最高の活松葉ガニを求めて 鳥取県境港視察

12月に入りますます寒くなり本格的な、かにのシーズンとなりました。
海の幸の中で高級感があり特別な食材として人気のあるカニですがその中でも特別なのは「活きているカニ」でしょう。

かに本舗でも今シーズンは産地直送でお楽しみいただける活松葉ガニの取り扱いをしております。
今回はそんな活松葉ガニの出荷の現場の様子をご紹介。

活松葉ガニの生け簀


取り扱う活ガニを視察するために訪れたのはカニの本場、鳥取県境港。
かに本舗の活松葉ガニを直送してくれる漁師さんを訪ねると生け簀の中のカニの世話をしているところでした。

活松葉の生け簀の掃除

じつはこの漁師さん全国の知る人ぞ知る名店から注文を受けるほどの目利き。
プロ達から信用される理由は妥協を一切の許さない品質へのこだわりです。
生け簀の掃除

こちらの水槽、生きているカニが入れられていますが、このカニ達全く動かず静かにしています。
なぜ生きているカニが泳ぎまわらないのかを尋ねると「水温を低く調整して動き回らないようにする為」
生け簀の中で動き回るとカニは痩せてしまい身詰まりが悪くなるので、あえて外気温に対して水温を調整して生きたまま動きを抑える工夫をしているというのです。
ちなみにカニにとって良い環境が何なのかと考えた末、海と同じ環境を整える設備まで用意。
対流を発生させて、酸素を取り込むための細やかな泡を発生させています。

ちなみに水槽の様子を見る為近寄って水の中に手に入れても、カニ特有の臭いが全くしていませんでした。
というより水槽が大量に設置されている建屋の中に臭いがまったくこもっていません。

カニの排泄物が溜まる前に水槽内を網で丁寧に掬い、加えて水槽内の海水を定期的に交換することにより
常に清潔な水質を維持しつづけることで発生する臭いを防いでいるとのこと。

海水の入れ替え

こうすることで体内にアンモニア成分を溜まらないようにし身が黄色くなるのを防ぐのと同時にぬめり、カビ、臭いの発生も抑えてしまう。

理屈だけ言えば簡単に聞こえますが、それを実際にやるとなると、とてつも無く労力のかかる作業。
実際お一人で作業をされているのでカニ漁が解禁になってからは夜明け前から夜中まで働きっぱなしになるとのこと。

同業者からもちょっとやりすぎなのではないかと言われることが多いそうです。
そういわれても自分のやり方を徹底的に突き詰めるのには、「自分の手掛けたカニを食べた人が理屈抜きで他所で買ったカニとは違うとわかってもらえるようにする」というこだわりを実現させるため。
そのこだわりは生け簀に入れるカニを選ぶ際の基準にもなっており、市場で高値がつく基準でカニを選ぶのではなく実際に食べて味も、身詰まりの良いカニを選ぶことを優先されています。

「高価だからという理由だけで勧めるわけじゃない。1杯3万のカニよりも1杯1万で品質の良いカニがあればそれを3杯勧める場合もある。」
買ってくれる人のことを第一に考えて、満足度を高める努力を惜しまないその姿勢に社長、店長一同、感動しました。

通販でこのカニを味わえるのは、かに本舗だけ!他のかに通販での取り扱いはございません。

ぜひこの機会に厳選された活松葉ガニをお召し上がりください。
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活松葉ガニ商品ページ