『かに本舗』のこだわりをインタビュー

かに本舗

かに通販最大級の規模を誇る『かに本舗』。実店舗をもたず、
通販という世界で商品数、品質で他の追随を許さない
かに本舗の真髄とは。
今回は和田社長にお話を聞き、かに本舗のその秘密に迫る。

食卓に笑顔をお届け。
いいカニを届ければいい、とは思ってません。
その先でお客様が楽しくないと意味がないので。
無口なパパさんが少し多めに喋ったり、
食の細い子がモリモリ食べたり、思いのほか盛り上がって、
笑い声があふれたり、お酒がすすんだり、
「あー楽しかった、ご馳走さま。」
と言ってもらえるように、「家族みんなが笑顔になれる
楽しい時間をお届け」するために、
どうしたらいいかを考えて、カニをお届けしています。

食卓に笑顔をお届け

漁場は決めず、一番良いカニを探す
筆者 漁場が決まっていないとは驚きです。何が違うのでしょうか。
代表 日本で流通するカニの多くはオホーツク海、バレンツ海、ベーリング海、
   北大西洋の漁場が大半を占めます。オホーツク海ではズワイが大型化したり、
   オホーツクでもある地域では超小型のタラバばかり獲れたり、
   バレンツ海ではタラバが大型化したり、
   北大西洋ではボイルの姿ガニで流通するサイズに適していたりします。
   漁場によって傾向が出たり、年や漁獲時期によって変わってきたりします。
   同じ海でも場所や時期によって身入りや、味わいも変わってくるので、
   納得のいく品質が確保できるようになるまでは長い道のりでした。
   最初は考えても人に聞いても分からないので、とにかく産地に行って、
   産地の人達と話をして、産地でものを手に取って、食べて、体で感じて憶えないと
   分からない事だらけでした。その時々の漁場環境が大事なんです。
   そんな事行かないとわからないですよね。私(社長)がアラスカへ行って、
   店長をカナダに送り込んだりして、とにかく自分達の目と舌で
   納得できるとこまでやろうって決めてました。
   やれることを全部やらないと
   「なにを根拠に自信を持ってお客様にお届けできるの?」と思ってました。
筆者 だからこそ自信をもって商品をお届けできるんですね。
   ベーリング海はかなり危険な旅だったのでは?
代表 そうですね、極寒マイナス20℃の世界をプロペラ機で飛び、
   ホバークラフトでアラスカのアクタン島から移動して、
   漁船に乗せてもらって加工場を移動したり…常に危険と隣り合わせの状況です。
   でもそこまでして自分達の目で見ないと分からなかったんです。
   『高品質』『大きい』と人から聞いても、基準がバラバラだったり、
   主観が入ってしまうので、
   かに本舗として納得できるものかは判別できないですから。
筆者 北海道や島根県などの漁港にも行かれるとか。
代表 北海道紋別のオホーツク海で毛ガニ漁に同行した時は
   一緒に水揚げ作業も行いながらカニを確認しました。
   寄港した漁船へも乗船し、水浸しの船内で陸揚げ直前のズワイの鮮度チェックを
   実施し良質のカニを買い付ける事が出来ました。
   島根にはカニ先輩の漁師森脇さんがいます。
漁師森脇

漁船
アメリカで有名人のシグ船長とノースウェスタン号のクルー達。屈強な海の漢たちでしたが皆良い人ばかり。

 

漁船
船内での作業中は緊張感に包まれる。乗り込んだ時も船員同士の言い合いで一触即発の雰囲気だった。

 

 

 

 

 

年間1千トンを超える大量取扱
筆者 一千トンですか、かなりの規模になりますね。
代表 通販用の箱だと10トントラックで、400台分くらいの量です。
   良いカニを安定的に仕入れるために、
   かに本舗は「市場に出回るカニを買い付ける」のではなく、
   当店独自にカニの原料から善しあしを見極めて確保しています。
   ウチならではのオリジナル商品を自信の品質で
   ご用意 ・ ご提供できるのはこれができるからです。
   カニは漁場や船によって品質が安定しないですからね。
   帰港した漁船に乗り込み、自ら品定めをし、カニの状態を確かめ、
   目を付けた船を丸ごと買い付けることもあります。
筆者 ただ単に一船買いではなく、品質に裏付けのある船を丸ごと、
   ということだったんですね。
代表 量が多いほど交渉力が強くなり、安く仕入れられます。
   できるだけ産地に立合い、産地で買い付けて、それをダイレクトに
   食卓にお届けしています。それがかに本舗の安さの理由ですね。
筆者 水揚げの際はどういうところが大事なんでしょう。
代表 海からあげて急速冷凍までの時間が短い事です。
   船の設備や、船から加工場までの距離と時間で善しあしがでます。
   水揚げ時は良質なカニも、人の手によって鮮度が落ちると
   「悪いカニ」と言われてしまいます。カニの目利きだけに目が行きがちですが、
   流通の目利きでもあります。できるだけ産地で仕入れて、
   食卓にお届けできるかに本舗ならではの最短流通でもあります。

カニ

テクニシャンが厳しく検査
筆者 テクニシャンとは?
代表 日本の水産品の品質管理技術は、ずっと世界の最先端です。
   その技術、知識をもった日本人技術指導員のことです。
   世界のカニの漁場でも、その産業が大きくなるところには必ず、
   日本人テクニシャンがいて、品質管理技術を指導してきました。
   随時、身入り・鮮度・味などを厳しく検査し、
   加工工程や流通まで細かく指導します。
   合格が出た良い原料のみを使用して商品化します。
   彼らが細かく検査することでかに本舗のクオリティが保たれるのです。
筆者 厳しく検査された原料はどこへ行くのでしょうか。
代表 海域によって船上での即急速凍結と、寄港してから加工場にいくものがあります。
   建物の中は温度管理がされており、カニの鮮度が落ちないように
   最新の注意が払われた状況での作業となります。
筆者 殻のカットや、むき身の加工はどうされているのでしょうか。
代表 そのほとんどが手作業となる大変な作業です。
   職人が熟練の技で次々とカニをさばく様子は圧巻ですね。
   むき身の商品は大変人気です。
   『簡単・便利』はかに本舗のこだわりの一つ。
   食卓で、面倒くさくなく、会話も弾み、調理も失敗しにくく、ゴミも少ない。
   気軽にカニをお客様に楽しんでもらうという当店のこだわりです。
   用意が大変にならないように、食卓に笑顔を届けるために考えて、
   細やかな加工をしてます。

カニ
熟練の職人達による手作業の様子。カニをさばくスピードには驚きです。

 

 

 

 

 

 

カニ
漁獲され、船内に運ばれるカニ。すかさずカニの品質を確認する和田代表。

 

 

カニ
原料だけでなく商品になるその瞬間までチェックを怠らないのがかに本舗クオリティ。

 

 

 

筆者 最後に読者に向けて、お願いします。
代表 お客様に笑顔になって欲しい、その一心で
   我々かに本舗はこだわりを貫いてきました。
   漁獲からお客様の手元に届くまでの工程すべてに
   かに本舗クオリティを追求しておりますので、
   これからもご愛顧よろしくお願いします。

いかがでしたでしょうか。かに本舗のこだわり詰まった
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