京都料亭「はり清」アクセスやメニューについて～おせち清祥のご紹介も

京都東山、清水寺や六波羅蜜寺の近くに
360年以上の歴史を重ねる「京料理　はり清」。
大切な食事にふさわしい風格のあるたたずまいと
心がこもった繊細な京料理が楽しめる料亭です。

今回は匠本舗のおせち『清祥』を手掛ける
「はり清」に実際に訪れ、アクセスやお店の雰囲気、
懐石のメニュー紹介をいたします。
記事の最後には監修おせちのお得な情報も！
ぜひ、最後までご覧ください 😀

「京料理　はり清」は江戸時代に入って間もない
万治二年（1659年）、方広寺周辺や清水寺、
鳥辺野を訪れる客のための小さな茶店として始まりました。

江戸中期の明和年間に播磨屋清七と称した
当主の名より「播清（はり清）」の屋号を揚げ、
以来360余年、京料理一筋で歩んできた老舗の名店です。

京料理　はり清
京都府京都市東山区大黒町通五条下ル袋町294番地
075-561-1017
https://harise-kyoto.com/　［HP］

アクセス
最寄り駅は京阪線「清水五条駅」より徒歩約3～5分。
1～4番のいずれの出口でも、
鴨川を背にして大きい道(五条通)を進み
東山郵便局とドーミーインの間の
小道に入ってすぐの場所にあります。

途中、ういろうで有名な老舗和菓子店「五建ういろ［HP］」が
あり、おみやげにオススメです。

京都物産出品協会のHPより画像をお借りしています。

店舗
店舗は“さすが老舗高級料亭”という風情で
広々とした贅沢なつくりになっています。

迷路のように張り巡らされた通路の先には
それぞれ4つ個室があり、ゆっくり食事や会話が楽しめます。
筆者は幼児を連れて訪れたのですが
「ハナレ」を用意していただきました。
幼児の大きな声が漏れなくてよいお部屋でした。

他にも、最大40名まで可能な大広間や
座敷、椅子などの相談も受けてもらえるそうです。

室内は春らしいお花と掛け軸がかかり
季節感を感じました。

また、立派な坪庭があり
お部屋から眺めながら食事ができます。

これだけで特別感がものすごく、
季節感だけでなく、
夕～夜という時間の移り変わりも味わえました。
静かな空間なのもとてもよかったです。

十二代当主の森本知行氏は
“はり清の料理は出汁が要”と語り
四季折々、その素材が持つ旨味を引き出し
出汁をしっかりときかせた
奇をてらわぬ正味の京料理を信条としています。

メニュー
昼のお献立は11時半～14時半まで利用可、
6,050円の昼餐膳から、25,300円の懐石まで選べます。

夜のお献立は16時半～21時半まで利用可、
7,260円のコースから、
懐石は13,950～31,625円までの
5段階の価格設定になっています。

子供用のメニューもあります。
(※2024年3月25日時点)

今回は18,975円の夜の懐石をいただきました。

先付
扇面大根揚げ出し　牡蠣オイル漬け

造里
トロ・桜鯛・伊勢海老

トロは言うまでもなく、
イセエビの刺身って珍しい！と思いつつ
甘みのある味わいで美味でした。

煮物
ぐじ塩焼

京都らしいぐじ(甘鯛)と
薄味の出汁が滋味深さを感じます。

八寸
鳥貝と分葱の酢味噌和え・あすぱら明太和え
海老霰揚げ・鰤幽庵焼き・一寸豆煮・蛸
菜の花スモークサーモン巻き・蕗の薹天婦羅

個人的に一番おいしかったのは
「ふきのとう天ぷら」。
アスパラ明太和え(白い小鉢)は
こんな組み合わせがあるのか！と
驚き＆おいしかったです

蒸物
百合根饅頭　そぼろ射込み

裏ごししたゆり根をさらに形作って
中にそぼろを詰めた、手の込んだ品です。
うすいえんどうの餡かけがさわやかです。

追蒸
鰆の酒粕ソース

酒粕ソースが斬新＆濃厚で
これだけでお酒が進みます。

強肴
フィレステーキ　胡麻ソース

やわらかくて一瞬で溶けました。
もっと食べたかったな…

追強肴
稚鮎の天婦羅

御飯
筍御飯

水物
季節のフルーツ

笹に包まれているのは、
先述の『五建ういろ』の生麩まんじゅうでした。

お酒もいろいろあり
(しかも！これがそんなに高くないのです 😯 )
獺祭をいただいたのですが、本当においしかった。
お料理がどれも手が込んでいるし
ソース類が凝っていておいしかったので
お酒がよく進んだし、
薄味なので食べ終わってもしんどくなく
ちょうどよい満足感が残りました。

京都旅行の際に、
ご家族で、また慶事などにも
オススメの料亭です

そんな繊細な京料理を提供する「はり清」が
手掛けるおせちもまた毎年大人気です