■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。
前回に続き近畿北部で味わうカニについてご紹介いたします。
今回は海の京都ともいうべき舞鶴と天橋立(宮津)です。
ちなみにこの地域は分類上「京都府」に属しますが、皆さまは
ご存じでしたか。
京都はどうしても京都市を中心に語ることが多いため、海は存在
しないと認識する方が少なくありません。京都は京都市以外にも
数多くの市町村があります。
その中でも、北部地域は日本三景の1つ「天橋立」があります
し、東西で雰囲気が異なる舞鶴など魅力が十分にあります。
カニに触れつつ、地域も併せてご紹介いたします。
それでは本記事にお付き合いください。よろしくお願いいたします。
■舞鶴、天橋立はどこにあるの
舞鶴(舞鶴市)は京都府北部の中丹地域に位置し、若狭湾の支湾たる
舞鶴湾に面しています。舞鶴港の東港はかつての日本海軍の軍港で
舞鶴鎮守府が設けられておりました。現在では海上自衛隊の基地港と
して活用されています。
西港は商港として北前船の時代から現在に至るまで在り続けています。
舞鶴漁港で水揚げされる「800g以上で姿が整ったズワイガニ」を
舞鶴かにと呼び、高値で取引されています。
<アクセス方法>
列車ならJR京都駅、JR大阪駅からJR東舞鶴駅またはJR西舞鶴駅まで乗車。
高速バスも選択肢にありますが、京都や大阪から移動するなら時間の
関係で列車がおススメです。ただし、神戸から移動する場合は高速バス
での移動も選択肢に入れてよいと思います。
天橋立は宮津市に属します。日本海に突き出た丹後半島の南東、若狭湾
の西側に位置します。天橋立を境に北部と南部に分かれます。
京都府としては京都市、宇治市に次いで3番目に観光客が多く、夏は
海水浴客で賑わいます。
良くも悪くも天橋立の存在感が強い京都有数の観光都市です。
冬場はカニが食べられるので、今回はいろんなカニを紹介できると
思います。基本的に日本海側で漁港が近くにあると、良質で安価な
海鮮類を沢山いただくことができますね。
<アクセス方法>
列車ならJR京都駅から特急でJR天橋立駅まで乗車します。JR大阪駅
からなら、JR京都駅又はJR福知山駅で乗換えしてJR天橋立駅を目指
します。特急ならその分費用は掛かりますが、時間は短くなるので、
スケジュールを組む際に考慮しましょう。
高速バスは運行本数が限られるものの、時間が合わせられるなら
乗換えなしで直行できる点がメリットです。
■舞鶴で食事するカニ達とその他海鮮
<凡愚>
西舞鶴、東舞鶴、福知山を中心に仕出し、飲食を生業としています。
今回は西舞鶴のお店(和食屋「凡愚」)を紹介します。
・焼きズワイガニ
カニを食べるときは無口になると言われますが、その最たる理由は殻剥き
に集中するからです。なので複数人で食事する場合は、なるべく殻剥きを
せずに食べられる品を注文するようにしています。
ただ、たまには黙々と食べてみたいときもあるので、一人静かに食べるなら
殻剥きの作業を含めて楽しむのもよいでしょう。
そのまま食べても薄く味がありますが、用意されている濃いめの醤油で食べる
とお酒が一緒に欲しくなる一品です。
・コッペガニ
ズワイガニのメスの呼び名です。厳密には呼び名の1つとなります。
他にはセコガニ、セイコガニ、親ガニ、香箱ガニ、メガニなど各地域で
呼び名が異なります。ぐでぐでの生活圏ではセコガニかコッペガニという
名で聞くことが多いですね。卵巣(内子)と卵(外子)と呼ばれる部位が
特徴となります。
こちらは酢でいただきましたが、殻剝きがいるので黙々とお食事します。
・地取りたこのお造り
タコは昔に比べてどんどんお値段が高くなり、口にする機会が少なくなって
います。メニューを見た際に表示された写真をみて注文しました。
しっかりした歯ごたえなので、食感よく時間をかけていただきました。
・かまぼこ
舞鶴といえばかまぼこです。舞鶴来たら注文しましょう。
そのまま食べてもよし、わさびつけてもよし、タレ(醤油)つけてもよし。
どの組み合わせでも美味しくいただけます。
■天橋立で食事するカニ達とその他海鮮
<松和物産>
天橋立駅の目の前にあるのでアクセス性は抜群。お食事処とお土産処を
兼ねる大変重宝する場所です。8人くらいで集まって会食しました。
・セコガニのほぐし
食べられるところ全部甲羅につめてます。面倒な殻剥きも不要で提供される
ので、後は食べるだけ。味付けの酢をゼリー状で用意してくれるのでお好み
で使いましょう。
・いかの塩辛
お酒が捗るよう用意したものです。お通しみたいにすぐ提供されたので
晩酌の供の役割はしっかり果たしてくれました。
・かに刺し(片身)
全部ではありませんがある程度、殻剥きされた状態なので食べやすく無口に
なることはありませんでした。複数人で食べる場合は殻剥きの作業工程を
どの程度減らすのかが大事と改めて思いました。
かに刺しは贅沢な一品なので、何かしら華やかな場(イベント)でなければ
あえて注文することはないかなと感じるだけに、この日のかに刺しは本当に
美味しく味わえました。
・お刺身盛り合わせ
メニュー表には「原料高騰に付き、甘エビ2匹→1匹へ変更になります」と
世知辛い文言がありました。それでも近海で獲れた品を提供する関係で
安価なわりに内容は充実しています。
獲れた場所から遠くへ輸送するほど人件費、燃料費が発生するので意外と
現地で食べる方がコストパフォーマンスが良かったりします。
・ひもの盛り合わせ
ひものには定評があるとの伝聞があったので注文してみました。出来立て
をすぐにいただくようしたので、温かく柔らかい上に味が十分に染み込む
ようで格別の味わいを堪能できました。
■現地の風景(舞鶴)
舞鶴は2回目の訪問となります。以前は夏に来ました。
今回は食事がメインでしたが、夏は散策したので当時の写真を一部掲載
します。(当時ってもう3年前か・・・)
■現地の風景(天橋立)
天橋立も2回目の訪問となります。以前は秋に来ました。
今回は食事がメインでしたが、前回(秋)は散策したので当時の写真を
一部掲載します。(こっちは当時って5年前になるみたい)
■カニの食べ比べ
【蟹】日本海に面する近畿北部(舞鶴・天橋立)で味うカニ【かに】
についていかがでしょうか。
観光と料理を同時に満喫する場合、入念にタイムテーブルを組まないと
宿泊必須となります。ぐでぐでは観光と料理(食事)を分けることで
日帰り2回で対処できましたが、それなりに忙しなく動くことになります。
現地なら、お店の方に最高の状態で調理してもらうためより美味しく
味わえるものの、調理の腕に覚えのある方は自宅で食材を用意して
美味しくいただくこともできます。
匠本舗の提供するカニは品質と価格のバランスが取れた良質なものなの
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それでは、本記事にお付き合いいただきありがとうございました。