■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『スタッフぐでぐで』です。
今回は突然ですが、傘について語ります。
実はわたくし、それなりに傘にこだわりがあったりします。
そんな自身の趣味を兼ねて傘の歴史について紹介いたします。
人類が傘を使うようになったのは約4千年前と言われており、古代の壁画
に記録が残っております。日本には西暦552年に百済より日本へ伝わりました。
(百済は古代の朝鮮半島南西部にあった国家です)
同じ傘でも日本は独自の発展を遂げて今日まで伝わってきました。
日本において、人生で傘を使ったことがない方はいないと思われます。
傘に関する理解を深めて、より良い生活を満喫できるようになれば幸いです。
■当初は日除け用途で使われていた
古代ギリシャ時代の貴婦人たちが日傘を従者に持たせて歩いている絵が現在に
残っています。
傘といえば、雨の時に使うものとのイメージが強いですが、傘の歴史は日傘
からスタートしています。
これは余談ですが、当時の傘は暑い日差しを遮る目的とともに、権力を象徴
する道具として扱われていたみたいです。
■いつから雨で傘が使われたのか
このときの傘といえば「日傘」なので、雨天時に使用するという発想が
ありませんでした。日傘を持っていても、雨が降っているときは使わない
アイテムです。
ところが、この状況を打破する人物が現れました。時は18世紀で名を
ジョナス・ハンウェイと言います。旅行家で商人だった彼は、ペルシャ
旅行中に傘を雨具として利用している人々の様子を目の当たりにしました。
帰国後、雨の日に防水加工した傘を差してロンドンの街を歩きはじめました。
当時のイギリスでは、男性は帽子やトレンチコートで雨を防ぐのが常識だった
ため、周りからは変わり者扱いされたそうです。
ですが、約30年間も雨傘として使い続けたことで、次第にイギリスの男性の間
でも定着していったとの事です。そしてイギリスから世界へと現在のスタイル
の雨傘が普及していきました。
■和傘と洋傘
日本には6世紀に傘が伝来されて、和傘として明治時代に入るまでは大衆に広く
行き渡って本来の用途以外に、歌舞伎の小道具としても使われるようになりました。
明治時代に入り、文明開化が進んでいくと洋傘が普及して現在のシェアは圧倒的に
洋傘が占めるようになりました。
これは和傘の特性に寄るところが大きいです。洋傘に比べて和傘は防水性に秀でる
も、耐久性が低いこと、重たいことが欠点となります。加えてメンテナンスが面倒
でお値段も高いため、よほどの思い入れがないと手が出ないでしょう。
■傘は進化を続けている
開閉式の傘は13世紀に生まれてから傘の外見は大きく変わっていないため、傘の
進化は止まってしまったのでは。との意見も少なからずあるようです。しかし、傘
は時代に合わせて目立たない部分で今も進化を続けています。
晴雨兼用、折り畳み、自動開閉、逆さ傘、撥水加工、軽量化、巨大化、強靭化など
など便利なものからシュールなものまで幅広く進化しています。
晴雨兼用、折り畳み、自動開閉、撥水加工、軽量化、強靭化はとても助かります。
巨大化は多人数で行動するときに使えますね。使いどころは限られますが。
■傘の選び方1
皆さまは傘を何本持っていますか。ライフスタイルによっては一本も持っていない
という方もいるやもしれません。傘は使わずレインコートを着るという方も。
基本的には長傘1本、折り畳み傘1本をおススメします。2本あれば1本しか持って
いない場合と比べ、紛失したときのリスクを低減できます。
長傘、折り畳み傘と分けるのは、雨が降るか降らないか分からない微妙な天気なら、
折り畳み傘を鞄に入れておけば急な雨に対応できるからです。
外出時にすでに雨が降っている、降水確率が高いなど、高確率で雨が降る可能性が高い
場合は、長傘が便利です。折りたたみ傘は、持ち運びに便利ですが、長傘に比べサイズ
が小さめのものが多いです。
このように外出時の天候や降水確率に応じて傘を使い分けるのがベストでしょう。
■傘の選び方2
その他に傘を選ぶ基準としては
・重さ
・傘の大きさ
・デザイン
でしょうか。
良い傘でも自身で使うには重たいなら、使用するときの負担が大きくなります。
筋肉痛や肩こりが発生してしまいストレスを感じるでしょう。ご自身の腕力に
見合ったものを選択ください。
また、使用する方の身長によっては傘の大きさも大事な要素です。大きすぎず
小さすぎずの適切なサイズを選択ください。
デザインについては「重さ」「傘の大きさ」で影響のないものを選びましょう。
傘は消耗品としての性質を持つので、よほど変なものでない限りはデザインに
拘る必要はないと思います。
「重さ」「傘の大きさ」の条件を満たしたもので、良いデザインの品があれば
選択するに留めましょう。
■おわりに
さて、【完成形?】傘の歴史について~かなり昔からあります【約4千年】
の記事についていかがだったでしょうか。
流石に傘から食べ物の話を持っていくのは、無理があるので割り切ります。
匠本舗では毎年8月からおせち料理の予約受付を開始しております。
また、当店はおせち以外にもカニを販売しております。
ネットショップ大賞を10年以上連続で1位との実績がありますので
強くおススメいたします。下記バナーよりお選びください。
それでは次の記事でお会いしましょう。