皆さんこんにちは!匠本舗スタッフのひぐちです!
「満天☆青空レストラン」などのテレビ番組で紹介され、そのあまりの大きさと値段に衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか?
その野菜の名前は「山東菜(さんとうさい)」。
「普通の白菜と何が違うの?」「なぜこんなに高いの?」という疑問を持たれた方のために、今回は幻の白菜と呼ばれる理由や、驚きの価格設定、そして価格に見合う味の魅力について詳しく解説していきます。
山東菜(さんとうさい)とは?重さ10kgにもなる巨大野菜
山東菜は、中国の山東省を原産とするアブラナ科の野菜です。明治時代に日本へ導入され、その後、東京や埼玉を中心に改良が重ねられてきた歴史ある伝統野菜のひとつです。
テレビ画面越しでも伝わるその迫力ですが、最大の特徴はなんといってもその巨大なサイズです。普通の白菜が2kgから3kg程度であるのに対し、大きく育った山東菜は10kg近くになることもあります。子供の身長ほどまで高く伸びる姿は、まさに白菜の王様と呼ぶにふさわしい存在感です。
また、見た目にも特徴があります。普通の白菜は葉が内側に巻いて丸くなる「結球」タイプですが、山東菜は上部が朝顔のように開いている「半結球」という形をしています。この開き具合が、太陽の光をたっぷりと浴びて育つ秘訣でもあります。
普通の白菜との違いは?値段・味・特徴を比較
多くの方が一番気になっているのが、普段スーパーで見かける白菜との具体的な違いでしょう。特に「値段」の差には驚かれる方が多いはずです。ここで分かりやすく比較してみましょう。
白菜と山東菜の比較一覧表
| 項目 | 普通の白菜 | 山東菜 |
|---|---|---|
| 大きさ(重さ) | 2kg 〜 3kg | 5kg 〜 10kg |
| 形状 | 結球(丸まっている) | 半結球(先が開いている) |
| 食感・水分 | シャキシャキ | 非常に柔らかく水分が多い |
| 価格目安 | 1玉 300円前後 | 1玉 2,000円 〜 3,000円 |
※価格は時期やサイズ、天候により大きく変動します。贈答用の最高級品はさらに高値になることもあります。
なぜ普通の白菜の5倍以上もするのか?
単に大きいから高いわけではありません。山東菜が高級品とされるのには、生産者の並々ならぬ苦労という明確な理由があります。
まず、栽培に非常に手間がかかります。大きく育てる過程で葉が広がりすぎないように、農家さんが手作業で一つひとつ紐で縛る作業(結束)を行う必要があります。また、その巨大さゆえに収穫や運搬も重労働です。流通コストも通常よりかかってしまうのです。
さらに、生産者の高齢化により栽培農家が激減しており、市場になかなか出回らない「幻の野菜」として希少価値が高まっていることも、価格に反映されています。
スーパーの安い山東菜との違いは?
スーパーなどで「山東菜」や「べか菜」という名前で、小松菜のようなサイズの野菜が100円程度で売られているのを見たことがあるかもしれません。実はあれも同じ品種です。若いうちに収穫したものを「べか菜」と呼び、大きく育て上げたものを「山東菜」として区別しています。今回話題になっているのは、大きく育てた本漬け用の山東菜です。
主な産地はどこ?東京と埼玉が誇る伝統野菜
巨大な山東菜の主な産地は、埼玉県や東京都世田谷区などが有名です。特に埼玉県の越谷市や吉川市などは、良質な山東菜の産地として知られています。
かつては東京の市場で年末の漬物用として大量に取引されていましたが、核家族化や漬物を漬ける家庭の減少とともに生産量は減ってしまいました。しかし、現在でもその伝統を守り続ける情熱ある農家さんたちによって栽培が続けられています。
一般のスーパーマーケットに並ぶことは稀で、地元のJA直売所や特定の市場、または今回のようなテレビ紹介のタイミングでお取り寄せが可能になるケースがほとんどです。
味の特徴と美味しい食べ方!漬物以外にも使える?
山東菜の最大の特徴は、繊維が極めて柔らかく、アクが少ないことです。生でかじっても甘みを感じられるほどです。
伝統の味「山東菜の二度漬け」
最もポピュラーで、最高級とされる食べ方はやはり漬物です。下漬けと本漬けの二段階を行う「二度漬け」にすることで、山東菜特有の柔らかさと甘みが最大限に引き出されます。お歳暮などの贈答用としても大変喜ばれます。
家庭料理での活用法
漬物以外でも美味しくいただけますが、調理の際はその「柔らかさ」に注意が必要です。
- 鍋料理:火を通すとすぐにトロトロになります。煮込むのではなく、食べる直前にサッと火を通すのが美味しく食べるコツです。
- 生食・サラダ:普通の白菜よりも繊維が柔らかいため、生のままサラダにしても口当たりが良く、甘みを楽しめます。
- 炒め物:水分が非常に多いため、強火で手早く炒めるとシャキッとした食感を残せます。
山東菜はどこで買える?通販情報のチェックポイント
もしテレビを見て「食べてみたい!」「お歳暮に贈りたい」と思われた場合、購入場所は主に以下のようになります。
JAの直売所や道の駅で見かけることもありますが、遠方の場合は通販が便利です。大手通販サイトや産地直送サイトで取り扱いがある場合がありますが、1玉単位での販売が多く、送料込みで3,000円〜4,000円程度になることもあります。
購入前の注意点
購入ボタンを押す前に、必ず「冷蔵庫のスペース」または「保存場所」を確認してください。丸ごと1玉は通常の冷蔵庫にはまず入りません。届いたらすぐに解体して保存するか、涼しい場所で保管し早めに漬物にするなどの計画が必要です。
■まとめ:山東菜の魅力
- 普通の白菜の3倍以上の大きさになる「白菜の王様」。
- 価格が高い理由は、栽培の手間と希少性にある。
- 繊維が柔らかく甘みが強いので、漬物はもちろん鍋やサラダも絶品。
【まとめ】山東菜は一度は食べてみたい幻の野菜
今回は、テレビで話題の巨大白菜「山東菜」について、その特徴や価格の秘密をご紹介しました。
1玉数千円という価格や、冷蔵庫に入り切らないほどのサイズ感に、最初は購入をためらってしまうかもしれません。しかし、その価格の裏には、生産者さんが手作業で丁寧に紐で縛り、我が子のように育て上げた手間暇と、伝統を守る想いが詰まっています。
何より、口に入れた瞬間のとろけるような食感と濃厚な甘みは、普通の白菜では決して味わえない特別な体験です。
もし1玉を食べ切るのが難しい場合は、ご近所さんや友人とシェアするのもおすすめです。「こんなに大きい野菜があったよ!」と話題作りにも一役買ってくれるはずです。年末年始の特別な食卓や、大切な方へのお歳暮として、この幻の伝統野菜を選んでみてはいかがでおしょうか。
■記事のまとめ
- 普通の白菜の3倍以上の大きさになる「白菜の王様」。
- 価格が高い理由は、手作業による栽培の手間と希少性にある。
- 繊維が柔らかく甘みが強いので、漬物はもちろん鍋やサラダも絶品。




