【ペット】犬のマラセチア菌とは?🐶原因・症状・治療・予防を飼い主向けにわかりやすく解説!

みなさんこんにちは(^^)/
スタバに1日の活力をもらってる西川です!!

2週間程前、、愛犬アリスちゃんの耳の汚れがひどいことに気づきました。

その原因は『マラセチア菌』

最初は、顔周りをよしよししているときに耳にガリっと固い物が
当たった感覚があり、そこに黒い汚れが付いているのを見つけました。
様子を見ていると、ここ数日で汚れがひどくなっていき
更には、少し耳も赤くなっている気がしたので病院へ連れて行きました。

耳垢検査をしてもらい、結果:マラセチア菌が結構増えてましたのこと。
外耳炎にもなっていたのですが、マラセチア菌→外耳炎になったかは不明。

幸い、本人が痒がる前に早期発見で連れていけていたようで
1日1回の耳薬を処方してもらうだけで済みました。

で、この時に思ったのが、
マラセチア菌とは・・?という疑問です。

今回は、マラセチア菌が増える原因、症状、早期発見法、予防法を
飼い主様向けに詳しく解説します🐶

🧬 1. そもそも「マラセチア菌」ってなに?

「マラセチア菌(Malassezia)」とは、
人や犬を含む哺乳類の皮膚に“もともと住んでいる”常在菌の一種です。

🦠 **酵母菌(カビの仲間)**で、
皮脂をエサにして増える性質があります。

マラセチア菌は通常は無害で、皮膚の健康を保つバランスの一部ですが…

皮膚環境が乱れると一気に増殖し、トラブルを起こす
のが大きなポイントです。

人ではフケ症や脂漏性皮膚炎の原因。
犬では 外耳炎や皮膚炎(マラセチア皮膚炎) の原因として非常に有名。

🐕‍🦺 2. 犬はなぜマラセチア菌が増えやすい?

犬の皮膚は人と比べて弱く、

・皮膚が薄い
・pHバランスが中性寄り
・皮脂腺の働きが種類によって強い

といった理由から、マラセチア菌が増えやすい環境になりがちです。

では、具体的にどんな時に増えてしまうのでしょうか?

📈 3. 犬でマラセチア菌が増殖する原因リスト(飼い主必見)

🌡️ ① 高温多湿の環境

梅雨〜夏は爆増しやすい時期。
耳の垂れた犬種(コッカー・プードルなど)は特に注意!

🍖 ② 食事の影響(脂質の多い食事)

皮脂が多く分泌されるとマラセチアのエサが増えます。
アレルギーで皮膚バリアが弱くなるのも悪循環。

🧼 ③ シャンプー不足・洗いすぎ

✔ 洗わなすぎ → 皮脂がたまり増殖
✔ 洗いすぎ → バリア破壊、菌が増えやすい
どちらもマラセチアの大好物の状態を作ってしまいます。

🐾 ④ 皮膚のシワが多い犬種

ブルドッグ、シーズーなど。
シワの間は蒸れやすく、増殖に最適。

😥 ⑤ 免疫力の低下

ストレス・老化・基礎疾患などでも菌が爆発的に増えやすくなります。

🌾 ⑥ アレルギー(食物・アトピー)

皮膚バリアが弱くなり、菌が増えやすい状態に。
マラセチアの増殖とアレルギーはセットで現れがちです。

🚨 4. 犬でマラセチア菌が増殖するとどうなる?症状チェックリスト

🐶🔥 主な症状

以下の症状は「マラセチア皮膚炎」や「マラセチア外耳炎」の代表的サインです👇

🎧 🔹 マラセチア外耳炎の症状

・耳をかゆがる、頭を振る
・耳から 独特のにおい(発酵したような匂い)
・黒い耳垢(ベタっとしたタイプが多い)
・耳の赤みや腫れ
・耳を触られるのを嫌がる

「耳が臭い」と感じたらほぼ確実にマラセチアの可能性があります。

今回、愛犬アリスちゃんはこの症状がほぼ当てはまっていました💦

🩹 🔹 マラセチア皮膚炎の症状

・皮膚が赤い
・強いかゆみ
・ベタベタした皮脂
・脱毛
・フケ
・独特の酸っぱいニオイ
・皮膚が黒く厚くなる(色素沈着)

