みりんと本みりんの違いは?料理が劇的に変わる使い分けと保存のコツ

みりんと本みりんの違いは?料理が劇的に変わる使い分けと保存のコツ

スーパーの調味料売り場に行くと、「本みりん」と「みりん風調味料」が並んでいて、「えっ、これ何が違うの?値段も全然違うけど…」と迷ったことはありませんか?

実はこれ、名前は似ていても中身は「似て非なるもの」なんです!
私も昔は「安い方でいいや!」と適当に選んでいましたが、この違いを知ってから料理の腕がググっと上がりました。

この記事を読めば、あなたの料理にぴったりの「みりん」がどれなのか、スッキリ解決します!
今日からスーパーでの買い物が楽しくなり、毎日のご飯作りがもっと美味しくなること間違いなしですよ。

食のプロとして、専門用語はなるべく使わずに、分かりやすく解説していきますね!

3つの「みりん」の決定的な違い

結論から言うと、お店で売られている「みりん」と呼ばれるものは、大きく分けて3種類あります。

「えっ、2つじゃないの?」と思った方も多いはず。
この3つの正体を正しく知ることが、美味しい料理への第一歩です!

1. 本みりん(お酒の仲間)

これが昔ながらの正真正銘の「みりん」です。
もち米、米麹(こめこうじ)、焼酎などを熟成させて作ります。

最大の特徴は、アルコール度数が14%前後あるということ。
お酒としての分類になるので、酒税がかかりますし、子供がそのまま舐めたら酔っぱらってしまうレベルです。
砂糖だけでは出せない、上品で深い甘みとコクが魅力です!

2. みりん風調味料(シロップの仲間)

こちらは、「みりんのような味」を人口的に作り出した調味料です。
主な材料は水あめなどの糖類。
アルコール度数は1%未満とほとんど入っていません。

お酒ではないので酒税がかからず、値段がとても安いのが特徴です。
「煮切る(アルコールを飛ばす)」必要がないので、手軽に使えるというメリットもありますよ。

3. 発酵調味料(塩が入ったみりん)

最近よく見かけるのがこれ。「みりんタイプ」なんて書かれていることもあります。
作り方は本みりんと似ていてアルコールも含まれていますが、決定的な違いは「塩」が入っていること

わざと塩を入れて「お酒として飲めない」ようにすることで、酒税がかからないように工夫された商品です。
本みりんのようなコクがありつつ、価格は安いという「いいとこ取り」を目指したものですね。

なぜ値段が違う?アルコールと税金の話

スーパーで値段を見比べると、「本みりん」だけ高くて驚きますよね。
その理由は、ズバリ「お酒としての税金(酒税)」がかかっているからです!

分かりやすく表にまとめてみました。

種類 アルコール お酒扱い? 価格
本みりん 約14% YES 高い
みりん風 1%未満 NO 安い
発酵調味料 約14% NO
(塩入りで飲めないため)
安い

「発酵調味料」は、アルコールが入っているのに塩を加えることで「これは料理用ですよ!飲めませんよ!」としているため、お酒の税金がかからず安く買えるんです。
メーカーさんの工夫ってすごいですよね!

料理を美味しくする使い分けのコツ

「じゃあ、どれを使えばいいの?」と迷ったら、作りたい料理に合わせて使い分けるのが正解です。

本みりんがおすすめの料理

煮物、照り焼き、魚の煮付けなど、「加熱する料理」には本みりんが最強です。

  • 臭みを消す:アルコールが蒸発するときに、魚や肉の臭みを一緒に飛ばしてくれます。
  • 煮崩れを防ぐ:アルコールには食材を引き締める効果があります。
  • テリとツヤ:糖分とアミノ酸が反応して、ピカピカの美味しそうな照りが出ます。

ただし、アルコール分を飛ばすために、必ず「沸騰させる(煮切る)」ことを忘れないでくださいね!

みりん風調味料がおすすめの料理

ドレッシング、和え物、卵焼きなど、「加熱しない、または短時間調理の料理」に向いています。

アルコールを飛ばす手間がないので、そのままかけてもOK!
甘みが強いので、砂糖の代わりに使う感覚で手軽に使えます。

発酵調味料を使う時の注意点

本みりんと同じように使えますが、「塩分」が含まれていることを絶対に忘れないでください。
レシピ通りに醤油や塩を入れると、「しょっぱい!」という失敗をしてしまうかも…。

これを使う時は、他の調味料の塩分を少し控えるのがポイントです!

要注意!種類で変わる保存場所

ここ、テストに出るくらい重要です!
実は、種類によって保存場所が真逆なんです。

  • 本みりん:
    直射日光を避けた「常温」で保存!
    (冷蔵庫に入れると、糖分が結晶化して白く固まってしまいます)
  • みりん風・発酵調味料:
    開封後は「冷蔵庫」で保存!
    (アルコールが少ないため、常温だと傷みやすいです)

「調味料は全部冷蔵庫!」と思い込んでいると、本みりんがガチガチに固まってしまうことも…。
パッケージの裏面をよく見て、正しい場所に置いてあげてくださいね。

まとめ

今回は「みりん」と「本みりん」の違いについて解説してきました。

どれが良い・悪いではなく、それぞれに得意分野があります。
煮物や照り焼きなど、ここぞという和食には「本みりん」。
手軽な和え物や、コストを抑えたい時は「みりん風」や「発酵調味料」。

これらを使い分けるだけで、いつもの料理が「お店の味」に一歩近づきますよ!

最後に、一番大切なポイントをお伝えします。

本格的な和食を作りたいなら「本みりん」を選び、保存は必ず「常温」で!

ぜひ次回の買い出しの参考にしてみてくださいね。
美味しいご飯で、食卓がもっと笑顔になりますように!

 

最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯

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