約400年の歴史ある料亭 – 京の伝統の味を伝える「京料理 道楽」


大阪は梅雨も明け、いよいよ夏らしくなってまいりました。
暑い日が続く…しかし!お取り寄せおせち業界は早くもスタートを切りました。
【夏なのにおせち?と言わずに見てみてね。早割で今が一番お得!】

と、いう訳で、匠本舗が扱うおせちを
監修していただいている料亭を少しずつご紹介していきます。
今回は東山「京料理 道楽」さんへ取材に行って参りました。
前回の東観荘よりほど近い、京都東山。
「道楽」はなんと創業が江戸時代の寛永年間。
約400年の歴史がある料亭です。
石田三成の軍師、島左近の邸宅跡に建つと言われている屋形は、
京都市歴史的意匠建造物に指定されています。

正面

玄関と蔵は創業当時のままだそうです。

玄関を入ると、その時に合った立派な器が飾られています。
この日は魯山人でした。
入口で炊かれているお香は、その日来店される方に合わせて都度変えています。

内部

廊下の材料には、赤松を使用しています。
一枚●0万円する、とても贅沢な素材だそう(踏めない…)。
とても風情のある中庭があります。


実は2階もあります。本日はこの「葵」の間でいただきました。

お庭が広々としていて心が和みます。
お料理楽しみ!!!

お料理

本日は「真味」というコースをいただきました。
こちらは「本日の御献立」で、その日のお品書きはもちろん
盛り付けている器まで当主が手書きされています。
名前も一人ひとり書いてくださいます。

すごい!達筆!
額に入れて飾ります!!と、一同大興奮。

「真味」コースはランチの最上級のコースで
(お値段は…道楽さんのホームページでお確かめください☆)
全12品+食後の薄茶までの、たいっっっっっへん満足なコースです。
●座付 ●前菜 ●造里 ●椀盛 ●焼物 ●炊合
●強肴 ●香乃物 ●小吸物 ●御飯 ●水物 ●御菓子

かいつまんでご紹介してまいります。


前菜
先ずこの美しい見た目…。なんと繊細な食材たち。
この一皿に20品目載っています。食の宝石箱ですね。
一同が唸ったのが、からすみ
市販品とは比べ物にならないぐらいねっっっとり濃厚、
一口噛めば、凝縮度2500%か!というほどのうまみとコク。
忘れられない…。
こちら、なんと自家製!
どうやって!自家で!ボラの卵巣に日本酒を塗って乾燥させたりするねんッ!!と
美味しすぎて、突っ込みをいれてしまいました。
仕事でなければ絶対に日本酒をいただいていたところです。

他にも、京都大原の山奥で狩った鹿のロースト(臭みなく柔らかくて鹿に感謝!)や
トマトの味噌漬(夏野菜最高)など、一つひとつの手の込みように感動しました。


焼物
夏らしい鮮やかな九谷焼の器!!!元気が出ます。
大堰川の鮎は、ふっくら滋味深いお味。
匠技で丁寧に取り出しているから、骨もおせんべいとして食べられます。


炊合
夏の炊き合わせです。
にんじんは歯ごたえがあって、当主曰くおいしく炊くコツは
「炊きすぎず、ある程度コリコリさすこと」だそうです。
氈瓜(かもうりと呼び、冬瓜のこと)は、
瓜の外側が毛で覆われていて、じゅうたんに似ていることから付けられたそうです。
ボヘミアガラスのギヤマン向付が涼しげですよね。


御飯
う、うなぎ!!ありがとう!!!
土用ということで、旬をいただける喜びを噛みしめながらいただきました。
香ばしくてささくれた心に滲みる~~~。


水物
みずみずしくてヤバイ!(語彙力)

…と、まだまだ写真があるのですが、
記事が終わらない気がするので割愛いたします!
(記事ブログの意味とは一体!)

 

道楽さんでは、
●季節に合った食材を
●素材の味を活かした最もシンプルな味付けで
●初代より代々伝わる技とおもてなしの心を込めて
お客さんに提供しているんだな、というのがよく伝わってきました。

本当に心が震えるおいしいお料理って、いつまでも記憶の中に残りますよね。
味だったり、シチュエーションだったり、心遣いだったり、
もしくはその色々がバチっとはまって、“忘れならない一食”になるんだと思います。
よく「今までの人生で何が一番おいしかった?」という問いがありますが
今回いただいた道楽さんお料理は、まさにそういうお料理でした。

当主の飯田さんは、大学の講師をされているとっても博識な方。
このたび京料理の新刊も発行されました!
(文字数の都合でまた次回に☆)

 

きっと訪れた人は感動する、おもてなしが満載の「道楽」
そんな道楽監修のおせちは今年で7年目!
5名以上でお召し上がりの方におすすめの「新玉の息吹
ご夫婦、小家族におすすめの「清新」をご用意しました!
今年も「道楽」の心意気をしかと込めた、京都らしいおせちに仕上がりました。
なかなか京都まで行けない…という方にもおすすめのお取り寄せおせち。
ぜひチェックしてくださいませ~
そして、今回一緒に行かせていただいた
読売ファミリーさんの8/26号に今回の取材記事が掲載されます!!
こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

ではまた。ごきげんよう~

▼京料理 道楽さんの情報はこちら▼
京料理 道楽
〒6050908
京都府京都市東山区正面通本町西入正面町304
TEL:075-561-0478