【野むら山荘】贅を尽くした趣のある館で至福のひとときを(前編)

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。

今回は久しぶりのおせち監修料亭巡りの記事となります。最初の頃は紹介できる
場所が多く、おかげさまでお店の選定に困ることはありませんでした。

しかしながら、結構な数を紹介していけば、残るは日程調整が困難となる遠方か
訪問条件を設けているお店に限られます。

歳徳仁」の監修でお世話になっている「野むら山荘」は京都・洛北地域の大原
という美しい自然の中に佇む、広大で情緒あふれる空間が素晴らしいお店です。

アクセスするにあたって、条件が何かと大変ですが、実際に訪ねてみればその苦労
も報われます。穏やかでありながら、あっという間に過ぎる快適な時間は、記憶に
強く残り、忘れられない素敵な1日となるでしょう。

本記事にて野むら山荘の一端を垣間見ることができれば幸いにございます。

 

■野むら山荘について
約10年の歳月を費やして完成させた5,000坪の庭園が、他のお店(料亭)と比べて
特筆すべき点です。囲炉裏付きの個室や庭園内に設けられたテラス席、加えて
全部屋個室対応が可能です。

全ての部屋から庭園が望めるため、四季折々を五感で感じ、日常生活の喧騒を
忘れさせてくれます。今回訪れた時の天気は曇りでしたが、庭園の景色は晴れでも
雨でも美しく、見事なものとなるでしょう。

軍鶏など地元食材を巧みに用いた料理は季節の景色を再現してくれるので、季節を
変えて再度訪ねれば、味、景色ともに違ったものを楽しむことができます。

野むら山荘の主人は料理はもちろん、書道、陶芸、剪定など文化への造詣も深く
お品書きは直筆でしたためてくれますし、料理を提供する器は自ら造ります。
そして、庭園の手入れについても自身でメンテナンスするなど料理人以外の部分
でも高い水準での多芸ぶりを見せてくれます。

定期的に開催している落語会で前説漫談をしているためか、トークスキルも抜群
だったりします。また、お客との距離感を大事にするためか送迎も自ら行います。

 

■野むら山荘へのアクセス及び訪問条件
<京都バスでのアクセス>
1.京都駅前発「17・18」系統 大原行き
2.国際会館駅前発「19」系統 大原・小出石行き
3.出町柳駅前発「16・17」系統 大原行き
→「野村別れ」下車

4.貴船口発「55」系統 大原行き
→「江文峠口」下車

<訪問条件>
ランチ(昼)は2名以上、ディナー(夜)は4名以上

4名以上~9名以下については条件付きなれど送迎サービスあり。
送迎箇所は「地下鉄・国際会館駅」「叡山電車・八瀬比叡山口駅」

2名以上~3名以下でも「野村別れ」からの送迎は対応しています。

匠本舗おせち監修料亭の中でもアクセス及び訪問条件が非常に大変な
ところです。当初はディナーでの訪問を予定していましたが、かなり
頑張って調整したものの、4名集めるのが難しいので、ディナーは
断念となりました。

ランチについては2名ですが、バスへの乗り遅れを考慮して早い時間帯
で集合してもらう場合、京都市から離れた方にはかなり早起きして
もらう必要があるので、同席者候補の方より早起きができないとのこと
で一旦は断念しました。
※同席者候補の方は皆そろって、早起きが苦手のため

そんなわけで数か月ほど保留となっていましたが、同席者候補の方から
特定の日について実家(京都市)に戻るので、特定の日の翌日ならランチ
に参加できるとの連絡をいただきました。

おおっ、これでようやく野むら山荘へ行けるぞ~。
早速、お店へ連絡して予約を入れました。ついでにランチだけど、品数を
ディナー相当にしてほしいと要望入れて、了承いただけたので、疑似的に
ディナーと同じ品数を用意いただける運びとなりました。

 

■野むら山荘へ訪問について
今回選択した移動ルートは

3.出町柳駅前発「16・17」系統 大原行き
→「野村別れ」下車

となります。ここを選んだのはバス停の規模があまり大規模でないため
バス乗車が不慣れな方でも迷わないだろうという考えと、このバス停を
以前に使ったことがあるので、ぐでぐでが迷わないという見込みもあった
ためです。

出町柳駅前のバス停は3個所に分散しているので、事前にどのバス停を
使用するのか調べておきます。バス乗車でよくある間違いとして
「乗車予定のバスが停まるバス停と異なるバス停で待機する」ことです。

事前に調べるのが難しい場合は、集合時間より早めに現地到着して、当日
調べるというのが無難です。列車と比べて、バスは不慣れだと思わぬ判断
ミスをすることが往々にしてあります。

乗車予定の時間帯は2つ候補を用意しました。
1.10:58発→11:31着
2.11:28発→12:01着

京都市の交通事情としてバスは基本的に遅れがちなので、15分程度遅れる
と見越して、「1.」の時間に乗車するものの、同席者が遅刻する場合に
備えて「2.」の選択肢も持っておきます。
後、同席者には本来来てほしい時間より15分早めの時間を伝える。
ここまですれば、最悪でも「2.」の時間でバス乗車できるだろうと
準備しました。

そんなわけで京阪本線の京都方面の終点である「出町柳駅」で下車して
京都バス「出町柳駅前」でバスを待つこととなります。

 

■野むら山荘の外観及び庭園・中庭について
さて、なんやかんやで野むら山荘へ到着しました。定刻より15分遅れ。
同席者が乗車する列車を間違えたため、バスには10:58発ではなく11:28発
のものに乗車。そのバスが5分遅れたので実際の乗車時刻は11:33で発車。
各停留所で、バスの乗降客が多く遅延時間の積み重ねで累計15分の遅れ
となりました。

「野村別れ」で下車して、野むら山荘へ連絡をいれると数分程度で送迎
バスが到着し、野むら山荘の主人が直々に野むら山荘まで送ってくれました。

お店へ入るまでの道中で外観及び庭園・中庭を撮ってみました。
お写真はこちら。

今まで巡ってきた監修料亭の中でも庭園の規模は随一と言ってよいでしょう。
ドラマのロケ撮影でも利用されることがあると言うのも頷けます。

季節を変えて訪れれば、雪だったり、紅葉だったりと色んな変化を楽しめます。
これだけ立派な庭園だと、晴れでも雨でも様になるでしょう。

 

■まさかの前編・後編の分割に
さて、「【野むら山荘】贅を尽くした趣のある館で至福のひとときを(前編)」
の記事についていかがでしたでしょうか。

料理以外の話題も豊富にあるため、今回は料理紹介に入る前に後編に託します。
1つの記事にまとめると、かなり膨大な内容となるため、前編・後編の2回に
分割します。

料理だけを楽しむのか、料理以外も楽しむのか。この考え方次第で野むら山荘に
対する価値や評価が変わってくるでしょう。
庭園の規模感は撮影画像からもイメージが伝わると思います。

後編では、室内の話、料理の話について触れて参ります。

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国産の京鴨や軍鶏、鰻など地元食材を重視して、山菜と海鮮のバランスが絶妙
なおせちです。大人からお子様まで楽しめる品々で構成されています。

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