生の鶏肉は危険!?カンピロバクターの症状や潜伏期間を徹底解説!

【食中毒の恐怖】鶏肉の加熱不足に注意!カンピロバクターの症状や潜伏期間を徹底解説

「なんだかお腹が痛い…もしかして昨日の鶏肉?」
「お店で食べた新鮮な鶏刺しなら大丈夫でしょ?」

美味しい焼き鳥や鶏わさ、最高ですよね!
でも、食べた数日後に激しい腹痛や下痢に襲われたら…それはもしかすると「カンピロバクター」という食中毒かもしれません。

この記事を読めば、カンピロバクターの「忘れた頃にやってくる」怖い特徴や、意外と知られていない「重大な後遺症」のリスクがスッキリ分かります!
「新鮮だから大丈夫」という油断が一番危険ですよ。

カンピロバクターとは?なぜ鶏肉に多いの?

まずは結論から言いますね。
カンピロバクターは、「鶏肉などの生肉に潜む、食中毒の原因菌」です。

「新鮮な肉なら大丈夫でしょ?」と思っていませんか?
実はそれ、大きな間違いなんです!

新鮮でも菌はいる!

カンピロバクターは、ニワトリや牛などの腸の中に住んでいる細菌です。

お肉に加工する工程で、どうしてもお肉に菌が付いてしまうことがあるんですね。
これはお肉が新鮮かどうかは関係ありません。
市販されている鶏肉の多くから、この菌が見つかっているというデータもあるくらい、実は身近な菌なんです。

だからこそ、「生や半生で食べるのはリスクがある」と覚えておいてくださいね。

油断大敵!カンピロバクター食中毒の主な症状

もしカンピロバクターに感染してしまうと、かなり辛い思いをすることになります。
主な症状は以下の通りです。

  • 激しい腹痛
  • 下痢(水っぽい、時には血が混じることも)
  • 発熱
  • 頭痛、吐き気

特に「お腹の痛み」が特徴的で、最初は「風邪かな?」と思ってしまうこともあります。
でも、トイレから出られなくなるくらい辛い症状が出ることも多いんです。

ただの腹痛じゃない!本当の恐ろしさは「後遺症」

「まあ、お腹壊すくらいなら我慢すればいいか」
なんて軽く考えていませんか?

カンピロバクターが本当に怖いのは、食中毒が治った後に深刻な病気を引き起こす可能性があることなんです。

ギラン・バレー症候群のリスク

聞いたことがないかもしれませんが、「ギラン・バレー症候群」という病気をご存知でしょうか。

これは、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や筋力の低下が起こる病気です。
最悪の場合、呼吸をする筋肉が動かなくなってしまったり、後遺症が残ってしまうことさえあります。

「美味しい鶏刺しを食べた代償が、手足の麻痺」なんて、あまりにもリスクが大きすぎませんか?
子どもや高齢者だけでなく、健康な大人でも発症する可能性があるため、決して他人事ではないんです。

食べた直後じゃない?潜伏期間の罠

カンピロバクターのもう一つの特徴、それは「潜伏期間が長い」ことです。

一般的な食中毒は、食べて数時間〜翌日くらいに症状が出ることが多いですが、カンピロバクターは違います。

忘れた頃にやってくる2〜7日間

なんと、食べてから2日から7日後に発症することが多いんです。

例えば、日曜日にバーベキューで半生の鶏肉を食べたとします。
その時はなんともなくても、水曜日や木曜日あたりに突然お腹が痛くなる…なんていうパターンです。

時間が経ちすぎているので、
「あれ?何か悪いもの食べたっけ?」
と、原因がすぐに思い当たらないことも多いのが怖いところですね。

「お店なら安全」は大間違い!外食での生食リスク

「家で食べるのは怖いけど、プロが調理しているお店なら大丈夫でしょ?」

そう思っているあなた、要注意です!

プロでも菌は目に見えない

どんなに新鮮な「朝引き鶏」であっても、どんなに腕の良い料理人であっても、お肉の中に潜んでいる菌を完全に取り除くことは不可能です。

実際、保健所のデータを見ても、飲食店で提供された「鶏刺し」や「鶏わさ」、「白レバー」などが原因の食中毒は後を絶ちません。

メニューに「新鮮なので生でも食べられます」と書いてあっても、リスクがゼロなわけではありません。
「体調が悪い方はご遠慮ください」といった注意書きがある場合は、それだけリスクがある食べ物だという裏返しでもあります。

自分の身を守るためには、外食であっても「鶏肉の生食は避ける」というのが賢い選択ですよ。

これで安心!加熱と二次汚染防止が鍵

ここまで怖い話をしてきましたが、安心してください!
カンピロバクターは「加熱」に弱い細菌です。
正しい予防法を実践すれば、怖がることはありません。

菌は「表面」にいるため、カンピロバクターは肉の内部には入り込みにくい性質があります。
衛生管理された「たたき(表面を炙る)」加工であれば、一番菌がついている表面を殺菌できています。

中心部までしっかり加熱する

一番の予防策は、とにかくしっかり火を通すこと!

目安は、「中心部の温度が75℃以上で、1分以上加熱」です。

温度計がない場合は、お肉の赤みが完全になくなり、肉汁が透明になるまで加熱しましょう。
「表面が焼けているからOK」ではなく、中までしっかり火が通っているか確認するのがポイントです。

洗っちゃダメ?二次汚染に注意

意外と知られていないのが、「鶏肉を水洗いすると危険」だということ。

鶏肉を洗うと、飛び散った水と一緒に菌が周りの調理器具や食器、野菜などに付着してしまいます。
これを「二次汚染(二次感染)」と言います。

  • お肉は洗わずにそのまま調理する
  • お肉を切ったまな板や包丁はすぐに洗って熱湯消毒する
  • 焼肉の時は「焼く箸」と「食べる箸」を分ける

これらを徹底するだけで、リスクはぐっと下がりますよ!

もし食中毒かも?と思ったら

「加熱不足だったかも…」「お腹が痛くなってきた」
もしそう思ったら、無理をせずに病院へ行きましょう。

自己判断で下痢止めを飲むのはおすすめできません。
体の中の菌を外に出そうとする反応を止めてしまい、かえって症状が長引くことがあるからです。

まずは脱水症状にならないよう、経口補水液などで水分をしっかり摂って、安静にすることが大切です。
先ほどお話しした「手足に力が入らない」などの違和感があれば、すぐにお医者さんに相談してくださいね。

まとめ

鶏肉はヘルシーで美味しい食材ですが、調理方法を間違えると怖い食中毒や後遺症の原因になってしまいます。

最後に、これだけは覚えて帰ってください!

鶏肉は「中心までしっかり加熱」が鉄則!
お店でも家でも、生焼けは絶対に避けて美味しく食べよう!

正しい知識とちょっとした注意で、食卓の安全は守れます。
今日から早速、しっかり加熱と手洗いを意識してみてくださいね!
(参考:厚生労働省 カンピロバクター食中毒予防について)

 

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