冬の寒い日、あったか〜いお風呂って最高ですよね!
でも、そのお風呂で「ヒートショック」っていう、命に関わる恐ろしい事故が多発してるってご存知ですか?
「名前は聞いたことあるけど、まあ自分は大丈夫かな?」
そんな風に思っていると、ちょっとキケンかもしれません!
ちなみに、この「ヒートショック」関連で、どれくらいの事故が起きてると思いますか?
実は、公式な統計(2019年)だけでも、お家の浴槽で溺れて亡くなった方は年間4,900人もいるんです。
さらに、心筋梗塞や脳卒中なども含めた「入浴中の関連死」という広い調査(推計値)だと、なんと年間1万数千人規模にもなると言われています。
これ、交通事故で亡くなる方より遥かに多いんですよ…!
だからこそ、他人事じゃなく、しっかり対策を知っておくのが大事なんです!
この記事を読めば、なぜヒートショックが起こるのか、どうすれば防げるのか、そのシンプルで一番大事な対策がスッキリわかりますよ!
信頼できる情報をもとに、誰でもわかるようにポイントを絞って解説します。
大切な家族と自分を守るために、ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
ヒートショックとは?血圧の乱高下が超キケン!
まず「ヒートショック」って何か?
カンタンに言うと、「急激な温度の変化で、血圧がジェットコースターみたいに上がったり下がったりすること」です。
冬のお風呂って、まさにコレが起こりやすいんです!
1. 寒い脱衣所・浴室(さむっ!)
暖かいリビングから寒い脱衣所へ行くと、体は熱を逃がさないよう、血管を「ギュッ!」と縮めます。
→ 血管が細くなり、血圧が「急上昇」!
2. 熱いお湯(あつっ!)
血圧が上がったまま熱いお湯に「ザブン!」と入ると、今度は体が熱を逃がすため、血管を「フワッ」と広げます。
→ 血管が広がり、血圧が「急低下」!
この血圧の乱高下が、心臓や脳にものすごい負担をかけます。
血圧が急上昇した時は、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険が…。
逆に血圧が急低下した時は、脳に血が行かなくなって意識を失い(失神)、そのままお風呂で溺れてしまう…という最悪のケースにつながるんです。
これがヒートショックの正体です!
要注意!ヒートショックを起こしやすい人・行動
「それって、お年寄りの話でしょ?」と思うかもしれません。
たしかに、高齢者(特に75歳以上)は血管が硬くなっているので、一番リスクが高いのは事実です。
でも!危険なのはそれだけじゃありません。
年齢に関係なく、こんな人は要注意です!
- 高血圧、糖尿病などの持病がある人
- 心臓や脳の病気をしたことがある人
- (超キケン!)お酒を飲んだ後にお風呂に入る人
- ご飯を食べてすぐにお風呂に入る人
- 水分不足ぎみの人
特に、お酒を飲むと血管が広がって血圧が下がりやすくなるので、そこに熱いお湯のコンボが加わると、失神するリスクが爆上がりします。
飲酒後の入浴は絶対にダメ!ですよ!
【対策1】お風呂場を暖めよう!「温度差」をなくす環境づくり
ヒートショックの一番の原因は、家の中の「温度差」。
ということは、その「温度差」をなくすのが最強の予防策です!
これを「温度のバリアフリー化」と呼びます。
脱衣所と浴室を暖める!
これが一番大事!お風呂に入る前から、脱衣所を暖めておきましょう。
- 小型のヒーターを置いて、入浴の15分くらい前からスイッチオン!
- 浴室暖房乾燥機があるなら、迷わず使ってください。
浴室暖房がない場合は、こんなカンタンな方法も!
- お湯を張る時、浴槽のフタを開けておく(湯気で浴室が暖まる)
- 高い位置からシャワーを出す(お湯を張る前に、壁や床に数分間熱いシャワーを出すと、蒸気で室温が上がります!)
とにかく、リビングと脱衣所・浴室の温度差をできるだけ小さくすることが命を守ります!
【油断禁物】トイレも危険地帯!
ヒートショックが起こるのは、お風呂だけじゃありません。
夜中に暖かい布団から出て、暖房の切れた寒い廊下を歩き、冷え切ったトイレに行く…。
これも、お風呂と同じくらい危険な「温度差」です!
便座ヒーターは常時オンにする、夜中にトイレに行く時は上着を一枚羽織るなど、油断しないようにしましょう。
【対策2】入り方が大事!安全なお風呂の「新ルール」
環境を整えたら、次はお風呂の入り方そのものを見直しましょう!
ちょっとした心がけで、安全性がグッと高まりますよ。
入浴前の「2つの約束」
1. 水分補給
お風呂では汗をかくので、脱水を防ぐために、入浴の前後にコップ1杯の水や麦茶を飲みましょう。
2. 家族への「声かけ」
これが本当に大事!
「今からお風呂入るよ!」
と家族に一声かけてください。万が一、中で倒れてしまった場合、一番怖いのは「発見の遅れ」です。声をかけておけば、家族も気にかけてくれます。
…と、言われても、「1人暮らしの人はどうするの?」って思いますよね。
たしかに、その通りです…。1人暮らしの方は、万が一の時に誰も気づいてくれない可能性が高いぶん、この後の「お風呂の4大ルール」を、より一層厳しく守る必要があります!
自分を守れるのは自分だけ、という意識で、予防を徹底してくださいね!
お風呂の「4大ルール」
1. かけ湯は絶対!
いきなり湯船はNG!心臓から遠い「手足の先」からかけ湯を始め、徐々に体を慣らしてから入りましょう。
2. 湯温は「41℃以下」
熱いお風呂はキケン!湯温は41℃以下のぬるめのお湯を厳守してください。
3. 入浴時間は「10分以内」
長湯は血圧が下がりすぎたり、のぼせたりする原因に。湯船に浸かるのは10分までを目安にしましょう。
4. 出る時は「ゆっくり」
急に立ち上がると、立ちくらみを起こします。手すりなどにつかまり、ゆっくり立ち上がりましょう。
まとめ:ヒートショックは「予防」がすべて!
冬のお風呂に潜む「ヒートショック」の怖さと、その対策について、ポイントを絞ってお伝えしました。
ヒートショックは、誰にでも起こり得る、命に関わる危険な事故です。
でも、その原因とメカニズムがハッキリしているからこそ、
ヒートショックは「予防できる」事故
なんです!
今日からできる一番大事なことは、
「温度差をなくす」ことと、「安全なルールで入る」こと!
ヒーターで脱衣所を暖める、かけ湯をする、湯温を41℃以下にする、そして(できるなら)「お風呂入るよ!」と一声かける。
こうしたちょっとした心がけで、冬のお風呂を安全に楽しむことができます。
ぜひ、今日から実践してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯
弊社、匠本舗はおせちやカニをメインに扱っているネット通販の会社です!🦀
厳選した商品を取り揃えていますので、是非ご覧ください!!!!!







