【冬の夜】靴下をはいて寝ない方がいい理由！朝までぐっすり眠るための正解は？
「寒くて足が冷えるから、夜は靴下をはかないと眠れない…」
「でも、靴下をはいて寝るのは体に悪いって聞いたことあるかも？」
そんなふうに、冷え込む冬の夜の過ごし方に悩んでいませんか？
実はその「靴下をはいて寝る」という習慣、かえって冷えを悪化させてしまうかもしれないんです！
この記事を読めば、靴下をはいて寝ない方がいい「納得の理由」と、靴下なしでも朝までポカポカ眠れる「正しい対策」がスッキリ分かります。
正しい知識を身につけて、今夜からぐっすり快眠生活を始めましょう！
理由1：熱が逃げなくて「深部体温」が下がらない
まず一つ目の大きな理由は、「体の中にこもった熱を外に逃がせなくなるから」です。
「え？熱を逃がしたら寒くなっちゃうんじゃないの？」と思いますよね。
実は、人間がぐっすり深く眠るためには、体の中心の温度（深部体温）を下げる必要があるんです。
その理由は、人間の体の仕組みにあります。
- 私たちは眠くなる時、手足の血管を広げて熱を外に放出します。
- 手足から熱が逃げることで、体の中心の温度がスーッと下がります。
- この「温度が下がるタイミング」で、脳が休息モードに入り、深い眠りにつけるんです。
赤ちゃんが眠い時に手足がポカポカ温かくなるのは、まさにこの「熱を放出している」状態なんですね。
ところが、靴下をはいて足を覆ってしまうとどうなるでしょうか？
足の裏からの放熱がブロックされてしまい、熱が体の中にこもったままになります。
すると、深部体温がうまく下がらず、脳が「まだ寝る時間じゃない」と勘違いして、眠りが浅くなってしまうのです。
良質な睡眠のためには、「足の裏から熱を逃がす」ことがとっても大切なんですよ！
理由2：かいた汗が冷えて、逆効果になる
二つ目の理由は、「靴下の中でかいた汗が、足を冷やしてしまうから」です。
実は、足の裏は1日にコップ1杯分ほどの汗をかくと言われており、寝ている間も意外と多くの汗をかきます。
起きている時は気にならなくても、布団の中で温まると意外と汗をかくんですね。
蒸発する時に熱を奪う「気化熱」
靴下をはいたままだと、その汗が蒸発せずに繊維の中に溜まってしまいます。
そして、その湿った靴下が乾こうとする時に、足の体温を奪ってしまうんです。これをお風呂上がりの湯冷めと同じ原理で「気化熱」といいます。
その結果、
- 最初は温かいと感じる。
- 寝ている間に汗をかく。
- 靴下が湿って冷たくなる。
- 朝起きると、足が氷のように冷えている！
なんていう、悲しいことになってしまうんです。
良かれと思ってはいた靴下が、まさか冷えの原因を作っていたなんて、驚きですよね。
ゴムの締め付けで血流が悪くなる
さらに、一般的な靴下にある「ゴム」も問題です。
日中活動している時は良くても、寝ているリラックス状態の時に足首を締め付けると、血行が悪くなってしまいます。
血液は熱を運ぶ役割もしているので、血流が滞ると指先まで温かい血液が届かなくなります。
つまり、締め付けの強い靴下は、自ら「冷え」を招いているようなものなんです。
じゃあどうする？靴下なしで温かく眠る方法
「靴下がダメなのは分かったけど、じゃあどうやって寒さをしのげばいいの？」
と不安になる方もいると思います。
安心してください！靴下をはかなくても、布団の中で足をポカポカにする方法はあります。
私が特におすすめしたいのは、以下の3つの方法です。
1. レッグウォーマーを使う
これが一番のおすすめです！
足の裏は覆わずに、「足首」を温めるのがポイントです。
足首には太い血管が通っているため、ここを温めると温まった血液が足先まで流れていきます。
レッグウォーマーなら、足の裏から熱を逃がす邪魔をしないので、体温調節もスムーズ。
「足首は守って、足裏は解放する」。これが快眠の鉄則です！
2. 湯たんぽを活用する
布団に入る30分〜1時間くらい前に、足元に湯たんぽを入れておきましょう。
布団自体を温めておく作戦です。
寝る時には湯たんぽを布団から出すか、足に直接触れない位置にずらします。
最初から布団の中が温かければ、自分の体温で温める必要がないので、入眠がとってもスムーズになりますよ。
3. 寝る直前まで靴下をはき、布団で脱ぐ
「布団に入る瞬間が寒いのが嫌！」という方は、この方法がベストです。
お風呂上がりから布団に入る直前までは、モコモコの靴下でしっかり保温してください。
そして、布団に入って少し温まってきたな、と思ったら布団の中で脱いでしまいましょう。
これなら、入眠時の寒さを防ぎつつ、寝ている間の放熱も妨げません。
どうしても靴下をはきたいなら「素材」を選ぼう
それでも、「やっぱり何かはいていないと落ち着かない」「乾燥してかかとが痛い」という方もいるでしょう。
そんな時は、普通の靴下ではなく、「おやすみ専用の靴下」を選んでください。
選ぶ時のポイントは2つです。
- 素材：シルク（絹）やコットン（綿）など、吸湿性と通気性が良い天然素材。
- 形状：締め付けがなく、ゆったりとした作り。5本指タイプも指の間の汗を吸うのでおすすめ。
特にシルクは、保温しながら余分な湿気を逃がしてくれる優秀な素材です。
化学繊維のモコモコ靴下は温かいですが、寝汗を吸いにくいので、寝る時用には避けた方が無難ですね。
まとめ
冬の夜、寒くてつい靴下をはきたくなりますが、快眠のためには一工夫が必要です。
最後に、この記事の大事なポイントを振り返りましょう。
- 靴下をはくと、足裏からの放熱ができず、深い眠りを妨げる。
- かいた汗が冷えて、逆に足を冷やす原因になる。
- おすすめは「レッグウォーマー」や「湯たんぽ」の活用。
- どうしてもはくなら、シルクなどの天然素材で締め付けないものを。
一番大切なのは、「寝る時は足の裏を解放して、熱を逃がしてあげること」です！
今夜からは、靴下に頼らず、体本来の仕組みを活かした温め方で、朝までぐっすり気持ちのいい眠りを手に入れてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました╰(*°▽°*)╯
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