みなさんこんにちはスタッフいわさきです。
よくワインで聞く、「シャトー」って言葉や「ドメーヌ」ってことばがありますが、違いってわかりますか?
生産でドメーヌをかかげているのが今日紹介する「仙禽」。
今日の記事を読んでいただけるとお酒の事が少しだけ詳しくなるかもしれません。
そもそもお酒の知識があると何がいいのか?
・贈り物の達人になれる
お酒というのは生産者さんの想いやこだわりが詰まったものになります。
そのお酒の拘りや想いがプレゼントする相手と類似していたりすると、その説明をしてお渡しするとめちゃくちゃ喜んでもらえます。
・友達が増える
お酒が好きな人は多いですが、訳も分からないままただ気分を上げるためにアルコールを飲んでいる方もいます。それがだめなわけじゃなくて、それもお酒の楽しみ方ですが、その中に少し意味を分かって「嗜む」ことができたらさらに楽しくなりますし、そこに興味がある人は実はかなり多いです。
このお酒がどこで作られたものか、他との製造過程でのこだわりの違いなど価値をつたえると相手の方は自分の好きなお酒とその理由を持つことが出来るので自分らしさがさらに磨きがかかっていきます。
それを教えてくれる人、自分の枠を広げてくれる人ってなるとそれは友達になりたいですよね。
しかもそういうのを求めている人は経営者さんに多いのでちょっとハイクラスな人と繋がれることは多くなると思います。
自分もお酒のおかげでかなり友達は増えました(‘ω’)ノ
さて、「シャトー」と「ドメーヌ」との違いはなんでしょう?
答えは「同じ」です。
前の記事で自分がオーストラリアの記事を書いたときにブドウ品種の「シラー」と「シラーズ」はオーストラリアじゃないかどうかって話を少ししましたが、単純にそれと同じで地域の読み方の差です。
他にもブドウでいうと「ジンファンデル」と「プリミティーヴォ」で全く同じブドウなのに地域で読み方が全然違います。
ややこしい!!!!
でもややこしいからこそ知っていると価値になりますよね。感謝感謝(笑)
アメリカ→ジンファンデル
イタリア→プリミティーヴォ
ってなんとなく覚えていたらいいと思います。
話それましたが、要は関西人は
「じょうぎかして~」
とは言わないですね!!
「さしかして~」
っていいます。
そんな感じで
「シャトー」はフランスのボルドー地方
「ドメーヌ」はフランスのブルゴーニュ地方
意味はブドウ栽培から醸造・熟成・瓶詰めまでを自分たちで行う生産者のことをさします。
要は最近SDGsの影響で世界的に一層大切にされてきている「トレーサビリティ」そして自然を大切にする「サステナビリティ」これを前面に押すことが実はワインの考え方を取り入れるだけで実現した日本酒。
①ドメーヌ
②ルーツオーガニック
③ナチュール
これが形になったのがこの「仙禽」です。
なんでワインの考え方で作っているのか?
これは薄井一樹氏が元ソムリエという事があるのとオシャレなことが好きみたいです。
色々調べていると、先代の10代目までは辛口淡麗の日本酒造りをしていたようで、
なぜなら時代的に日本酒は「辛口」が主流でしたから。
その壁をぶち壊して「甘酸っぱい」を追求した日本酒。
理由は世界の料理に合わせるため、インパクトを残すため。
最初は絶対売れないとか、酸度計が壊れてるとか言われたそうです。
しかし20代~40代の女性に大人気大ヒットの日本酒になり今では自分のような一般の人にも名前がとどろくぐらい有名な日本酒になっています。
私も女性じゃないですが、めちゃくちゃ好きな日本酒の一つです。
こんなお酒を造ろうっておもったきっかけも「飛露喜」を呑んだのがきっかけのようです。
それもまた感動します。
色んな思いで作られたものが誰かの心を動かして、またその人が新しいものを作ってどんどん良いものができていってることを考えると全部繋がっているんだなーと思います。
ただ、この日本酒の気を付けないといけないところがありまして、
通常は日本酒が完成した後、タンクで数か月後貯蔵してから瓶詰にすることが多いと思いますが、仙禽は搾ったら次の日には瓶に詰めます。
しかも完全ナチュール(無添加)なので空気に触れれば触れるほど味がどんどん変わっていきます。
なので今回私も一升瓶で買いましたが1日で何とか開けました。(笑)
これだけドメーヌの説明から色々と書きましたが、その中でも今回私が呑んだのが、
「仙禽 越前雄町」
これが何が特殊かというと、仙禽のうりは地元・栃木県さくら市産の原料米だけつくっているということ。
それなのにこの日本酒は岡山県産の越前雄町を使ってできた日本酒とのこと。
越前雄町米はめちゃくちゃ人気のお米なのでお客さんからの要望がたくさんあったのか、もしくは杜氏として一度は手掛けてみたかったのか、理由は分からないですがめちゃくちゃ楽しみにして買いました。
もともと雄町米の日本酒が大好きな私はよだれを垂らしながら呑みました。
んーっっ!!!うまい( *´艸`)
雄町の重く甘い味と仙禽の酸味がくっついて肴にあいます。
今回は
茄子の素揚げ
にんじんしりしり
茄子の煮びたし
白菜の塩昆布和え
これと一緒に呑みましたが最高でした。
また、ずっと同じ日本酒は厭きるので、私が一番大好きな日本酒の「田酒」も用意しお家でゆっくり嗜みました。
皆様も是非見つけたら即買いしてみてください(^^)/