【尼崎・大阪港区】大阪湾に面して万博と縁ある町の会席海鮮料理 

■ごあいさつ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。『ただ』のぐでぐでです。

関西地域はまさかの6月中で梅雨明け。それでも傘は持ち歩きましょう。
ちなみに荷が嵩張らない折り畳み傘が理想的です。

さて、今回は大阪湾に面して万博と縁ある町の会席料理と海鮮料理を
いただきたいと思います。尼崎と大阪港区を1つのカテゴリに組み込む
のは大変珍しいです。万博で括るなら尼崎はパークアンドライドで縁あり
ますし、大阪市港区は弁天町駅があり、JRと地下鉄のどちらでも大量の来
場者を輸送するのに大いに貢献しています。

尼崎市は兵庫県に属しますが、大阪市との経済的な結びつきが強く1954年に
市外局番が適用された際に、尼崎市が日本電信電話公社に工事費の一部と
して約2億円の電信電話債券を引き受けて、大阪市と同じ市外局番になった
という経緯があるくらいです。当時は市外局番が同じ場所への通話料金は
市外局番が違う場所への通話料金の半分で済むため、尼崎市は大きな恩恵を
受けました。

大阪市港区はかつて(戦前)は大阪の中心地として栄えた時期がありました。
そして、大阪港をはじめ今でも重要な役割を担っています。観光地としては
天保山や海遊館など娯楽施設が整っています。

今回は尼崎市、大阪市港区でいただく料理を紹介いたします。
本記事へのお付き合いよろしくお願いいたします。

 

 

■尼崎市について
兵庫県南東部の阪神間に位置する中核市及び中枢中核都市に指定されている
尼崎市は古くから陸上、海上の交通要衝として栄えてきました。近代には
日本有数の工業都市(4大工業地帯)として発展を遂げています。

大阪国際空港(伊丹空港)、関西国際空港、神戸空港へ1時間以内にアクセス
できる場所だったりします。位置的には「ほぼ大阪」なので列車でアクセス
するとしても便利だったりします。道路網、鉄道網ともに充実して港湾も有
しています。知り合いが住んでいますが「穴場」との評でした。

 

 

■へそ亭(尼崎)
尼崎から姫路間(神戸除く)で会席料理を提供するお店を探しており、その
中で見つけました。京都、大阪、神戸は十分にお店があるので探すまでもない
ということでもありますが。

今回選びました「へそ亭」は人にあまり知られていませんが、コストパフォー
マンスに優れた良いお店です。テーマパークで流れるような豪勢な音楽も雰囲
気づくりに貢献しています。音楽が流れていても基本的には静けさを感じます。

あまり情報が出回らないものの、出汁が評判とのお店です。店内に入るまで
詳細は不明でした。外観と内観を紹介して料理に関する話に繋げます。

 

 

「へそ亭」とありますが、「亭」を崩し過ぎて「す」に見えなくもない
ので、最初は「へそす」と勘違いしておりました。

 

 

■外観と内観について

タヌキの存在感が強いなぁ。

 

掘りごたつの個室なのでゆっくりと過ごせます。

 

 

ここからは会席メニューの紹介です。

 

 

【付  あわび酒蒸し 海老 ほうれん草 みょうが】
あわびがメインで他の品が彩りも含めて引き立て役として分を
わきまえています。薄く味付けされているため、早速いただきます。
ガラスの入れ物は涼しい雰囲気をだすのに一役買っています。

 

 

【造り たい かんぱち まぐろ 生だこ 赤貝】
造り5種盛が冷えた形で提供されます。ガラスの入れ物の下には氷が敷かれて
おり、鮮度が落ちない工夫と慎ましいなかにもお店の心意気を感じます。
拘りが無かったので左から順番にいただきましたが、生だこを久しぶりに
食べたので、食感をじっくりと味わいました。

 

 

【小鍋 はも 玉ねぎ 白菜 豆腐 しめじ みつば】
冷たいものを食べて、何か温かいものが欲しいと思うタイミングで鍋が来ます。
火をつけるのでその火が消えるまで置いてから食べてくださいとのことで、待
つこと10分程度。
淡路島の郷土料理として、はも鍋は知られていますが大阪の泉州地域でも古く
から好まれています。弾力あるもふわっとしている食感が特徴です。

 

 

【焼  きんき ホタテ 生麩田楽 ししとう】
北海道ではきんきと呼ばれますが、正式には「きちじ」と言います。深海魚で
あり高級魚でもあります。キンメダイに似ていると言われますが別物なので
間違えないようにしましょう。ポイントは目です。キンメダイは白目の部分が
濁っていますが、キンキは透明に近い色合いです。焼き魚として食べると美味
しいと評判で、口の中でとろける食感は最高です。
ホタテの存在が霞むくらいの強い存在感です。(ホタテはもちろん美味しい)

