平安神宮のほとりに佇む京料理店「味ま野」。TVでも話題のおせちをご紹介！

先日、取材で京都岡崎の「味ま野」さんへうかがいました。
京都岡崎の静かな場所に佇む、落ち着いた京料理店で
お昼の懐石をいただきながら監修おせちの話を聞いてきました。

2021年よりはコロッケさん・はるな愛さん出演の
テレビCMでも絶賛放送中の味ま野のおせち。
匠本舗スタッフにも「おいしい」と評判です。

味が自慢の京料理店、一体いかなるものか？！
料亭のご紹介とおせちのご紹介をいたします 😀

「味ま野」は、京都岡崎・平安神宮より歩いて数分、
南禅寺や永観堂、銀閣寺といった
京の名所に囲まれた静かな場所にあります。

画像は秋の南禅寺です

今年(2022年)で創業126年目、
誓願寺、金戒光明寺、禅林寺も御用達という当店。
開店当初に初代が作り上げたお出汁は今も受け継がれています。
「冷めても美味しい」にこだわる創業125年の仕出し処屋の名店「ともえ｣
その伝統を受け継ぐ料亭としてお客様を魅了しつづけています。

「味ま野」という店名は万葉集の舞台としても知られる
福井県越前市の味真野神社を由来とし、
“真（まこと）の味を野に広く伝えたい”との願いが込められています。

店内は大小の座敷で区切られており
2階には冠婚葬祭にも適した大座敷があります。
座敷からはお庭も見え、清閑な空間を堪能できます。

店主は四代目の樫本大輔さん。

ただ味のない薄味ではなく、しっかりと下味を付けることが大切で
開業から受け継がれたお出汁がしゅんだ（＝しみている）お料理を
楽しんでいただきたいと話します。
“その日に一番おいしい食材を食べていただきたい”との思いから
お出しする献立も毎日のように変えているそうです。

雰囲気がとっても良くて、食事への期待が高まります。
今回は昼懐石をいただきました。
(美味しすぎて写真を撮り忘れたので)一部をご紹介します。

前菜　生麩の田楽や京湯葉の巾着揚げなどが盛り付けられています。
食欲をそそる色鮮やかさと、秋らしさを感じさせます。

造里
帆立のちょっとした工夫が料亭ならではですよね。

煮物椀　京水菜とおあげさんの鯛潮汁仕立て
薄味ながらもダシの風味豊かで、
京水菜のシャキシャキ感がいいアクセントになっています。

温物
餡がとろりと温かくて幸せな気持ちになります。
饅頭も優しいお味でした。

揚物　天婦羅
海老の東寺巻きという、湯葉で巻いた海老天など
京都らしい品も楽しめます。
(写真を撮り忘れております…)

御飯物、デザートと、量も適量で、
目でも舌でも楽しめるお料理でした 😀
ほどよい味付けですが、しっかりとダシが「しゅんで」おり
素材の良さも活かされた、優しい味わいです。

そんな「味ま野」が監修するおせちが年々人気！
出汁の効いた味付けが自慢の味ま野らしく、おいしくて
京の風情たっぷりのおせちを3種類扱っています。
今回は昨年よりテレビでも放送されている高級重をご紹介します。

高級重　翠柳(すいりゅう)

持ってみるとずっしり・ぎっしり(本当に重い！)。
通常より少し大きめの7寸特大重は高級桐箱仕様で
フタの刻印や高台の細工が特別感を感じさせます。

おせちの中身ももちろんすごい！
全50品目、4～5人前で
メニューがバラエティ豊かで思わず迷い箸してしまう 😆

高級食材
大きいロブスター、あわび汐蒸し、有頭海老、のどぐろ、子持ち鮎

京都らしい食材
ハモのオレンジ漬け、丹波篠山産の黒豆、よもぎと粟の麩、
甘鯛西京焼き、湯葉、大黒しめじ

女性やお子さんに人気のお料理
フルーティーチーズ、笹に包まれたお餅、甘い錦玉子、
プルーンや若桃など果物、さつまいも、合鴨

など、三世代で楽しめる料理が入っています 😀

また“味ま野こだわりの高級重”として、産地にもこだわりました。
有名な丹波篠山産の黒豆を使用した「黒豆蜜煮」、
琵琶湖産の鮎を使用した「子持ち鮎煮びたし」は
煮びたしにすることでしっとりとした食感で
鮎本来の風味が感じられます。
岐阜大垣特産の富有柿をスライスしてかぶらの甘酢漬けと混ぜた
「富有柿とカブのなます」など、逸品揃いです。