カニといえば、ズワイガニ(松葉ガニや越前ガニ)が有名だけど、スーパーや通販でよく見かける、真っ赤で、ちょっとお手頃価格の「ベニズワイガニ」。
「本ズワイとは違うの?」
「安いってことは、味がイマイチなんじゃ…?」
なんて思っていませんか?
もしそうなら、もったいない!ベニズワイガニは、ただ安いだけじゃない、独自の魅力と深い物語を持った、すごいカニなんです!
この記事では、「安いカニ」のイメージを覆す、ベニズワイガニの「驚きの生態と美味しさの秘密」を、初心者にも分かりやすい「5つのポイント」に絞って徹底解説します!
これを読めば、あなたもベニズワイガニを見る目が変わるはず!
その真価を知って、もっと美味しく、もっとありがたく味わえるようになりますよ!
目次
ポイント1:【深海のアイドル】本ズワイじゃない!ベニズワイガニって何者?
まず、ベニズワイガニと本ズワイガニ(松葉ガニや越前ガニと呼ばれるもの)は、見た目は似ていますが、違う種類のカニです。
学名もちゃんと違います。
(ベニズワイガニ:Chionoecetes japonicus / 本ズワイガニ:Chionoecetes opilio)
一番分かりやすい違いは、その「色」!
- ベニズワイガニ:名前の通り、生きた状態から全身が鮮やかな紅色!お腹側まで赤いのが特徴。
- 本ズワイガニ:生きてるときは黄褐色や茶褐色。お腹は白い。茹でると赤くなる。
そして、住んでいる「深さ」も全然違います(これは後で詳しく!)。
味のキャラクターも違っていて、
- ベニズワイガニ:水分が多くてジューシー!甘みがはっきりしていて強い!
- 本ズワイガニ:身が締まって繊維質。上品な甘みと濃厚な旨味。
どっちが良い悪いじゃなく、それぞれに個性と美味しさがあるんです。
ベニズワイガニは、決して本ズワイの「下位互換」なんかじゃないんですよ!
ポイント2:【超・深海ライフ】水深1000m超!?光も届かない「奈落」が故郷
ベニズワイガニの最大の特徴は、その「住んでいる場所」にあります。
本ズワイガニが水深200~600mくらいの、比較的浅い(?)海に住んでいるのに対し、
ベニズワイガニが暮らすのは、なんと水深400m~2,700mというとんでもない深海!
特に多く生息しているのは、水深1,000m~2,000mという、太陽の光もまったく届かない「奈落」のような世界です。
水温は一年中ずーーっと0.5℃~1.0℃。
まさに「天然の冷蔵庫」どころか、「冷凍庫」に近い極寒の世界で、彼らは静かに暮らしているんです。
この「超・深海」という特殊な環境が、ベニズワイガニの体の特徴(水分が多いなど)や、次のポイントで話す「生き方」そのものを形作っています。
ちなみに、富山湾など一部の地域では、海岸から急に深くなる地形のおかげで、港からわずか1時間ほどの場所にこの深海漁場が広がっています。だから、富山では「朝獲れ」の超新鮮なベニズワイガニが食べられるんですね!
ポイント3:【ママは偉大!】抱卵期間は2年!?超スローな繁殖戦略
水温ほぼ0℃の深海暮らし。そんな環境では、生き物たちの活動も必然的にスローペースになります。
ベニズワイガニの「人生」と「子育て」は、まさにその象徴!
- 成長がめちゃくちゃ遅い!:大人(性成熟)になるまで6~7年。漁獲サイズになるには約9年以上もかかります。
- 子育ても超ロング!:メスはなんと2年に1回しか卵を産みません(隔年産卵)。
- 抱卵期間、驚異の2年間!:そして、産んだ卵をお腹に抱えて、孵化するまで約2年間も守り続けるんです!
…すごくないですか!? 2年間も卵を抱えて深海で暮らすなんて、想像を絶しますよね。
この「超スローライフ&スロー繁殖」こそが、ベニズワイガニの資源を守る上で一番大事なポイント。
だから、ベニズワイガニ漁では、メスは一年中、絶対に獲ってはいけないという厳しいルールがあるんです。
2年分の未来の命を宿しているメスを守ること。それが、この深海の宝石を持続可能にするための、絶対的な約束なんですね。
ポイント4:【安さのヒミツ解明!】味が悪いわけじゃない!「水分量」と「漁獲量」がカギ
「でも、なんでベニズワイガニって安いの?やっぱり味が…」
いえいえ、待ってください!
