白って200色あんねん 色のアレコレ

最近よく聞く有名なコメントですね。
黒は300色あるという続きも驚きですが、
実際あるんでしょうか。
というか見分けられるんでしょうか(‘Д’)

こちらをご覧ください。

この画像内に、何色見えるでしょうか。

答えは8色です。

うっすら見分けが付く部分もありますが、
なんか違うなと感じるだけで、判別できないものもあります。

この色はRGBの数値の差で色分けしています。
RGBとはTVやパソコン、スマートフォンのディスプレイで表す用の色で、
R:Red(赤)
G:Green(緑)
B:Blue(青)
の3色の組み合わせによって色を表すことが出来ます。

これは見ているモニターやディスプレイの端末の差があり、
同じ色でも見ている端末によって見え方が異なります。

それぞれ0~255の256段階あり、
256の3乗(256×256×256)の16,777,216通りの色が出来ることになります。

RGBの3つの数字が255だと白、逆に3つとも0だと黒になり、
その配分で青や緑や赤を表現します。

この8つは白だと認識出来ると思いますが、
もっと数値を下げていった時、人によって
これは白ではない、いやここまでは白だ、と
判断が分かれていくはずです。

白は白でも名前が決められているものもあり、
「月白」「生牡蠣色」「パールホワイト」「ホワイト」「雪白」「オフホワイト」
などたくさん名づけられています。

『白って200色あんねん』の深いところは、
白は白でも、自分に似合う白があるはずだからそれを追求しないといけない、
という言葉でもあります。

余談ですが、ある芸人さんのおでこは
「銀鼠」という色と判定されたことがあるそうです。

印刷はまた違った色の表現になります。
C:Cyan(青)
M:Magenta(赤)
Y:Yellow(黄)
K:Key plate(黒)
の小さなドットのインクを紙に転写し色を表現します。
こちらは色を混ぜるほど暗くなり、
K以外の、CMYすべてを濃くすると黒を入れていないのに黒になります。
白は逆に「印刷しない部分」となりますが、
わざわざ白色のインクを印刷することもあります。
(黒い紙に白の印刷をしたい時など)

また、紙の色にも左右され、
黄色っぽい白い紙もあれば、青っぽい白い紙などがあり、
ツルツルした紙や、ザラザラした紙によってもインクののり方が変わります。

もっといえば、同じデータでも印刷する機械で変わりますし、
全く同じ機械2台で印刷しても差はありますし、
同じ機械で、昨日印刷したものと、今日印刷したものでも異なります。

もっともっといえば、日光の下で見る、蛍光灯の下で見る、などでも変わります。
光の中には、赤い光、青い光、黄色い光など色々混ざっていて
日光と蛍光灯で、発している光が異なるので、色も変わって見えます。

仕組みとしては、光が物体にあたって、跳ね返ってくる色(光)を目が認識しているので、
イチゴを見た場合、青の光はイチゴに吸収され、赤の光が跳ね返り、
その光が目に入って初めてイチゴが赤く見えるということになり、
元の光が異なると構成される光の配分も異なるので、
色が変わってしまうという事になります。

CMYKはRGBよりも色の表現が少なく、RGBのデータをCMYKに変換すると、
大半がくすんだ色になってしまいます。
対応する色がCMYKにはない場合が多いということです。

 

同じ「色」なのに、条件でも変わるし、見方でも変わるし、面白いですね(^o^)丿
池田はカニの見過ぎで赤色の区別が敏感になったような、なってないような。

良ろしければこちらからご覧ください(/・ω・)/

同じネコでも種類や柄は無数にあるにゃ