【火の用心】楽しい年末年始を過ごすためにも火の取扱いにご注意ください

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。
年内最後の記事は別のネタを予定していたのですが、住まいの近隣で
火災があったので内容を変更してお届けいたします。

皆様が従事している仕事内容によっては年末年始こそ休めないという
方もいるやもしれません。その場合は寒い時期全般と読み替えて本記事
をご一読いただけますと幸いです。

 

■火災の多い時期は所説あるが基本は冬と春
冬は空気が乾燥している点、暖房機器などの火を使用する機会が増える点
が主な理由となります。実は火災の多い月というのは一律で毎年決まって
いる訳ではありません。それはもう1つの理由である「風の強い日が多い」
がポイントです。季節の変わり目や気圧の変化など天気が不安定な時期は
毎年異なるためです。

ただ、傾向を分析すると冬と春に火災が多くなります。これは発生要素たる
「空気が乾燥している」「火を使用する機会が増える」「風が強い」を
満たすためです。

 

■火元で最も多いものはタバコ
総務省消防庁の令和4年版消防白書より「主な出火原因別の出火件数」を
参照します。1位はタバコです。不適当な場所への放置がきっかけで火災
に発展するようです。タバコを手元から離すときは横着せずに灰皿を利用
しましょう。
あと、いわゆる寝タバコは絶対やめましょう。そして消火したことを必ず
確認することも忘れないでください。

 

■本当に火元で最も多いものは
2位はたき火、3位はコンロ、4位は放火と続きますが資料をよくよく
見ると気になる項目があります。それは7位の放火の疑いです。
実は「放火」と「放火の疑い」を合わせると1位のタバコを大きく上回り
ます。

失火は過失で火災となりますが、放火は故意で火災を発生させるため
悪質性が大きく異なります。そのため法律でも失火罪は放火罪の刑罰と
比べて軽めに定めています。

火災はケースによっては人の命に関りますし、規模によってはかなりの
損害が発生します。失火は自身の取り組みで対策できますが、放火は
自身の取り組みだけで完全に防ぐことができません。

しかしながら、なるべく被害に遭わないための対策はできるので
次項でその説明をいたします。

 

■放火させない環境を作ろう
放火は誰かの明確な意思があって行われます。逆に言えば成功確率の
高い場所を選ぶので、成功確率をより低くする環境を作れば被害に
遭いにくいという理屈です。

(1)燃えやすいものは家の周りに置かない
基本と言えば基本です。火がつき易いものは置かないようにしましょう。
自動車や自転車などにカバーをかけるなら防炎対策したものにするなど
工夫が必要です。

(2)郵便受けの郵便物や新聞はためない
郵便受けの状況を見て長期不在なのかを判断するので悟られないように
こまめに郵便受けの書類は回収すること。帰省などで不在期間が長いなら
新聞は配達停止の手続きをしましょう。

(3)ゴミは決められた日の朝に出す
放火は人目につきにくい時間帯(主に夜間)で発生します。夜のゴミ出しは
燃えるものが増えるため賢明とは言えません。

(4)物置や車庫は施錠する
誰もが出入りできる場所は極力無くしておきましょう。

(5)外灯で家の周囲を明るくする
人が近づくと点灯するセンサーライトがおススメですね。防犯カメラがあると
尚良いです。防犯カメラの設置コストが高いならダミーカメラと防犯カメラが
ある旨のステッカーを貼るだけでも十分な牽制となります。

(1)~(5)全部ができれば理想ですが、難しい場合はできるものだけでも
実行してください。そしてどんなに対策しても火災は発生するものと考えて
スプリンクラーや消火器などを準備しておきましょう。

 


■火の用心の夜回り
「【火の用心】楽しい年末年始を過ごすためにも火の取扱いにご注意ください」
についていかがだったでしょうか。

地域によっては消防団や地域の方による「カチン! カチン!」と鳴らす拍子木
の音や声掛けを実施しているところがあるでしょう。

夜回りは、火の用心などの防災の注意喚起として江戸時代(慶安元年)から
日本各地で続けられています。西暦では1648年。第3代将軍、徳川家光
の治世となります。

日本では年間で3万件以上の火災が発生します。令和4年で発生した火災は
約3万6千件となります。平成23年を最後に5万件を下回り、平成26年を
最後に4万件を下回るなど件数そのものは減少傾向となります。

ここ数年は3万7千件を下回りより減少傾向ですが、油断せず防火の意識を
持ってください。この機会に火の取扱いは十分に意識して、年末年始を平穏に
お過ごしください。

 

■おせちだけじゃない。カニを筆頭にいい品あります
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最後まで本記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。