【既に適用済】JR東日本の営業制度変更に伴う運賃改定

■ごあいさつ

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。

2026年3月14日にJR東日本管内の運賃制度が改定されました。この時期(3月中旬)
は各社ともダイヤ改正(列車の運行時刻や本数などを見直し)を実施しますが、
その中で1987年のJR発足以来、ついに営業制度は変わります。

3月は年度末であり、人の流れの変化が大きくなる月でもあります。そのため原則
としてダイヤ改正は3月中旬に行われます。例外的に新型コロナウイルスの流行時
には、10月に改正することもありました。

要約すると、運賃を値上げするという話なのですが、規模感(スケール)が従来
と違っております。

それでは、営業制度や今回の改定に関する記事についてお付き合いください。
よろしくお願いいたします。

 

 

■消費税増税を除き「初」の運賃値上げ

意外と思うかもしれませんが、今までの運賃値上げは「消費税増税」に伴って実施
されたものです。運賃以外の項目に関してはバリアフリー加算(10円上乗せ)で
改定したこともありますが、今回の改定でバリアフリー加算は廃止になります。

<値上げの背景>
設備投資、人件費、物価上昇などの様々な要因に伴う資金確保が目的となります。
営業制度の変更も関連するため詳細は後述しますが、都心部に近いほど負担感は
増す形となります。

 

 

■運賃区分の再編

運賃区分は原則「幹線」と「地方交通線」に分類されます。
「地方交通線」はいわゆるローカル線が担い「幹線」より運賃が割高に設定
されています。
「幹線」の中で利用者が特に多い線区・区間については「電車特定区間」に分類
され、割安に料金を設定しています。
電車特定区間よりさらに割安に設定される「東京山手線内区間」も存在します。

今までは上記4つの運賃区分が存在していましたが、これを原則の「幹線」と
「地方交通線」に再編します。
全エリアの運賃が値上げとなるので、「電車特定区間」「東京山手線内区間」
に属していた運賃の上がり幅が大きくなることを意味します。

他にも特定区間運賃(競合事業者に対抗して安価に設定)の見直しを行います。
廃止となる区間については「幹線」の運賃が適用となります。

その関係で横浜や千葉、大宮や八王子など東京の近隣から乗車する方にとっては
影響が大きいといえるでしょう。

 

 

■京阪神地区の運賃体系との比較

JR西日本は「電車特定区間」「大阪環状線内区間」がありましたが、2025年4月
から「大阪環状線内区間」を廃止して「電車特定区間」を拡充しました。
特定区間運賃は維持しており、JR東日本とは異なる方針で動いています。

これは京阪神の沿線環境が首都圏と比べ、私鉄との競合が激しく運賃をあげると
不利になると判断し、運賃を上げていないと考えます。値上げしたいというのが
本音かもしれません。

 

 

■乗車券の再編

あまり目立っていないかもしれませんが、往復乗車券・連続乗車券・往復割引
が廃止になっています。2026年3月13日の発売分で終了です。
片道601km以上で1割引という点が便利だったのですが、残念です。
なお、指定席券売機では「ゆき・かえり」の券を同時購入できます。

廃止の意図についてはいくつかありますが、最終的にはインターネット予約や
キャッシュレス利用を増やしたいという点に尽きます。その推進を阻む複雑な
制度は廃止して簡素にしたいとの思惑があります。

ネット普及が進む昨今、そもそも往復乗車券や連続乗車券を使用する人は少なく
なりました。インターネット予約を推進したいけど、複雑な制度の切符は対面し
か購入できない事情があります。これでは窓口の費用をいつまでも削減できない
ため、できるだけ簡素にして券売機で購入してもらうようにするというのは理解
できます。

他には主要な理由ではないかもしれませんが、複雑な制度を設けると裏技(バグ)
みたいな利用ができることもあります。往復割引(片道601km以上で1割引)の仕
組みを利用して新大阪~東京を行き来する方が西明石~東京を購入する方が安い
という現象が生じます。
これは新大阪~東京の営業キロが552.6km、西明石~東京の営業キロが612.3kmと
なるためです。

 

 

■利用者には厳しい値上げ

JR東日本がJR東海、JR西日本より高い運賃体系を導入するのは正直に驚きました。
消費税増税以外での運賃値上げは今回が初となります。従来の「利用者の多いエリ
アは運賃を割安にする」との考えから「利用者の多いエリアは設備などの費用が
より多く発生するので利用者に負担してもらう」そのうえで運賃収入も稼ぐとの
考えに至ったのでしょう。

今回の改定はJR東日本だけでなく首都圏の私鉄、交通費を支給している会社や組織
にとっても影響を及ぼします。今回の改定をきっかけに通勤ルートの変更を従業員
に指示するところもあるでしょう。その際に特定の私鉄に集中して混雑率が上昇す
ることも考えられます。また、他のJRグループの値上げを誘発することも可能性の
1つとして考えられます。

昨今は様々なものが値上がりする傾向です。世界情勢も予断を許さない状況が続き
ます。複数のルートでニュースに目を通して、社会の動向に関心を持ってください。

 

 

■おせちだけじゃない。カニを筆頭にいい品あります

匠本舗ではカニを筆頭に様々な海産物を取扱いしております。
ネットショップ大賞を15年以上連続で1位との実績がありますので
強くおススメいたします。

上記バナーをクリックして商品を選び、素敵な食卓をお楽しみください。
おせちに合う海産物が充実しています。早めに注文して食事する当日
ではなく、遅くとも1日前には受け取りできるようしてください。