特にかゆみが強いため、犬がずっと舐めたり噛んだりするようになります。

🐾 よく症状が出る部位

・耳
・口まわり
・脇の下
・お腹
・足の指の間
・肛門周囲

これらは蒸れやすくマラセチア菌の大好物スポットです。

こんなに症状が出る部位があることにビックリしました💦
日々、愛犬たちの体を触ることは大事なんだと気づかされます(゜゜)

🔍 5. 犬のマラセチアを早期発見するには?(自宅チェック法)

① においチェック

「なんか酸っぱい匂いがする…?」「チーズみたいな匂い?」
→ マラセチアの典型です。

② 耳のチェック

・黒い耳垢
・ベタベタ
・耳を触ると嫌がる
・耳の中が赤い

頻繁に耳掃除が必要なら要注意。

③ 舐めグセの観察

足をしつこく舐める・噛む → 指の間のマラセチアが多い

④ 皮膚の色・ベタつきチェック

・赤み
・ベタつき
・皮膚が黒く変色

これらが出てきたら受診推奨。

⑤ 定期的なブラッシングで皮膚を確認

毛の中を見て、赤みや湿っぽさがないかチェックする習慣を。

🏥 6. マラセチア菌が疑わしい場合の治療法(獣医での対応)

🧪 ① 顕微鏡検査

耳垢や皮膚を軽く取って、マラセチア菌の数を調べます。

💊 ② 薬用シャンプー・抗真菌剤で治療

・抗真菌シャンプー(ケトコナゾールなど)
・外用薬
・重度な場合は飲み薬

症状が軽いほど治療期間も短くすみます。

🩺 ③ 原因(基礎疾患)まで改善

・アレルギー
・食事
・シャンプー間隔
・耳の形状

長期的に改善するには、これらの見直しがとても重要です。

🧴 7. マラセチア菌を増やさないための予防・日常ケア

🛁 ① 適切なシャンプー頻度(重要)

犬の体質にもよりますが…
2週間〜3週間に1回が平均的。

脂性肌ならもう少し短め、乾燥肌なら長め。

👂 ② 耳のケア

垂れ耳の犬は特に!

・定期的な耳掃除
・蒸れやすいので、散歩後に耳を乾燥させる

※ ただし アルコール入りの耳洗浄液の使いすぎはNG

🦴 ③ 食事の見直し

・脂質の高すぎるフードは注意
・アレルギーがある場合は獣医と相談し、蛋白源を絞ることも有効

🧘 ④ ストレスを減らす

免疫力低下 → マラセチア増殖
日々の運動と遊びも大事。

🧼 ⑤ 皮膚のシワのケア

ブルドッグやシーズーなどは
シワの間をこまめに拭いて乾燥させることが予防につながります。

🌈 8. まとめ:マラセチアは“悪者”ではなく、増えすぎると悪さをするだけ!

マラセチア菌自体は “どの犬にもいる常在菌” です。
しかし増えてしまうと…

・耳が臭くなる
・かゆみが出る
・皮膚が赤くなる
・ベタベタする

など多くの不快症状を引き起こします。

大切なのは
✔ 早期発見
✔ 日常ケア
✔ 原因となる環境の改善

この3つです。

愛犬がいつも快適に過ごせるよう、
皮膚と耳の健康チェックを習慣化しましょう🐶💕

今回、私は、アリスちゃんに重篤な症状が出る前に病院へ連れていけて
本当によかったと思っています🐶✨

匠本舗