【野むら山荘】贅を尽くした趣のある館で至福のひとときを(後編)

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。

さて、前回の続きとして「歳徳仁」の監修でお世話になっている「野むら山荘
の紹介をいたします。後編では室内の話、料理の話について触れて参ります。

<前回の記事>

【野むら山荘】贅を尽くした趣のある館で至福のひとときを(前編)

 

京都・洛北地域の大原という美しい自然の中に佇む、広大で情緒あふれる空間
は本当に素晴らしいです。前回もお伝えした通り、アクセスは大変ですが、苦労
して訪れる価値はあると思っております。

特に料理と景観をセットで楽しみたいという方には是非とも強くおススメしたい
ですね。
本記事にて野むら山荘の一端を垣間見ることができれば幸いにございます。

 

■お食事したお部屋と御献立
野むら山荘の成り立ちやアクセス方法、外観及び庭園・中庭については
<前回の記事>を参照してもらうとします。

今回は室内の話、料理の話を早速お伝えいたします。

 

【今回お食事したお部屋(楓の間)】
筆文字なので最初は楓と認識できずと読めなかったです。

中に入ると旅館の一室のごとく広々したスペースです。それもそのはず。
昔は宿泊できる形態で営業していたことがあったようです。そのため
室内にお手洗い設備もあって、部屋を出ることなくゆっくりと寛ぐこと
ができます。

空調は冷暖房だけでなく、換気設備もしっかり用意しているので、どの季節
に訪れても過ごしにくいというはありません。

 

【本日の御献立】
・素麺南瓜、若狭小鯛昆布〆、伝助穴子醤油干し、ミニトマト醤油射込み
玉蜀黍味噌漬、おくら炭焼、苦瓜油炒め、雑魚唐辛子、蒸栗新紫葉漬

・子持ち鮎塩焼き

・鰻白焼

・軍鶏焼

・手打ち蕎麦

・水菓子

御献立は野むら山荘主人の手書きとなります。長月は9月の異称となります。

 

■お店で実食したメニュー(軍鶏焼コース+α)
・素麺南瓜、若狭小鯛昆布〆、伝助穴子醤油干し、ミニトマト醤油射込み
玉蜀黍味噌漬、おくら炭焼、苦瓜油炒め、雑魚唐辛子、蒸栗新紫葉漬

野むら山荘らしく、山菜(野菜含む)を中心とするも、海のものもバランス
良く用意されています。

ミニトマト醤油射込み、おくら炭焼、蒸栗新紫葉漬は他ではなかなか味わえ
ない品なので、貴重な体験をして自然を味わえました。(個人の感想です)

今回の同席者は山菜(野菜含む)は専門外ながら、普段は味わえないメニュー
を大いに楽しんでおりました。蒸栗新紫葉漬が気に入ったようです。

ちなみに提供された器も野むら山荘主人の手作りとなります。30枚くらい
まとめて作るので、制作はとっても大変という逸話もいただけました。

 

・子持ち鮎塩焼き
一年を通して9月~10月の限られた期間でしか味わえない品です。
旬の鮎と異なった美味しさがあります。しっかりと炭火で調理してくれて
いたので余さず全てをいただきました。

同席者も全身を無理なく食べられると満足で、落花生にもいたく関心を持ち
美味しく満足げにいただいておりました。

魚だけを食べても美味しいし、野菜と一緒に食感に変化を入れるのも良し。

 

・鰻白焼
見るだけで美味しさを感じさせてくれます。白醤油をかけて鰻だけを味わう。
そして、野菜と一緒に味わうなど、味変化を楽しみつつ完食したお皿の文字
をのんびりと眺めておりました。

お皿には「いろはにほへとちり」とあります。
いろは歌の一部が刻まれております。

同席者はじっくり味わいたいようで、時間をかけて一品一品を丁寧に検分?
しながら味わっておりました。歯ごたえ、味ともに納得できるとの評です。

 

この後にメインの「軍鶏焼」が提供されますが、飲み物の写真も少し紹介
します。飲み物を添え物として部屋や庭を写しているとも言えますね。

 

 

・軍鶏焼
本日のメインです。調理しながらの写真撮影は難しいので調理前のお写真
と焼いてる1枚だけ。写真の中心にある豆みたいな2粒は軍鶏の白子です。

なかなか、お目にかかれない貴重な品となります。軍鶏は適度な歯ごたえ
もあって、しっかりと噛んで味わいます。

 

焼き加減はぐでぐでがコントロールしますが、最近は他人に焼肉奉行をして
もらうことが増えたので、自身で焼き加減を調整できるのはちょっと楽しか
ったです。それだけ歳を重ねてしまったということかな。

同席者は軍鶏の白子を絶賛しており、また食べたいと強く主張していました。
レアな品なので、今度はいつ食べられるやら。

 

ここからは日本酒を用意しますが、青竹酒で庭とマッチするようセレクト
してみます。

 

薬味とつまようじです。つまようじが小さなうちわみたいにお洒落な形
となっています。

 

日本酒を青竹以外の形で提供してもらうとこのような感じとなります。
透明感があって夏にふさわしいですね。

 

・手打ち蕎麦
そばに載せるトッピングは選択肢が多くありましたが、せっかく大原に
来たので、野むら山荘自家製のしば漬けで用意された「大原女そば」に
しました。野むら山荘主人の手打ち蕎麦は、のど越し良くあっという間
に平らげてしまいました。

ぐでぐでも同席者もそばのクオリティの高さに驚き、機会あれば別の
トッピングでも食べてみたいと感じました。

 

・水菓子
ある種の芸術品ですね。甘味は論評せず美味しくいただくのみ。

 

■ここからは他のお部屋の紹介を
ランチの時間帯は12時~15時までですが、どうやらぐでぐで以外の
お客がいなくなったので、お店のご厚意で他部屋の写真を撮るお時間を
いただきました。

かつては旅館だった面影を残しております。

 

 

ここはテラス席です。春秋ならほどよい気温で自然を楽しめそう。

 

大広間です。大人数での宴会は大いに盛り上がりそうですね。金屏風が
部屋に箔をつけてくれます。

 

■求めるものは人それぞれ
さて、「【野むら山荘】贅を尽くした趣のある館で至福のひとときを(後編)」
の記事についていかがでしたでしょうか。

後編は室内の話、料理の話を中心となりました。前編でも触れましたが、料理
以外の話題が豊富なので、料理だけではなく、料理と+αを求める方には大変
気に入っていただけると実感します。

食事をする際に無意識、意識と分かれますが何かしら理由があってお店を訪ねる
でしょう。

ぐでぐでの例になりますが、仕事の日の昼食は短時間で食べられるお店を求める
し、ゆっくりできる時間があるときはのんびりと料理を楽しみたいときがあります。

誰かと料理を楽しむ際にご一緒する方にも楽しんでもらいたい、料理を料理以外
の何か一緒に堪能したいというときもあります。

野むら山荘は料理だけでなく、それ以外も求める方には本当におススメしたいお店
です。

アクセスが大変という事実は動かないので、「野むら山荘」に興味はあるけど、遠方
で立ち寄れないという方は監修おせち「歳徳仁」を通じて思いを馳せてください。

 

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国産の京鴨や軍鶏、鰻など地元食材を重視して、山菜と海鮮のバランスが絶妙
なおせちです。大人からお子様まで楽しめる品々で構成されています。