1〜3歳(幼児期前半)
    ・遊びたがらない、ぼーっとしている
    ・顔色が悪い/真っ赤/青白い
    ・汗が出すぎている or 全く出ていない
    ・ぐずる、機嫌が悪い
    ・唇や口の中が乾いている

  • 3〜6歳(幼児期後半〜就学前)
    ・「頭が痛い」「気持ち悪い」と訴える
    ・ぐったりして反応が鈍い
    ・手足が冷たい・顔色が悪い
    ・体温が高い(38℃以上)
    ・汗が出すぎている or 全く出ていない

  • 小学生以上
    ・めまい・頭痛・吐き気・腹痛などを自覚して訴える
    ・だるそう、集中できない、機嫌が悪い
    ・汗の異常、熱がある、意識がぼんやり
    ・足がつる(こむら返り)

 見落としがちな3つのサイン

  1. 機嫌が悪い/不機嫌になる
    →脱水や体温の上昇によって、脳の動きが一時的に乱れたり、神経が過敏に

  2. 唇がカサカサ・口の中が乾いている
    1.血液の水分量が減る 2.唾液の分泌が減る 3.唇や口の中が乾く の順番で目に見えて脱水があらわれてきます。

  3. しゃっくりやこむら返り(足がつる)
    熱中症初期に起こることがあるサインで、塩分が不足しているときに起こりやすい!

 熱中症かも?!すぐできる応急処置

「ちょっと様子が変かも…?」と思ったら、すぐに以下を!

  1. 涼しい場所に移動する
    →エアコンの効いた室内や、日陰

  2. 衣服をゆるめて熱を逃がす
    首元・お腹まわり・足元などを緩め、こもった熱を逃がしやすくする。

  3. 水分補給(※塩分も!)
    →お茶や水でもOKですが、汗をたくさんかいていた場合はスポーツドリンクがおススメ!

  4. 体を冷やす
    →・首の後ろ  ・わきの下  ・足の付け根(太ももの付け根)
    保冷剤や冷たいタオルを使って冷やす。保冷剤がなければ、ペットボトルでも◎

  5. 様子をしっかり観察する
    →気になっても、顔色や機嫌、呼びかけへの反応、尿の量などをよく見る。
    ※ぐったりが続く・嘔吐・意識が朦朧 が続く時は迷わず病院へ!!

 病院に行く時には症状の経過メモを!

医師に的確に伝えるため、こんなメモがあると安心!

  • いつから、どんな症状?

  • 最後に食べた・飲んだものの時間と量

  • 排尿・排便の有無(オムツの汚れもチェック)

  • 可能なら動画や写真も撮っておくと◎

 家庭でできる!熱中症の予防・対策法

 こまめな水分補給

【乳児の場合】母乳やミルクの間に、湯冷ましや麦茶を少量追加してもOK

  • のどが渇く前に、こまめに飲むのが鉄則(特に乳幼児)
    →タイミング例:朝起きたとき/遊びの前後/お風呂の前後/寝る前

  • 冷たすぎない飲み物を少量ずつ、こまめに。

  • 経口補水液や味付き水なども工夫してみて!

  • 汗をかいた後は、塩分やミネラルの補給も忘れずに!

温度・湿度の管理がカギ

  • 室温は25〜28℃、湿度は50〜60%が理想

  • エアコンと扇風機を併用して空気を循環させると◎

  • 日中は遮光カーテンやすだれで直射日光をカット

服装選び

  • 通気性のいい服を着せる(薄手で長袖もおすすめ。紫外線対策にも◎)

  • 家の中では下着+Tシャツ程度でOK

  • 夜もパジャマは薄手&吸汗性のあるものを選んで

熱がこもりやすいNG服装:ナイロンなど通気性が悪い素材

 保育園や外遊びの前にできること

  • 起床後・朝食後に必ず水分をとらせる

  • 麦茶や水、経口補水液などの準備をしておく

  • 水筒には冷たすぎない(常温か少し冷たい程度)が◎

 意外と知らない!危険を高める日常アイテムや習慣

  • エアコンの使い方の落とし穴
    設定温度を低くしすぎて体が冷え、外に出た瞬間に熱中症リスクアップ
    風が直接当たる場所に長時間いると、体の一部だけが冷えすぎて体温調節が乱れる

  • 冷たい飲み物の飲みすぎ
    冷たい飲み物を一気に飲むと胃腸が冷えて消化不良や体調不良に…
    体の内側の温度が下がりすぎて体温調節がうまくいかなくなるリスクも

  • 過剰な塩分制限
    健康のために塩分を控えすぎるのは、汗で失われる塩分が補えず熱中症の危険が高まる。
    → おにぎりや味噌汁で自然な塩分をとるのが理想的。

  • 長時間のベビーカー使用
    背中や頭に熱がこもりやすい。風通しが悪いと体温が下がらず、熱中症リスクがアップ。

  • 服装の誤り
    肌をむき出しにしすぎて日焼けすると、体のダメージが増えて熱中症を誘発

  • 運動不足や体調不良のままの外遊び
    熱中症は暑さだけでなく、体調や体力によってもかかりやすさが変わる

  • 睡眠不足や夜更かし
    夜の暑さで寝苦しいと、翌日の熱中症リスクが上がる。

 “気づく力”が子どもを守る最大の対策

子どもは自分で「暑い」「つらい」と伝えられないことも多く、
熱中症に気づきにくいもの。
だからこそ、普段とのちょっとした違いに気づくことが一番の予防になります。

「いつもより機嫌が悪いな」「顔が赤い?」「オムツ濡れてないかも」
——そんな小さなサインを見逃さず、早めに水分をとらせたり、休ませたり。
日々の気づきが、子どもを暑さの危険から守ってくれます。

熱中症は、防げるもの
大人の“気づく力”こそが、いちばんの対策です。
その“気づく力”が、子どもたちの元気な夏を守るカギになります。

しっかり対策をして、家族みんなで楽しい夏を過ごしましょう!🌞