お正月飾りで使われる縁起物とその意味や由来

正月飾り

おせちに入っている料理には、縁起を担いだものや由来のあるものが沢山ありますが、おせち中の料理だけでなく、お正月の飾りや道具などお正月に関わるものには特別な意味を持つものや願いが込められたものがありますのでその一部をご紹介します。

例えば当店のおせち写真でも、よりお正月らしさを演出するためにお正月に用いられる飾りをよく使用していますので、そこから見てみましょう。

門松

門松お正月に家の門の前に立てる、竹や松を用いた飾りで、神様を家に迎え入れるための目印(依り代)という意味があります。

祝箸

祝箸普通のお箸とは違い、お祝いのときに使用する縁起物のお箸です。両端が細くなっているのは片方を神様が使うためと言われています。
神様と共に食事をするという神聖な意味がありますので、取り分ける際に便利なようになっているのではないですよ。

屠蘇器

屠蘇器「屠蘇(とそ)」という薬酒を呑むための道具です。
大中小、3つの「盃」、屠蘇を入れる急須のような「銚子」、盃を乗せる「盃台」、それらを乗せる「屠蘇台」、この一式を「屠蘇器」と言います。
(ここでは「盃」と「銚子」のみを置いています)
「屠蘇」とは、お正月に飲む数種の薬草を使用した薬酒で、呑むことで無病息災を願う意味が込められています。

水引・水引細工

水引細工贈答品や封筒に付けられる紅白や黒白などの飾り紐のことで、古くは魔除けの意味もあったと言われています。
大正5年頃、それまで平面的であった水引結びから立体的な鶴亀松竹梅などの水引細工が創作されるようになり、現在では帯紐としてだけでなく装飾品や伝統工芸として認知されるようになっています。

扇・扇子

扇手に持ち、あおいで風を起こす道具。末の方に広がる「末広がり」の形から「繁栄」や「成功」というおめでたい意味があります。

貝合わせ

貝合わせ平安時代から行われていた、複数の貝殻から合致するペアの貝殻を見つける遊びが起源とされています。ハマグリなどの2枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせることができないことから「夫婦円満」の意味が込められるようになりました。

手毬

手毬日本に古くからある玩具のひとつで、「新年」の季語でもあります。長い糸を使って作られることから「良縁が来るように」という意味があると言われています。
また、丸いかたちから「何事も丸く収まるように」という意味もあるようです。

ナンテン(南天)

ナンテン冬に赤くて丸い実をつけるメギ科ナンテン属の常緑低木。名前の音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の木と言われています。

米俵(福俵)

米俵日本人の主食である米が詰まった米俵は古くから富の象徴とされてきました。「五穀豊穣」「商売繁盛」などの意味があると言われています。

この他にも特別な意味を持ったお正月の飾りはいろいろな物があり、それぞれに縁起を担いでいるので調べてみると面白いですね。
それだけお正月が特別な日であることを実感します。

特別なおせちで特別なお正月をお迎えください。
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