■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。
冬を迎え、紅葉は見納めとなります。これから雪の降る地域も徐々に発生
すると思いますが、年末年始の準備はもう整えておりますか。
大掃除、正月飾り、年賀状、おせち料理、帰省の乗車券や航空券など、人に
よってはもう止めてしまった行事もあるかもしれませんが、続けているもの
だけでも忘れずに早めに準備しておきましょう。
今回は三重県の伊勢市と松阪市を複数回に分けて訪ねました。
伊勢海老・松阪牛がお目当てのため、観光にはリソースを回さず行動しました。
大阪から三重は思った以上に遠く感じず、日帰りも十分に可能な距離なので宿泊
施設を抑えられない場合でも、気にせず立ち寄れます。
それでは本記事にお付き合いください。よろしくお願いいたします。
■三重県の区分について(三重県庁のサイトより)
三重県は「近畿」「東海」のどちらに属するのか議論されてきましたが、実態と
してはどちらにも属しているというのが現状です。傾向としては学校教育などで
は近畿と扱われていますが、国の機関によっては東海で扱うところもあります。
現在の三重県を5つに区分すると「北勢」「伊賀」「中勢」「南勢(伊勢志摩)」
「東紀州」に区分されます。
今回紹介する伊勢市は「南勢(伊勢志摩)」に、松阪市は「中勢」に属します。
■伊勢市・松阪市へのアクセス方法
大阪方面からのアクセスは大阪難波駅(近畿鉄道)⇒伊勢市駅、松阪駅で下車
するのが無難なルートになります。乗車時間帯によっては乗換が発生せず直通
でアクセスできるものがあるので、できる限り直通のものが望ましいです。
大阪難波駅から特急なら伊勢市駅まで約1時間45分、松阪駅なら約1時間30分です。
名古屋方面からのアクセスは近畿鉄道とJRの選択肢があります。深いこだわりが
なければ、近畿鉄道をおススメします。近鉄名古屋駅から特急なら伊勢市駅まで
約1時間20分、松阪駅まで約1時間10分です。
■提供料理の解説(メイン内容)
今回は観光がメインではないので、早速料理の内容に触れていきます。
伊勢市は一人で行き、松阪市は複数人で一緒に行きました。
【伊勢市】
「まめや」 <伊勢海老うどん>
伊勢うどんに伊勢海老をセットした品です。大阪関西万博で食べたときは7,000円
でしたが、大正12年創業の「まめや」は時価とあります。お値段聞くと4,500円は
安いと思ったので、金銭感覚が歪んでいるかもしれません。
伊勢うどんは太くて柔らかい麺をたまり醤油をベースとして甘辛いタレに絡めて
食べる伊勢の郷土料理となります。
まめやではうどんも出汁も自家製にこだわり創業当時の基本の味を守ります。
加えて、伊勢うどんのさらなる美味しさを引き出すため様々なトッピングを考案
し、伊勢海老が丸ごと味わえる「伊勢海老うどん」が考案されました。
伊勢海老の身を天ぷらとして揚げているので、手軽に伊勢名物を楽しめます。
「名代伊勢うどん山口屋」<松阪牛すじいせうどん、さめのたれ>
松阪牛すじいせうどんは卵入り(卵黄のみ)で注文しました。
伊勢うどんに松阪牛がセットした品です。「名代伊勢うどん山口屋」は昭和初期
創業のお店であり伊勢うどん初のミシュランガイドのプレート店でもあります。
牛すじが柔らかく煮ており、甘辛くとても食べやすく卵黄との組み合わせが本当
に素晴らしいです。うどんの方は絡める出汁の甘さと松阪牛すじで味が相乗効果を
もたらします。
さめのたれは伊勢志摩地域に伝わる干物で、切り身を塩やみりんで味付けして天日
干しにしたものです。昼間ということで控えましたがお酒との相性は抜群でしょう。
伊勢神宮では大きな祭典に欠かせない神饌ということで周辺のお土産店などで簡単
に手に入ります。食感としては厚めのかまぼこに近いです。
