現代社会で必須の冷凍冷蔵倉庫の歴史をまるっと解説!

この記事を読んでいるみなさまが普段当たり前に
食べている冷凍食品や鮮魚、精肉、アイスクリーム。

そして蟹!!!🦀

そんな蟹や冷凍品を支えているのが 冷凍倉庫(冷蔵倉庫) です。

そんな冷凍冷蔵倉庫には実は、何百年前から存在するとしたら驚きではないでしょうか!

今回は、そんな知られざる冷凍冷蔵倉庫の歴史をまるっと解説します!!

 

 

≪~19世紀以前≫天然で生み出された冷蔵庫

冷凍技術が誕生する前、昔の人々は冬にとれた天然の氷や雪を洞窟・地下室に保存し、
それを利用して肉や魚を冷やしていました。

いわば、自然の冷気を利用した原始的な冷蔵冷蔵倉です。

  • 冬に氷を切り出し、洞窟や小屋に作った 氷室 に保存

  • 氷を船で運び、都市部へ供給

  • 氷を使い魚や肉を冷却

これが冷凍冷蔵庫のいちばん最初の形といえます。

昔の人々はあれこれと知恵を絞って、食糧保存していたんですね!

 

 

≪19世紀後半≫人工的な低温倉庫

19世紀後半、アメリカのヤコブ・パースキンにより圧縮式冷凍機が発明され、
人為的に低温状態を作り出せることが可能になりました。

これにより、自然に左右されない、安定的な低温環境を用意できるようになりました。

圧縮式冷凍機とは、冷媒を圧縮 → 凝縮(放熱) → 膨張 → 蒸発(吸熱) させて
冷熱を得る冷凍サイクルを利用した装置です。

簡単に説明すると、特殊なガスを押しつぶしたり広げたりして、
冷たい空気を作る機械です!

 

 

≪20世紀初頭≫日本の冷凍冷蔵倉庫の台頭

日本で本格的な冷凍倉庫が建設され始めたのは、明治〜大正時代です。
今から100年以上も前に倉庫が建設され始めたのです!

これにより、長期的な食糧保存が可能となり、
人々の生活はより豊かになっていきました。

 

ちなみに…
日本初の営業用の冷凍冷蔵倉庫は
1899年5月に設立された「日本冷蔵商会」が初の冷凍倉庫を始めました。
(まさか120年前とは驚きです…!)

 

 

≪20世紀後半≫冷凍冷蔵倉庫の革命

この時期より、ご家庭での冷蔵庫が普及したおかげで、
より新鮮な食品や
冷凍食品は必須になってきました。

その結果、冷凍冷蔵倉庫は爆発的に伸び、
大型の倉庫もバンバン建てられていくようになりました。

そしてこの頃から、温度帯も多様化が進み、現在冷凍冷蔵倉庫の基礎が出来上がりました!

温度帯とは…

 

温度帯 特徴 主な用途
0~+5℃ チルド 肉・魚の短期保存
-18℃以下 冷凍 冷凍食品の保存
-25~-35℃ 超低温冷凍 魚介類・高級食材
-40℃以下 急速凍結/極低温 高鮮度食品の品質保持

実は、普段食している食品の保存方法にもこんなに細かく分かれていたんですよ!

 

 

 

≪現代≫ロボット・AIなどの革新的な自動倉庫

現代の冷凍冷蔵倉庫は、もう保管だけはなく、
IT・ロボット・AIを活用した、安全なシステムにより運用されております。


まだまだ、無人化は難しいですが…
近い将来には完全無人の自動倉庫が出来上がるかもしれませんね!

 

最後まで読んでいただきたありがとうございます!

そんな冷凍倉庫と切っては切れない

特大の蟹を沢山ご用意してます!

是非、一度ご覧ください。