皆さまこんにちは。
今回はどこよりも早く2022年おせちのご紹介です。
17万円のおせちとは?!
先日、匠本舗で大人気のおせち「新玉の息吹」「清新」を監修する料亭
『道楽』さんが新しく手掛けるおせちについて、取材してきました。
その名は「うかたま」
このおせち、価格はなんと17万円。
※通販番組みたいに、80%オフとかには、なりません。
しかし、17万円という価格には理由があるのです。
うかたまのすごいところ①
食の神様おせち
こちらのおせち、「うかたま」。
うかたまとは、稲荷五社大明神の一神で、農耕・食物の神様である
「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」のこと。
ウカノミタマ神は、稲の精霊を神格化した神とされています。
名前の宇迦は食(うけ)と同じ意味で食物の事をさし、
基本的な性格は五穀・食物を司る神です。
スサノオノミコトの娘だとされています。
監修の飯田氏は、このおせちのコンセプトは「食に対する感謝」だと言い
新たな年の始めに家族や親戚が集って「うかたま」を囲むことで、食に感謝し
食に対する畏敬の念を抱くきっかけになればと話します。
うかたまのすごいところ②
お重箱もすごい
「うかたま」は四段重です。
お重は神社にちなんだ絵馬の形をしており、
お正月ということで松の木を用いています。
重箱の材質がよいので、箱だけでもずっしりと重いのです。
ふたの裏側には「京料理 道楽」と
当主の印が押してあり、何とも風格があります。
うかたまのすごいところ③
日本産にこだわり。ほぼ国産おせち
「うかたま」のお料理はほぼ国産。
国産がなかなかない「くわい」や「ちょろぎ」ももちろん国産。
さらに、京の食材にもこだわりました。
京野菜のタケノコ・万願寺唐辛子・海老芋・堀川牛蒡など
京の伝統野菜がたくさん入っています。
もろこ・鱒は琵琶湖産。
特に琵琶湖産のホンモロコは大変希少で
京都の料亭でも出される高級な食材です。
甘鯛は京都では「ぐじ」と呼ばれる京料理の定番。
こちらを千枚漬けで巻いた、とても京都らしい一品です。
このご時世、国産の食材を集めるのってとても難しい。
でもやっぱりどこで採れた食材かわかるのはとても安心ですよね。
うかたまのすごいところ④
京の伝統にとことんこだわり
飯田氏は「うかたまは今までのおせちの概念と180度違うおせち」だと語ります。
「うかたまの最大のこだわりは、代々伝承されてきた
京ならではの食材と料理法を用い、伝統に則った味に仕上げた点」です。
「うかたま」の中でも特に京都らしいお料理を教えていただきました。
マナガツオは関西の料亭で重宝されている、知る人ぞ知る高級食材。
脂が乗って食べ応え十分のおすすめの品です。
花びら餅は新年にいただく和菓子の定番として、京都では外せません。
道楽さんの伝統の料理法で、素材の味が活きているので
薄味でも大人から子どもまでしっかり満足できるのです。
“ほんまもん”を味わう体験は、子どもへの食育にも良さそうですね。
最後に、当主の飯田さんにメッセージをいただきました。
「ご家族、親戚で集まって新たな年の始めに
一年の無病息災と食に対する感謝の気持ちを感じ、
皆さまで団らんのひとときを過ごしていただければ幸いです。」