カニの生態が気になるスタッフ池田です。
今回はズワイガニの生態についてご紹介いたします。
世界にはカニが約5000種類存在しており、
そのうち1000種ほどが日本近海で生息しているそうです。
ズワイガニ(楚蟹、学名:Chionoecetes opilio)は、十脚目ケセンガニ科)
【ズワイ】は、細い木の枝のことを指す古語
「楚(すわえ、すはえ)」が訛ったものと言われています。
日本で食用として一般的に流通しているカニの内、
一番流通しているのがズワイガニなので、
「カニといえばズワイガニ!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
ズワイガニは産地によって呼び方が変わります。
・松葉ガニ…鳥取、島根、兵庫、京都
・香住ガニ…松葉ガニの中で兵庫の香住港で獲れるもの
・越前ガニ…福井の越前港、三国港で獲れるもの
オスとメスでも名称が変わることもあります。
ズワイガニの中でも、大ズワイガニ、紅ズワイガニ、トゲズワイガニなど
種類自体が分かれています。ややこしいですね…((+_+))
たまにカニの甲羅に黒い粒々がついている時がありますが、
カニビルという生物の卵です。
「これが付いている程美味しい」と聞いたことはありませんか?
まさにそうで、カニは脱皮を繰り返して大きくなっていきます。
脱皮するのにエネルギーを使います。
なので脱皮直後のカニの身はスカスカで美味しくありません。
ですが、カニビルが付いているという事はしばらく脱皮していない状態。
身がぎゅっと詰まっている可能性が高い、という証拠なのです。
ちなみにカニビルは固いものに卵をくっつける習性があり、
移動するカニにくっつけることで生息域を広げるという意味合いがあります。
カニから栄養を吸っているということはなく、ただただくっついているだけ。
カニの旨味が変わることはありません。
以前スーパーで紅ズワイガニの姿(丸々1杯)が300円で売られていました。
すごく嫌な予感がしましたが勉強の為と思い、購入。
家に帰っていざ捌いてみると、甲羅がプニプニ、ブヨブヨで、
殻がすごく柔らかく身もスカスカ…。安かろう悪かろうですね。
カニビルの卵がないもの全てが脱皮直後というわけではないので、
あくまで1つの目安ですし、個体差もあります。
脱皮は甲羅のオシリ部分が割れ、そこからオシリを出し、
最後には爪の先まで丸々脱皮します。
一度生で見て見たいですね!(/・ω・)/
ズワイガニは広い地域で生息しており、
その中でも寒い海に多く、日本海やオホーツク海などが
日本人にとってメジャーではないでしょうか。
また、カニは光が届かない真っ暗な海底におり、
0~3℃くらいの非常に冷たいところに棲んでいます。
死んで海底に沈んできた魚、ヒトデ、エビなどを食べ、
脱皮を繰り返しながら約10年かけて親ガニになります。(寿命は約15年)
ちなみに紅ズワイとトゲズワイのハイブリッド種などもあるようです。
(子孫を残すことがないので数が増えることはないそう)
食べたら美味しいのでしょうか(‘Д’)
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