「伊勢大阪屋」<極みコース>+α
(御造り、本日の一品、松阪牛料理、特大海老フライ、伊勢海老中片身・鮑料理、
寿司、味噌汁、デザート)+伊勢海老中片身
伊勢海老中片身が2つありますが、これは刺身と塩焼きの2パターンをいただく
ためです。コース料理の一部を紹介します。
・松阪牛料理(フィレ)シャトーブリアン
脂っこくないのに濃厚で、とろけるような柔らかさと赤身本来の繊細な旨味が体験
できます。シャトーブリアンは牛のヒレ肉(テンダーロイン)の中で中央部の最も
太い部位を指します。またはその部位を使った料理です。
フランスの政治家・小説家であるフランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンがこの
部位だけを好んで食べたことを由来として今に伝わっています。
・伊勢海老の塩焼き
母の親族が料亭を経営していた時期があり、そのときに食べたことがあって幼少の
頃から伊勢海老の美味さを知っておりました。当時は希少価値をわかっておらず
無遠慮におかわりし続けたことを、後で親に叱られたことが今も覚えています。
甘味と旨味を強く感じ、弾力ある食感が印象的です。また、調理方法で味わい方
が大きく変わるのも特徴です。
・伊勢海老の刺身
実は刺身で食べるのは初めてだったりします。瑞々しく柔らかい食感で甘味ととろみ
が醤油と相性良く、もっと食べたいと強く願う貴重な一品です。
・鮑料理
生きた鮑を調理する際に、包丁を入れて身の中にある神経が切断されることで身が
キュッと硬く締まります。このコリコリ感と上品な風味を楽しめるのは刺身だけの
特権です。肝は柔らかく濃厚な旨味を持ちます。硬い身と柔らかい肝と異なる食感
を味わえます。
【松阪市】
「松阪まるよし」<松阪牛牛トロすき焼き他>
部位はロースということでこちらも貴重です。一頭約700kgから14kg程度しか取れない
希少部位を使ったすき焼きです。この部位の肉はサーロインの横にあり、もっとも厚み
のある部分で霜降りが入りやすく、きめ細やかな肉質が特徴でほどよい食感と濃厚な
味わいがあります。
昭和36年創業と60年以上の歴史あるお店です。
最初だけ店員さんが焼いてくれました。
松阪牛は「まつさかうし」「まつさかぎゅう」と読みます。まつざかと「さ」を濁る
のは間違いです。また漢字で松坂牛として「坂」を用いるのも間違いです。
松坂は松阪の旧名となります。明治時代を機に松坂から松阪に変わりました。
松阪牛まるよし鍋は松阪牛のモモ・バラ肉を使い、味付けをすき焼き風味に仕上げた
牛鍋です。すき焼きと同様、卵を付けていただきます。
■海の幸、山の幸、お菓子と多様に美味しいものが揃う
さて、【伊勢市・松阪市】伊勢海老・松阪牛などグルメも満喫できるお店の紹介
についていかがでしょうか。最初に松阪市、次に伊勢市と行きましたが、どちらか
一方しか行かないのなら伊勢市へ立ち寄ることをおススメします。グルメ以外に有力
な観光地として「伊勢神宮」「二見興玉神社」「おかげ横丁」と有名どころが揃って
います。
私見ではありますが、伊勢海老食べるなら伊勢市、松阪牛食べるなら松阪市がお店は
充実しています。両方をゆっくり回るなら、1泊2日の余裕を持ちたいところです。
日帰りで巡るのはいささか無理があるでしょうから。
■おせちだけじゃない。カニを筆頭にいい品あります
匠本舗ではカニを筆頭に様々な海産物を取扱いしております。
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そろそろカニが美味しくなる時期なので、早めに注文して食事する当日
ではなく、遅くとも1日前には受け取りできるようしてください。































