みなさんこんにちは(^^)/
スタバに1日の活力をもらってる西川です!!
犬や猫と人間では、同じ景色を見ていても「色の感じ方」は全く異なります。
この記事では、違いのメカニズムや生活への影響、実生活で役立つ豆知識まで、
わかりやすく深掘りしていきます✨
犬の色覚:2色型で「青と黄色」が中心🔵🟡
犬の目には**2種類の錐体細胞(cones)**しかありません。
そのため、色の世界は限られており、赤や緑はグレーっぽい茶色に見え、
青や黄色がはっきり認識されます。
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見える色:青、黄色、グレー、茶色
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見えにくい色:赤、緑、オレンジはすべて“くすんだ色”に見える🟥→🟫など
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なぜ?:錐体細胞が2色しかなく、緑と赤の波長を識別できないため
さらに、犬は動体視力が優秀で、夜間も見やすい目の構造を持っています。
暗所に強い理由は、網膜のロッド細胞が豊富で、
タペタム層と呼ばれる反射層があるからです。
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視覚性能:視力は人間の約20/75程度で、遠くはぼやけやすい
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フィールド:視野が広く、動きには鋭敏ですが、近距離の色・細部は苦手
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夜間能力:薄暗くても暗視に優れ、まるで“夜間ゴーグル”を装着したような視力を発揮
猫の色覚:こちらも2色型+夜間のハンター目👁️🗨️
猫の錐体細胞も2種類のみで、犬と同様に「青」と「黄〜緑」の波長が識別可能です。
ただし、猫には“シアントーン(青緑)”感度を持つ可能性があり、
日中は少し豊かに色を認識できるとも言われています。
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見える色:青、シアントーン、黄色寄りの緑、グレー
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見にくい色:赤~橙は判別しにくく、モノクロっぽく映る
猫のすごさは、その夜間視力と視野の広さにあります。
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視野角:約200°(人間は180°)で広範囲をカバー
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視力:約20/100~20/200で人間よりネアサイト(近視)
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夜間視力:ロッド多め+タペタムで、人間の6倍の明るさ感度
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紫外線感度?:眼球が紫外線を透過する可能性があり、獣尿の識別などに役立つ可能性も
人間の色覚:3色型で圧倒的に多彩!🌈👁️
人間は**3種類の錐体細胞(赤・緑・青)を持ち、
これによりトリクロマティック(3色型色覚)**が可能です。
波長ごとに異なる光を識別し、数百万色の色調差を感じ取ることができます。
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色の世界:赤・橙・黄・緑・青・藍・紫など多彩なスペクトルを正確に識別
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色覚異常:男性の約8%、女性の0.4%が赤緑色覚異常(色盲)を持つと言われ、
その場合は犬・猫のような2色型に近くなります
犬・猫・人の色覚を図で比較してみよう📊
生き物 | 色覚タイプ | 見える色の種類 | 視力(目安) | 特徴・能力 |
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🐶 犬 | ダイクロマット(2色型) | 青、黄色、グレー、茶色 | 約20/75 | 夜間視力・動体感知に優れる |
🐱 猫 | 2色型(青+黄緑) | 青、黄緑、グレー | 約20/100–200 | 夜間視力(6倍)、広視野 |
👤 人間 | トリクロマット(3色型) | 赤〜紫と多数の色相 | 約20/20 | 色分け・彩度に優れ感情色豊か |
なぜ色覚が違うのか?進化の目のチカラ🧬
色覚の違いは、各動物の生活環境や行動目的に合わせた進化によるものです。
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犬・猫は狩猟や行動の中で、「動き」「薄暗さ」に適応。色よりも明暗やコントラスト、動体に強くなるメリットがあった。
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人間は“食べもの選び”や“社会的・文化的情報交換”のため、色の微妙な違いを識別する能力を進化させてきました。
実生活に応用!ペットアイテム選びのヒント🎾
🐶 犬用アイテム
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おもちゃ:赤や緑は見えにくいので、 青や黄色が映える!
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散歩時:視認性の高い青・黄色のカラー、リードが◎
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暗所:夜の散歩用に反射素材 or LED付きがおすすめ
🐱 猫用アイテム
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おもちゃ:青や緑系ピンポン球、暗い色でも動けばOK
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LEDライト遊び:視覚+動体刺激に◎
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爪とぎ・キャットタワー:色より形・質感の違いで関心を引きやすい
色覚以外の視覚ポイント🧐
👁️ 視野の広さ
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犬:左右に広がり240°まで!(犬種・頭蓋によって異なる)
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猫:約200°で、前方への注視力適性
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人間:180°。細部・色・深度感など、総合的に優れる
👁️ 視力と焦点
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犬・猫:ネアサイト(近視脳)傾向あり。細部の認識より明暗・動き重視
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人間:遠近感・焦点調整に優れ、細部・文字読み取りも得意
👁️ 夜間視力
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錐体(cones):色・明るさ識別、高光量向き
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杆体(rods):光に弱く、暗視と動体検知に優れる
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犬・猫はrod多・タペタムあり、暗闇で超強力!
日常でできるちょい豆知識💡
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赤いボール、犬には「暗めのグレー」⛹️♂️
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ピンク髪の猫、暗闇では「影」にしか見えない😸
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夜の散歩では青系LEDでライトアップを
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犬用ジャンパーは黄色・青・白で視認性UP
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猫の遊び場は動き重視 → ライト or ねずみおもちゃ
まとめ:色の違いを楽しんで!🎉
犬も猫も、色の見え方は人間とは違う世界です。
でも、色だけでなく「質感」「動き」「香り」をフル活用した視覚を持っています。
だからこそ、私たちがアイテムを選ぶときは「彼らに見えて嬉しい要素」を
意識することが大切です🌟