エビフライ、エビチリ、ガーリックシュリンプ…私たちの食卓に欠かせない「エビ」!
スーパーの冷凍コーナーに行くと、必ずと言っていいほど並んでいるのが「ブラックタイガー」と「バナメイエビ」ですよね。
「なんとなくブラックタイガーの方が高いし立派な気がするけど…」
「バナメイエビって、安くて便利だけど、味はどうなの?」
「正直、どっちがどう違うのかよく分からない…」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
実はこの二つのエビ、見た目以上に、味も食感も、そして育ち方までそれぞれに個性があるんです!
この記事では、そんな「ブラックタイガー」と「バナメイエビ」の知られざる違いと、料理によって賢く使い分けるための「5つの決定的なポイント」を、初心者にも分かりやすく徹底解説します!
これを読めば、もうエビ選びで迷わない!
それぞれの個性を理解して、いつものエビ料理をもっと美味しく楽しみましょう!
目次
1. ブラックタイガーとバナメイエビの基本情報
まず、この二つのエビ、生物学的に見ると種類が異なります。
生まれ育った環境や得意なことも違う、個性豊かな親戚のような関係です。
ブラックタイガー(和名:ウシエビ)
- 見た目:灰色がかった体に、くっきり黒い縞模様。体長30cmを超えることもある大型種。
- 故郷:東南アジアやインドなど、インド洋~西太平洋の暖かい海。
- 生態:海底を歩き回るのが得意。
バナメイエビ(和名:シロアシエビ)
- 見た目:半透明の灰色で、縞模様はなし。ブラックタイガーよりやや小ぶりでスマート。脚が白いのが特徴。
- 故郷:メキシコからペルーにかけての、東太平洋(アメリカ大陸側)の暖かい海。
- 生態:水中をスイスイ泳ぎ回るのが得意。
加熱するとどちらも赤くなりますが、ブラックタイガーの方がより濃く鮮やかな赤に、バナメイエビはやや淡いピンクがかった赤になる傾向があります。お料理の彩りに合わせて選ぶのも楽しいですね。
この生態の違いが、次の食感の違いにも繋がってくるんです!
2. 食感の違い:「プリプリ」 vs 「ふっくら」
エビ好きにとって一番気になるのが「食感」!
ここは、この二つのエビで好みが分かれる大きなポイントです!
ブラックタイガー = 力強い「プリップリ」食感!
ブラックタイガーの最大の魅力!
身がギュッと締まっていて、噛むと跳ね返してくるような強い弾力があります。
加熱しても身が縮みにくく、この「プリプリ感」がしっかり残るのが嬉しいポイント!
「エビはやっぱ、この歯ごたえだよね!」という方には、ブラックタイガーがおすすめです。
バナメイエビ = やさしい「ふっくら」「ソフト」食感!
一方、バナメイエビはブラックタイガーのような強い弾力はありません。
その代わり、身質が柔らかく、ふっくら、しっとりしています。
ソースや他の食材と絡みやすく、口の中で優しくほどけるような食感が特徴です。
「硬いエビはちょっと…」「ソフトな口当たりが好き」という方には、バナメイエビがぴったりです。
この食感の違いも、それぞれの生態と深く関係しています。
力強く海底を歩くブラックタイガーは、密度の高い筋肉(=プリプリ)を発達させました。
水中を軽やかに泳ぐバナメイエビは、より柔らかくしなやかな筋肉(=ふっくら)を持っている、というわけなんですね。
3. 風味の違い:濃厚な旨味 vs 上品な甘み
食感だけでなく、「風味」のキャラクターも異なります。
ブラックタイガー = エビらしい「濃厚な旨味」と「しっかりした甘み」
味が濃く、エビ特有の風味が豊かに感じられます。
料理の中でも存在感があり、力強い味わいが特徴です。
エビの味そのものを主役にしたい料理にぴったりです。
バナメイエビ = クセのない「上品な甘み」
ブラックタイガーほど濃厚ではありませんが、雑味がなく、すっきりとした優しい甘みがあります。
風味が穏やかなので、他の食材やソースの味を引き立て、料理全体の調和を大切にする場合に活躍します。
どちらが優れているということではなく、それぞれの持ち味があります。
料理に合わせて風味のキャラクターを選ぶのも、エビ選びの楽しみの一つですね!