 

 

【強  さわら 竹の子 空豆 しめじ ワカメあんかけ】
食材同士が相乗効果を発揮してある種の芸術品となっています。
メインはさわらですが、竹の子と空豆としめじが味も彩りも豊かにします。
ワカメあんかけは包み込むかのような味付けで。調和のとれたバランス良い
一品に仕上げる派手ではありませんが、いぶし銀な存在です。

 

 

【合  冷やし牛しゃぶ 豆腐 なんきん トマト オクラ】
鮮度を保つため氷を配置しています。牛しゃぶがメインで他の食材が色合い
と味を調えてくれます。ゴマダレとの組み合わせが実に素晴らしいです。

 

 

【揚  うなぎ蓮根はさみ揚げ 豆 アスパラ なすび】
うなぎと蓮根の組み合わせは、うなぎに不足する食物繊維を摂取できるので
夏バテ及び虚弱体質の改善に貢献します。シャキシャキした食感も相まって
とても食べやすいです。

 

 

【おろし茶そば】
出汁が評判との品です。会席料理の最後は御飯を提供することが多いですが
こちらのお店は御飯のかわりにそばが出てきます。夏の時期なら涼しげな
感じも相まって望ましいかもしれません。コシがあって、のど越し良く食べ
やすい感じも好感持てます。

 

【いちご キーウイ】
甘味はただ美味しくいただくだけ。特に鮮度が大事なものには氷をつかって
質を保つ配慮ぶりに感謝です。

 

 

■大阪市港区について
大阪市を構成する24行政区の一つです。戦前は大阪市で最も多い人口を擁して
いました。港区は東京都や名古屋市にも存在しますが、大阪市の港区が一番古
く歴史あります。現在ではレジャー地区として多くの人で賑わっています。

港区は市の西部に位置する東西に細長い形をした区で、安治川と尻無川に挟ま
れて大阪港を擁する海の玄関口に位置します。

 

とと海月 波除店
地域密着居酒屋です。海鮮ベースの料理を提供しますが、和食に拘らず幅広く
洋食、中華とジャンルを問いません。
海鮮がベースなので、それに沿ったメニューとなりますが。
飲み物はビール、焼酎、日本酒、酎ハイ、カクテルなど多彩に渡るので魚が
苦手ということがなければ、取り合えず入店でよいでしょう。
日と祝が定休日なので、その点はご注意ください。

 

順番に
ホルモン土手煮
造り桶盛り
カキフライ
まぐろホホ肉ステーキ
漬物盛り合わせ
枝豆
えいひれ炙り

 

波平 弁天町店
浜焼き、串カツ、寿司を中心にメニューを揃えています。
浜焼きは新鮮な活きの良い魚介類を炭火で焼くので、素材本来の旨味を
存分に堪能できます。暑いのは避けられませんが、代わりにお酒が美味しい
感じられます。暑いの避けるなら浜焼き以外のメニューで選択しましょう。
他のメニューも美味しいので、当日の気分で楽しみ方を変えてみるのも醍醐
味と言えます。
セルフサービス型の飲み放題(30分毎に課金 2時間以降は無料)という他とは
変わったプランがあるのも特徴です。

 

 

順番に
でっかいだし巻き玉子 イクラおろし添え
サーモンハラス焼き
イクラオンザ煮卵
ローストビーフユッケ
ほたるいか沖漬け
かにみそ甲羅焼き

 

■食事に求めるもの、優先するものは何か
【尼崎・大阪市港区】大阪湾に面して万博と縁ある町の会席海鮮料理について
いかがでしょうか。どちらの地域も相場に比べてリーズナブルな価格を設定
している足を運びやすいお店です。

有名な場所だとブランド料みたいなものがあり、食事内容に対して割高と感じ
ることもあります。そういうお店は食事内容以外の付加価値で差別化を図り
ますので、実際の判断は総合的に見る必要があります。
これについては食事に求めるものによって、柔軟に考えを変えるのがいいと
考えます。次回の記事のネタは珍しくこの執筆時点で決まっているので、次は
『食事内容以外の付加価値』で差別化している、できているお店の料理など
を紹介したいと考えます。

それでは、次の記事で会いましょう。よろしくお願いいたします。

 

 

■おせちだけじゃない。カニを筆頭にいい品あります
匠本舗ではカニを筆頭に様々な海産物を取扱いしております。
ネットショップ大賞を10年以上連続で1位との実績がありますので
強くおススメいたします。どうぞ素敵な食卓を楽しんでください。