ベニズワイガニがお手頃価格なのには、ちゃんと理由があります。決して味が悪いからじゃないんです!
理由①:漁獲量がめちゃくちゃ多い!
本ズワイガニと比べて、ベニズワイガニは漁獲量が圧倒的に多いんです。年によっては3倍以上の量が獲れることも!
さらに、漁期も本ズワイが約5ヶ月なのに対し、ベニズワイは約9~10ヶ月と長い!
たくさん獲れて、長く市場に出回るから、価格が安定しやすいんですね。
理由②:最大のネック…「水分量」が多いこと!
これが価格に影響する一番大きな理由。
ベニズワイガニの身は、深海の水圧に適応した結果、水分量が非常に多いんです。
これが、
- 鮮度劣化がめちゃくちゃ早い!:水揚げ後、すぐに身が溶けたり黒くなったりしやすい…。
- 冷凍に弱い!:水分が多いので、冷凍→解凍すると細胞が壊れてドリップ(水分)がたくさん出て、パサパサになりやすい…。
という、流通上の大きな弱点につながっています。
この弱点があるために、
- 港の近くで「茹でガニ」としてすぐに消費される
- 缶詰やカニクリームコロッケなどの「加工品」に回される
という流通がメインになり、高級品として扱われる「冷凍カニ」市場にはあまり向かないんです。
つまり、ベニズワイガニが安いのは、味が劣るからではなく、たくさん獲れることと、水分が多くて流通・加工に制限があるという「生物学的な特性」が理由だったんです!
ポイント5:【匠本舗の挑戦】鮮度が命!奇跡の「刺身用」生紅ずわいの楽しみ方
ベニズワイガニのキーワードは「鮮度」!
水分が多くてデリケートだからこそ、水揚げされてからいかに早く、丁寧に処理するかが美味しさの全てを決めると言っても過言ではありません。
だからこそ、一般的には「茹でガニ」が一番美味しい食べ方とされ、香ばしさをプラスする「焼きガニ」も人気です。
そして、最も鮮度が問われる「お刺身」は…?
そう、記事でも触れた通り、ベニズワイガニはその鮮度劣化の速さから、通常、産地以外でお刺身で食べるのは非常に難しいとされています。
「新鮮な紅ズワイは、本ずわいの味に勝るとも劣らない」と漁師さんが言うほどの美味しさなのに、なかなか味わえない…なんとももどかしいですよね。
…でも、諦めるのはまだ早い!
匠本舗では、その常識に挑戦!
北海道産の、活きたまま水揚げされた鮮度抜群のベニズワイガニだけを厳選し、
水揚げ後すぐに加工場へ運び、最新の技術で急速凍結することで、
あの「とろけるような甘み」を、ご家庭でお刺身として楽しめる品質でお届けすることを可能にしました!
これは、ベニズワイガニの特性を知り尽くし、鮮度保持の技術を追求し続ける匠本舗だからこそ実現できた、特別な商品なんです。
(詳しくは、次の紹介コーナーをチェック!)
まとめ:ベニズワイガニは価格以上の価値あり!深海の恵みに感謝!
ベニズワイガニの知られざる世界、いかがでしたか?
おさらいしましょう!
- 本ズワイとは違う種類で、生から真っ赤!
- 水深1000m超の極寒の深海で暮らしている。
- 成長が遅く、メスは2年かけて卵を育てる超・子育て上手!
- 安いのは味が悪いからじゃなく、沢山獲れて水分が多いから!
- 鮮度が命!通常は「茹で」や「焼き」が基本だけど…?
ベニズワイガニは、決して「安いだけのカニ」ではありません。
深海という過酷な環境でゆっくり育まれた、強い甘みとジューシーさが魅力の、個性あふれるカニなんです。
その手頃な価格の裏には、豊かな資源量と、鮮度を保つための流通・加工の工夫があります。
今度ベニズワイガニを見かけたら、ぜひその背景にある物語を思い浮かべてみてください。
きっと、その鮮やかな紅色が、もっともっと魅力的に見えてくるはずですよ!
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「ベニズワイガニの本当の甘さを、最高の鮮度で味わってみたい!」
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北海道産の活きたベニズワイガニだけを厳選し、水揚げ後すぐに加工。
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一般的には産地でしか味わえない、「お刺身」クオリティをご家庭へお届けします!
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たっぷり26~28本(約1kg)
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まさに、匠本舗の技術とこだわりが詰まった逸品。
一般的には難しいとされる「刺身用」の冷凍ベニズワイガニを、ぜひこの機会にご家庭でご堪能ください!
最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯
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