4. 価格差の理由:養殖方法と大体の目安
スーパーで値段を見ると、バナメイエビの方がお手頃価格なことが多いですよね。
「安いってことは、品質が…?」と思われがちですが、それは早計です!
この価格差の主な理由は、「養殖方法とエビの特性」の違いにあります!
ブラックタイガー:「粗放養殖」でじっくり育つ
ブラックタイガーは、自然に近い環境でのびのびと育てる「粗放養殖」が比較的多いです。
広い池に少ない数(低密度)で育てられ、自然の恵みで成長します。
→ じっくり育つため、エビ本来の風味が豊かになりますが、手間と時間がかかる分、コストはやや高めになる傾向があります。
バナメイエビ:「集約養殖」で効率的に育つ
一方、バナメイエビは近代的な「集約養殖」の技術に適した特性を持っています。
病気に比較的強く、成長も早い。そして水中を泳ぐ性質を活かし、限られたスペースでもたくさん(高密度)育てることが可能です。
→ 短期間で安定してたくさん収穫できるため、生産コストを抑えやすく、お手頃な価格で提供しやすいのです。
つまり、バナメイエビがお手頃なのは、味が劣るからではなく、効率的な養殖が可能という「育てやすさ」のおかげなんです!
価格の目安としては、例えばスーパーで売られている同じくらいの量(200g前後のパックなど)で見ると、感覚的にはバナメイエビが400円~600円前後だとすると、ブラックタイガーは600円~800円前後、といった価格差が見られることがあります。(※あくまで目安です。エビのサイズや産地、時期によって価格は大きく変動します。)
それぞれの特性と、それに合わせた生産方法の違いが、価格にも反映されているんですね。
5. 料理に合わせた最適な使い分け
さあ、これまでの違いを踏まえて、最終結論!
あなたはどちらのエビを選ぶべきか?料理に合わせて使い分けるのがベストです!
\こんな料理には「ブラックタイガー」がおすすめ!/
エビの食感と存在感をしっかり楽しみたい時に!
- エビフライ、天ぷら:衣の中でも負けないプリプリ感とボリューム!
- エビチリ、エビマヨ:濃厚ソースに絡んでも、しっかりとした歯ごたえ!
- 塩焼き、BBQ:加熱してもジューシー!エビ本来の濃厚な旨味を満喫!
- (殻で)美味しい出汁:厚い殻から風味豊かなスープが!
\こんな料理には「バナメイエビ」がおすすめ!/
他の食材との調和や、普段使い、たっぷり使いたい時に!
- パスタ、ピラフ、パエリア:料理に優しく馴染み、上品な甘みをプラス!
- 炒め物(ガーリックシュリンプなど):火の通りが早く、ソースの味が染みやすい!
- サラダ、生春巻き、餃子の具:ソフトな食感が使いやすく、アレンジ自在!
- たっぷり使いたい!:お手頃価格なので、気兼ねなく使えるのが嬉しい!
まとめ:エビの違いを知れば、もっと料理が楽しくなる!
ブラックタイガーとバナメイエビの違い、スッキリしましたか?
おさらいしましょう!
- 生まれも育ちも違う個性派!見た目は縞模様の有無で見分けよう!
- 食感は「プリプリのブラック」 vs 「ふっくらバナメイ」!
- 味は「濃厚なブラック」 vs 「上品なバナメイ」!
- 価格差は「養殖効率」の違い!バナメイが決して劣るわけじゃない!
- 料理に合わせて使い分けるのがベスト!
どちらが良い・悪いではなく、それぞれに素晴らしい個性と魅力があります。
そして、栄養価もどちらも高タンパク・低脂質でとってもヘルシー!
これからは、作りたい料理や好みに合わせて、それぞれの特性を理解してエビを選んでみてください!
違いを知って使い分ければ、いつものエビ料理がもっともっと美味しく、そして豊かになるはずですよ!
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