皆様、あけましておめでとうございます。匠本舗の料理番長こと渡邊です。
さて、お正月にすでに見ていただいた方もいらっしゃるかとは思いますが、道楽監修のおせち「うかたま」を女流棋士の香川愛生先生(以下敬称をさんで統一)がユーチューブにてご紹介いただきました。
配信の内容はコチラから⇒https://www.youtube.com/watch?v=gqdZQ_9F_4I
将棋ファンならだれもが知る「香川愛生さん」ですが、チョット将棋になじみのない方もいると思いますので簡単にご紹介させていただきます。
香川愛生さん
日本将棋連盟所属の女流棋士・YouTuber・コスプレイヤー。女流棋士番号は40。中村修九段門下。東京都調布市出身。
愛称は「番長」。立命館大学文学部卒業。株式会社AKALI表取締役社長。ビッグベン所属。
■棋歴
★女流プロになるまで
小学3年生のとき、友だちにルールを教えてもらい将棋と出会う。当時住んでいたアパートの下の階のおじいちゃんに将棋を習う。
母親は将棋のことを全く知らなかったが、経理の仕事をしながら、1人で彼女を育て、将棋も進学も彼女の思いを尊重し応援した。
2005年(第37回)、2006年(第38回)の女流アマ名人戦で2連覇。第27回(2006年)全国中学生選抜将棋選手権大会(女子の部)でも優勝。
2007年4月に女流育成会に入会。2007年度後期と2008年度前期で昇級点を獲得し、昇級点累積2点の規定により2008年10月1日付での女流棋士(女流2級)が内定しました。
★女流プロ入り後
2008年10月1日付で女流2級としてプロ入り。15歳という年齢は、当時の現役女流棋士の中で最年少となった(それまでは1992年生まれの里見香奈が最年少)。
2009年4月29日、第3回世田谷花みず木女流オープン戦優勝(非公式戦)。2009年7月25日、第3期マイナビ女子オープン予選を2連勝で突破。
これにより、同日付けで女流1級へ昇級。
★奨励会
2009年8月19日 – 8月21日に行われた、平成21年度奨励会入会試験で、5級を受験し合格した。女性が奨励会5級に合格したのは史上初である(男女を問わず、ほとんどの場合6級を受験する)同年9月21日から関東奨励会に参加。規定により、女流棋士と奨励会員の掛け持ちは不可のため、女流棋士は休会となった。
ただし、進行中であった第3期マイナビ女子オープンのみ引き続き出場し、本戦1回戦で中村真梨花に敗れた。その後2011年2月5日の例会をもって奨励会を退会した(退会時4級)。受験シーズン(高校3年)となる2011年度、女流棋士にはすぐ復帰せず、12月31日まで休場した。
★女流棋士復帰後
2012年1月1日から復帰。
女流棋士になって以来、連盟東京本部に所属していたが、2012年4月から立命館大学への進学に伴い、連盟関西本部に所属を移した。
2013年2月23日に行われた第38期棋王戦第2局では、女流棋士として初めて一般タイトル戦の記録係を務める。
★タイトル保持
2013年8月29日、第35期女流王将戦本戦トーナメントを制し、自身初のタイトル挑戦を決める。シード選手ではなく、予選枠から出場して6連勝だった。
これにより同日付けで女流二段へ昇段。さらに里見香奈との三番勝負では、10月23日の第3局を制して初のタイトル・女流王将を獲得。同日付けで女流三段へ昇段。
2014年度第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント出場において女流棋士1枠をかけ、甲斐智美(女流王位・倉敷藤花)と対戦して77手で勝利し、初出場を果たした。
本戦はAブロック1回戦で熊坂学五段と対局し、96手で敗れた。
2014年度第36期女流王将戦では清水市代との三番勝負で、第1局では敗れるものの第2局・第3局で連勝し、タイトルを防衛。
また女流王将獲得後は男性棋士との対局が増え、2014年には森信雄七段・福崎文吾九段・東和男八段、2015年は西川慶二七段にそれぞれ勝利している。
2015年度第37期女流王将戦は、挑戦者・里見香奈(女流名人・女流王位)に第1局・第2局と連敗し、タイトルを失った。
★タイトル失冠後
立命館大学卒業のメドが立ったことを理由に、2016年4月より所属を関東に戻す。
男性棋士との対局でも引き続き好成績を残しており、2016年は東和男八段・井上慶太九段に勝利している。
2016年度第38期女流王将戦で上田初美らに勝ちタイトル再挑戦を決めたが、またも第1局・第2局で里見香奈に連敗し女流王将復位に失敗した。
2021年1月21日、第43期女流王将戦予選において甲斐智美に勝利し、女流三段昇段後120勝となり女流四段に昇段した。
中継が行われた対局ではないため、本来は対局翌日の日本将棋連盟公式サイトの対局結果発表後でないと結果の公表ができないが、
関係者から特別に許可をもらって当日夜に昇段報告のライブ配信を行った。
■人物像
愛称は「番長」で、その由来はニコニコ生放送に初出演した際、日本将棋連盟モバイルに掲載された香川のコラム「落し物バンチョー再来!」
が紹介されたことがきっかけ。攻めの棋風から付けられたとも言われている。
東京都立神代高等学校を卒業して、2012年に立命館大学文学部に入学し、2017年に卒業。
2020年現在、タイトル履歴は女流王将2期であるが、奇しくも、師匠・中村修九段のタイトル履歴も王将2期であり、さらに35~36期という点でも一致している。
2016年よりファミ通チャンネルに出演、本誌でコラムを連載と『ファミ通』(KADOKAWA Game Linkage)と縁深いが、
愛読者であったことはもちろんのこと、小中学校時代は元編集長・浜村通信の息子と同級生だった。2018年1月、将棋×ゲームを主眼にした
企画・プロデュース業を行うため株式会社AKALIを設立し、代表取締役社長に就任。
2019年4月にはYouTubeに「香川愛生チャンネル」を開設し、本格的にYouTuberデビューを果たした。棋士の中では屈指のユーチューバーで
19.7万人(2023/01/06現在)は棋士の中では最多登録者数を誇る
伝統的な将棋の世界をどんどん切り開いて普及につなげていくため、コスプレにも挑戦した。コスプレ衣装は裁縫が得意な母に作ってもらった。
麻雀が大好きでABEMAのオールスターリーグに参戦。麻雀最強戦2020にも参戦した。
将棋ファンならだれもが知る「香川愛生」さんですが、年末ご縁がありまして今回のおせち紹介の件を快諾頂きました!
メンバーシップ登録をするとさらに3時間超で、「おせち うかたま」をご紹介いただいている動画が視聴できます。ぜひこの機会にメンバーシップも♪
改めて「香川愛生さん」のプロフィールを見ると「縁」を感じます。愛称が「番長」で、私も「料理番長」プロ入りした年月日が2008年10月1日付で、年号は違いますが私の誕生日が10月1日です。日本酒好きの麻雀好きな点も似ていて凄く親近感を感じます。
将棋の世界もAIが登場して、瞬く間に席巻していますし、新しい若い世代もどんどん出てくるので、競争がますます激しくなると思いますが、
今年の棋戦での活躍やユーチューブでの更なるご活躍を祈念しております。
この度はありがとうございました!