日本酒の作り方 超簡単に理解したい人向けに説明します♪

こんにちはスタッフいわさきです。
今日もおすすめの日本酒についてご紹介したいと思います。

その前に今回は日本酒ってどうやってできてるの?

そのように疑問に思われている方も多いと思います、当店でもおせちや海産物を取り扱っていますので、
それを肴に日本酒を飲む機会も多いと思います。
是非呑みながら知らない方がいれば教えてあげてください。

ちなみに詳しく説明されても覚えれない!!とか、言葉が難しいとか、その工程何してんの?とか私も思ってましたので、かなり簡単に出来るだけ理解しやすいよう説明します!!

まずめちゃくちゃ簡単に説明すると、

①麹造り・・・蒸米に麹菌をかけて麹(こうじ)を造る

②酒母造り・・・麹・水・蒸米・酵母をいれて、「酒母(しゅぼ)」を作る

③もろみ造り・・・酒母に、麹・蒸米・水を数回に分けて入れて「もろみ」を作る

④搾り

麹→酒母→もろみ→絞って日本酒出来上がり

の流れです。

 

①麹造りについて
どんなお酒でも一緒ですがアルコール発酵という技を使います。
「ワイン」「ビール」「焼酎」「泡盛」なども同じです。

このアルコール発酵は「酵母」という菌が、生きるために必要な電気エネルギーを獲得するために、糖分を、エタノール(要はアルコール)と、二酸化炭素(ガス)に分解します。
なぜかは分からないですが、「糖を分解すると電気エネルギーが生成されて菌は生きてるんだ!」と、とにかく覚えるんです(笑)

人が呼吸をして電気エネルギーを獲得してで生きていけるように、菌にとってはこの糖分を分解してエネルギーを生成しています(^^)/
この、人が呼吸でどうやってエネルギーを獲得しているかはまた別の機会にお話しします。
人間も電気の力で動いているんです(^^)/

なので、この酵母の力を使って、ワインはぶどうに酵母をかけたら勝手にワインになります。
めちゃくちゃシンプルです(笑)

 

よし!それならお米に酵母をかけてお酒にしよう!!!(*ノωノ)

そう思うんですが、実は米に糖はありません( ;∀;)

代わりに「デンプン」があります。
デンプンのままでは酵母は分解することが出来ないので、
そこで、まずデンプンを糖に分解するひと手間がいります。

どうやったらデンプンが糖になるのか?

そこで救世主になってくるのが「毒をださないカビ」となります。

この「毒の出さないカビ」が「麹菌」です。
このカビは糸状になっているんですが、この糸の先から出てくるのが「酵素」です。
この酵素の力を使ってデンプンを糖に分解してくれます!!

人間が白米を食べて甘いと感じるのも唾液の中にある「アミラーゼ」という「酵素」がデンプンを口の中で糖に分解します。
その為、噛めば噛むほど口の中で甘くなっていきます( *´艸`)

話は戻って、大量の米のデンプンを糖に分解する必要があるので「麹菌」を蒸米に振りかけて、35℃ぐらいにして増殖させる必要があります。

このように麹菌を繁殖させまくった蒸米「麹」といいます。

これで第一工程の「①麹造り」が終わります。

だけでいいと思ったらカビが必要になったという事でまず大量のカビづくりをしました。っていうのがこの「①麹造り」となります。

 

②酒母(しゅぼ)造りについて
酒母ってなに??何のためにいるの?
シンプルにデンプンが分解された米に酵母かけたら終わりじゃないの?

と思うのですが、この酵母(菌)が大量に必要なので酵母(菌)も繁殖させる必要があります。
この酵母を大量に繁殖させたのが「酒母」で、酵母を繁殖させるために、
水と麹を混ぜたものに蒸米・酵母をいれてどんどん増殖させます。

「①麹造り」ではカビをたくさん作りましたが、「②酒母造り」では菌をたくさん作っているわけです。

ちなみにこの酒母の時点で呑めます!!!
好きなお酒の酒母も是非呑んでみたいです!!

この酒母を簡単にたとえるとカルピスの原液みたいな感じでしょうか?(笑)

 

③もろみ造りについて
このもろみ造りは、上で酒母(しゅぼ)がカルピスの原液と例えましたが、その原液に水を入れて薄めて完成させたものがもろみと思っていただければ・・・

たとえが悪かったら申し訳ないです( ;∀;)出来るだけわかりやすくお伝えするためなのでどうかご理解を・・・

酒母をタンクにいれて、そこにさらに麹・蒸米・水数回に分けていれて、麹菌がデンプンを分解する作業と、酵母が糖をアルコールに分解する作業を一気にします。

簡単にいうと酒母を量増ししたのがもろみとおもっていただければ!

 

④絞りについて
文字通り③で造ったもろみを搾ります(笑)
搾り方は布とかの袋にいれて重力で搾る方法や圧力をかけて搾る方法など様々です。
圧力のかけ方によっても味は変わるみたいですね。

ここでお酒と酒粕に分かれます。

搾った後は、濾過したり、火入れしたりしますが、それは日本酒の種類によって変わってくるのでここでは説明しません。

 

いかがでしたでしょうか?
少しでも日本酒について理解が深まると嬉しい限りです(*‘∀‘)

今回おすすめの日本酒
①姿 夢ささら 無濾過生原酒
姿は基本無濾過生原酒なので搾ったあとに濾過も火入れもしていないお酒でお米の旨味をふんだんに味わえそう!と思い購入。
姿は前々から大好きで、田酒のような甘く濃密な米の旨味がたのしめるお酒に似ていてよく飲んでいましたが、これは栃木県が10年かけて作った「夢さらら」という米を使ってできた日本酒です。
姿本来の甘みと旨味が詰まってはいますが、その上でかなりすっきりした印象でした!
あまり圧を加えずにしぼったのでしょうか?
まだ開発したてのお米なので毎年これからが楽しみです!

栃木県
飯沼銘醸https://www.iinumameijo.com/company

②奈良萬 純米生酒 おりがらみ
奈良萬はこれしか飲んだことがないのですが、飲んだことがない人は是非呑んでみてください。
女性にも最近大人気の日本酒の一つです。
微炭酸で、おりがはいっているので濃厚で甘くほどほどに酸味があり甘いけどかなりすっきり飲めます!
少し脂っぽいのと合わせて飲んでも全然会うので重めのものと一緒に合わせて是非見つけたら呑んでみてください。

福島県
夢心酒造株式会社http://www.yumegokoro.com/index01.html

日本酒の肴に是非匠本舗の海産物をどうぞ♪
就寝前にひと時の幸せを是非かみしめてください。

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