寒い季節になると、つい魔法のような暖かさに負けて「コタツでそのまま寝てしまった…」という経験はありませんか?
一見すると気持ちよく、体も温まっているように感じますが、実はコタツで寝る習慣は健康面でさまざまなリスクがあると言われています。
今回は「コタツで寝るのは本当に体に悪いのか?」という疑問について、理由や具体的な影響、どうしても寝てしまう場合の対策まで、豆知識を交えながら詳しく解説します。
📌 この記事の目次
▶ コタツで寝ると体に悪いと言われる理由
結論から言うと、コタツで寝ることは「毎日の習慣」にすると健康に悪影響が出やすいと考えられています。
その理由は、コタツの暖まり方が「睡眠」に適していない点にあります。
▶ 下半身だけが過剰に温まる
コタツは主に足元・下半身だけを集中的に温める暖房器具です。
睡眠時は「体の深部体温がゆるやかに下がる」ことで自然な眠りに入りますが、コタツでは下半身だけが温まりすぎ、体温調節が乱れやすくなります。
▶ 寝返りが打ちにくい
布団やベッドと違い、コタツの中はスペースが限られています。
そのため無意識に行うはずの寝返りが減り、血流の悪化や体のこわばりにつながりやすくなります。
▶ コタツ寝が引き起こす具体的な健康リスク
では、実際にコタツで寝続けると、どのような健康リスクがあるのでしょうか。代表的なものを見ていきましょう。
▶ 脱水症状・隠れ脱水
コタツの中は思っている以上に乾燥し、汗もかきやすい環境です。
寝ている間に水分補給ができないため、喉の渇きを感じないまま脱水状態になる「隠れ脱水」を起こすことがあります。
▶ 風邪・体調不良の原因に
コタツから出た瞬間、上半身が冷え切っていることはよくあります。
この急激な温度差が自律神経を乱し、免疫力低下や風邪を引きやすくする原因になります。
▶ 腰痛・肩こりの悪化
床や座椅子での中途半端な姿勢のまま寝てしまうことで、
腰・首・肩に負担がかかり、慢性的なコリや痛みの原因になることも少なくありません。
▶ つい寝てしまうのはなぜ?コタツの仕組み
「ダメだと分かっているのに、なぜかコタツだと眠くなる」
それにはちゃんと理由があります。
▶ 血管が広がりリラックス状態になる
足元が温まると血管が拡張し、全身の血流が良くなります。
この状態は副交感神経が優位になり、強いリラックス効果=眠気を引き起こします。
▶ 暗さと静けさも影響
コタツの中は薄暗く、外の音も遮られがちです。
この環境が脳に「休息のサイン」を送り、より眠気を誘いやすくなります。
▶ どうしてもコタツで寝てしまう場合の対策
完全にやめるのが理想ですが、「うっかり寝落ち」は誰にでもあります。
そんな場合は、被害を最小限に抑える工夫をしましょう。
▶ タイマーを必ず設定する
30分〜1時間程度で電源が切れるように設定するだけでも、
過剰な加温や脱水リスクを減らせます。
▶ 上半身にも毛布をかける
上半身の冷えを防ぐことで、温度差による体調不良を軽減できます。
▶ まとめ:コタツは「寝る場所」ではない
コタツで寝ること自体が即座に危険というわけではありませんが、
習慣化すると脱水・体調不良・睡眠の質低下など、健康への悪影響が出やすいのは事実です。
コタツはあくまで「くつろぐ場所」。
しっかり眠るときは布団やベッドに移動することで、冬でも快適で健康的な生活を送りましょう。
🦀コタツでカニ鍋を食べよう!!(>_<)

